矢作川神社巡り紀行 神社の御朱印 西尾市

諏訪神社(西尾市一色町一色)

2017年12月8日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

神社情報

神社名:諏訪神社
鎮座地:西尾市一色町一色宮添一二九番地
御祭神:建御名方命
旧社格:郷社
創 建:永禄年間(1558-69年)
境内社:天満社、下諏訪社、秋葉社、神明社、津島社、御鍬社、稲荷社、琴平社、竜宮社
例大祭:八月二十七日
御朱印:〇 諏訪神社オリジナルの御朱印帳もあります。
H P:三河一色諏訪神社公式ホームページ

参拝日:2017年11月22日
参拝日:2018年2月21日(再拝)

御由緒

社伝に、この地は永禄年間(1558-69年)に開拓したが鎮守の社を建てんと住民相談のところへ廻國六十六部が来て信濃より歓請し一社を建て祭る。その後六十六部この地に住み、祀職つとめた。明治維新前まで続く第十五代鳥居弾正という。天保十一年(1840年)八月十四日、文久三年(1863年)に社殿を改築する。元禄五年(1692年)正月、領主から十石二斗八升の社地寄進があり明治五年九月、郷社に列し、同四十年十月二十六日、神饌幣帛料供進指定をうける。同四十五年三月十三日、字南屋敷の下諏訪社と上屋敷の天満社を境内社として祀る。航海安全、漁業豊獲、五穀豊穣

愛知県神社庁 発刊
「愛知県神社名鑑」より 


正親町天皇の御宇創建せられたりと傅ふ。信濃国諏訪明神の分霊なり。元禄五年領主より十石二斗八升の除地寄進あり。例祭には大提灯を献燈する神事行われ遠近の参拝者多く雑沓を極む。往者この近海に魔物ありて田畑を喰ひ人畜を害せしかば当社の神前にて大篝火を焚き祈祷をなせしに其害止みたり。依って毎歳の例祭に篝火と焚くを神事とせしが、近年に至り大提灯を以て之に代へたりという。明治五年九月郷社に列せらる。

「愛知県幡豆郡誌」より

参拝記

画像提供元:トラベル.JP様

愛知県ではテレビで取り上げられる機会が非常に多く、ぼちぼち有名だろう三河一色大提灯祭。その舞台となっているのが今回紹介する諏訪神社になります。

神社周辺の道路拡幅工事が行われているらしく、諏訪神社も近年社殿の移動を含む大造営工事を行われているそうです。
神社側を見ると、セットバックしました感半端ないですが、反対を向くと

綺麗に歩道が整備されていますね。お祭りの時の参拝者も多いので、こういった歩道の整備は必需なのかもしれませんね。

神社周辺の雰囲気を分かりやすくストリートビューをご覧ください。
2013年撮影の諏訪神社周辺のストリートビューは非常に貴重な画像だと思います。2015年竣工した造営工事なんですが、造営工事前の諏訪神社の雰囲気が解ってもらえると思います。
ストリートビューと今回の記事の写真を見比べてみてください。
かなり本殿等の社殿だけでなく、境内社、倉庫などすべての建築物が移動または建て替えらえれいるのが解ってもらえると思います。

境内入口

拡幅工事されて、配置が変わった社殿入口になります。
入口脇には

一色大提灯が文化財指定された指定標

社号標

旧社格が彫られた社号標になります。細身の姿ですね。

鳥居

今回の造営工事で新たに建立された扁額の掲げれた明神鳥居になります。

手水舎・水盤

移設された手水舎と水盤になります。
屋根の大きさに比べて多少柱が細い感じがしますが、大きくどっしりした手水舎です。

水盤も岩をくり抜いた形で安定感のある形をしています。

狛犬

安政六年生まれの宝珠、角付きの狛犬一対です。
明治後半以降の狛犬と比べて非常にシンプルな造形ですね。

祓所

本殿脇に鎮座する祓所になります。
境内入口近くに設置されることの多い祓所ですが、ここの諏訪神社では非常に広い境内と神事の際の神職の動線の関係上本殿脇に祓所が設置されていると思います。

旧御本殿跡地

元々この位置に本殿が鎮座したみたいなので写真を見ると、かなり後方に遷座しているのが分かりますね。

航空写真で社殿配置の変遷を見て下さい。

現在の社殿配置← →以前の社殿配置

社殿

入母屋造、瓦葺、平入の拝殿になります。
非常に大きい拝殿で、全面がほぼガラス張りになっています。

拝殿と幣殿が一体造になっています。

桧皮葺の三間流造の本殿が鎮座しています。


社 殿
本 殿 : 流造 三・〇〇坪
幣 殿 : 二〇・七〇坪
拝 殿 : 一六・七一坪


境内社

本殿向かって左側に鎮座する神明社、津島社、御鍬社、稲荷社、琴平社の五社相殿

天満社、下諏訪社、秋葉社の三社相殿

相殿横に鎮座する龍宮社
境内社としての情報はないのですが、境内に鎮座しています。

懸魚・鬼瓦

本殿に設置された鰭付き蕪懸魚になります。

御朱印

書き置きにはなりますが、神社関係者の方がみえた時、御朱印を頂けます。

旧一色町内では唯一の御朱印になるのかな?

参拝を終えて

かなり広々とした境内になりますが、例大祭の時には大提灯が立ち並んで非常に壮大な風景が広がっているんだろうと思います。
残念ながら近いのに一度も例大祭の時に訪れたことが無いので、一度は行ってみたいと思います。

近隣の神社

地図で所在地を確認

”西尾市一色町一色宮添129”

矢作川神社巡り紀行

矢作川沿いに鎮座する神社を参拝、紹介をしております。興味がありましたら、順次更新しておりますので、のぞいてみてください。

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