神社情報
神社名:春日神社
鎮座地:西尾市吉良町上横須賀宮腰五十番地
御祭神:天児屋根命、豊受姫神、譽田別尊
旧社格:神饌幣帛料供進指定村社
創 建:不明
境内社:稲荷社、社口社、天神社
例大祭:十月第一土曜日
H P:全国春日連合会 専用ページ
参拝日:2017年11月1日
御由緒
社殿に、鈴木嘉右エ門憲善徳川家の土木係を務め、矢作川の水流を変えにより新地開発を歓請すと、いう。宝暦三発酉年(1753年)八月、社殿整理の棟札に、永禄元年(1558)二月忽然として綿花社前に降るとこの地に綿打ちの郷という。明治五年十月村社に列し、同四十年十月二十六日、神饌幣帛料供進指定を受ける。大正七年十月七日、大字下横須賀字神明西23番地鎮座の神明社を合祀、翌八年十月七日、大字上横須賀字青木2番地鎮座の八幡社を合祀した。昭和二十年一月十三日、三河地震により全社殿倒潰したが同四十三年十月十日、社殿を造営復旧する。
愛知県神社庁 発刊
「愛知県神社名鑑」より
参拝記
神社周辺情報
境内の横を名古屋鉄道西尾線が南北に通っています。
また、境内の南側を県道317号線が東西に通っていて、神社のすぐ近くに踏切があります。
境内が写ってないので分かりにくいですが、信号待ちしている車が鳥居の前になります。
参道
県道317号線越しに境内入口を望みます。
鳥居からまっすぐ本殿に向かって石畳がつながっています。
石畳の左右に灯篭が何基も対で並んでいます。
社号標
旧社格がコンクリートで埋められた社号標になります。
鳥居
明神鳥居の形状をしてますが、額束が無い為独特なスタイルになっています。
鹿像
大正二年生まれの鹿像一対
春日神社の総本山となる春日大社では鹿を神使としている為、狛犬と共に鹿の石造も置かれている事があります。
手水舎・水盤
銅葺のコンクリート製の手水舎になります。
かなり屋根が大きく作られていますね。手水舎は天然石を組み合わせた形になっています。
神楽殿
瓦葺の舞台の様な神楽殿になります。
舞台
例大祭の時とかに使われている舞台になります。
例大祭の写真を見させて頂くと劇などの余興が奉納されているみたいです。
狛犬
昭和43年生まれの狛犬一対。大造営工事の際に作られたまだ若い狛犬ですね。
社殿
近年造営された神社と同じく拝殿・幣殿・本殿が一体になった社殿になります。
流造の本殿になります。
懸魚・鬼瓦
小さな鰭がついた蕪懸魚になります。鰭と懸魚が一体的な造形になっています。
境内社
境内社三社が相殿となっています。
稲荷社、社口社、天神社となっています。
三河大地震之碑
西三河南部の神社を参拝していると由緒書きなどによく出てくるのが昭和二十年一月十三日に発生した三河地震になります。いまだに規模が大きい地震だったにも関わらず、詳しい内容が解っていないそうです。
参拝を終えて
駅からも近く、交通アクセスが抜群な神社です。
この春日神社の東隣には招魂社が鎮座しており、英霊たちを祀っております。
是非、吉良町にお越しの際は足を伸ばして参拝してほしい神社ですね。