三河海岸大師八十八ヶ所 西尾市

清海寺(西尾市吉良町津平) 三河海岸大師 八十八番札所

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

寺院情報

寺院名:賽樹山 清海寺
鎮座地:愛知県西尾市吉良町津平
本 尊:不明
宗 派:浄土宗西山深草派
創 建:不明
H P:-
札 所:三河海岸大師 八十八番札所

沿革・由緒

詳しい由緒はわからないのですが、清海寺に伺った時にお話を聞く機会があり、三河地震の際に本堂が倒壊していしまい、仮堂の様な本堂になっているそうです。中の本尊は地震から倒壊まで少し時間があったそうで、当時境内にいた軍隊の方が運び出してくれたんだそう。その時にできたものんなのかは確証はないのですが、観音様のお顔に運び出したときに付いたであろう指の跡が残っています。自分も拝ませて頂きましたが、何とも言えないいいお顔をされていますよ。

参拝記

国道41号線の南側に今回紹介する清海寺は鎮座しています。以前紹介した"泉徳寺"とはほど近い場所になります。


泉徳寺(西尾市吉良町津平)


薬医門の山門がお出迎え。
三河地震にも耐えた薬医門だそうで、建立年月は不明ながら清海寺で一番古い建築物だそうです。

四本柱タイプの手水舎になります。
柱、梁、貫などかなり細く、ちょっと心もとない感じがしますね。

鐘突堂跡地になります。
梵鐘は戦時の供出でなくなり、三河地震で倒壊してしまったそうです。

切妻妻入りの本堂になります。
戦後、仮本堂として建てたが本堂作り直しを行う事もなく現在に至るそうです。

確かにパッ見、本堂に見えない建物ですね。

元々の本堂は東向きだったそうですが、現在は南向きの本堂になっています。

東条城方面を望みます。
写真奥に見えているのは駮馬の山々です。

-三河海岸大師八十八ヶ所, 西尾市