常夜燈データ
種 別 | 秋葉山常夜燈 | 建立年月 | |
設置場所 | 愛知県西尾市吉良町富好新田中川並地内 | ||
形 状 | 宮立型(宮前型) 基壇なし、土台石2段 | ||
竿部刻印 | 正面「献燈」 | ||
台石刻印 | なし | ||
火袋台石刻印 | なし |
常夜燈訪問記
吉良吉田駅のすぐ東側を流れる矢崎川の堤防に今回紹介する常夜燈は建っています。もともとは、基壇を持った常夜燈だったんだろうと思うのですが、加工のすぐそばということもあり、川でありながら両岸はかなり立派なコンクリート製の堤防で覆われいて、常夜燈の建つ場所もコンクリートの土台が1段設けらえてその上に常夜燈が経っています。
堤防からみるとこんな感じ。川の堤防って感じではないですよね。
最初、ただここに常夜燈が建っているだけだと思っていたんですが、実際に訪問してみると、常夜燈の目の前には・・・
こんな感じで、秋葉神社の祠が建っています。
この祠、明治以前からの建物なのかは不明ですが・・・
屋根には、秋葉山三尺坊大権現がにらみを利かせています。
鼻が折れてしまっている所はとても残念ですが、この飾り瓦は素晴らしいと思います。
この様に秋葉大権現を飾っているかと思えば、
扁額には秋葉神社と書かれています。
本来の秋葉山信仰ってこんな感じなんですよね。火を操る秋葉大権現を祀ることで火を抑えられると考えられていた訳で、それが秋葉山として信仰を集めたんであって、そこには神社とか寺とか区別して考えるのが無粋な感じがします。
中を拝見させていただくと、確かに秋葉神社のお札が掲げられています。
もう一社、神棚がありまして、そこには金毘羅山のお札も掲げられていました。
やはりこの辺りは海が近い為なのか金毘羅山信仰も厚いようですね。