矢作川神社巡り紀行 西尾市

神明社(西尾市高落町)

2017年10月13日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

神社情報

神社名:神明社
鎮座地:西尾市高落町堤外一番地ノ一
御祭神:天照大御神
旧社格:村社
創 建:不明
境内社:津島神社、稲荷社、御鍬社
例大祭:十月二十二日
H P:-

参拝日:2017.10.8

御由緒

創建は明らかではないが、この地開発の守護神として祀られた。明治五年十月十二日、村社に列格した。同十七年四月、字宮本七十四番の社地より現在地に遷座した。

愛知県神社庁 発刊
「愛知県神社名鑑」より

参拝記

神社周辺情報

矢作川沿いの岡崎市と西尾市の市境近くに鎮座するこの神明社。
神社前の道路なんですが結構抜け道として使用されている方も多いのでは?
神社の境内と矢作川の堤防の間に矢作川用水が流れていて、近年用水を埋設配管工事が行われて、用水路が遊歩道として整備されていました。

参道

境内入口から社殿方面を望みます。
社殿は南向きなんですが、東入りの形になっています。
元々は社殿からまっすぐ参道が伸びていたと思うのですが、治水工事だったり、圃場整備だったり様々な要因で途中で参道をまげて市道から入れる現在の形に変更していったんだと思います。

社号標

旧社格ではなく、鎮座地の地名が記載された社号標。
旧社号標は鳥居奥にひっそりと建っています。

式外 村社 神明宮 と彫れています。
延喜式神名帳に載っていなければすべて式外社になるわけですが・・。

鳥居

鳥居を望みます。
鳥居奥には、神明橋が設けられています。

神明橋

昭和3年に作られた神明橋になります。
境内に橋をつくるという神社独特の建築様式の一つですね。

手水舎・水盤

コンクリート製瓦葺の手水舎になります。
ここの水盤は天然石を使用しているタイプですが、給水口が変わっていて、他の神社とかでは龍をかたどったものとかが使われていますが、この神明社では・・・・

鯉かな?

祓所

なかなかの大きさの祓所です。

狛犬

昭和八年生まれの狛犬一対

社殿

社殿を望みます。
拝殿は、高覧付き寄棟、平入、瓦葺タイプになって、拝殿ー幣殿ー本殿と連結された建築様式となっています。
愛知県神社名鑑では、覆殿の記載はなく、神明造の本殿のみが記載されています。
現在、本殿は寄棟瓦葺になっており、神明造の本殿とは思えず、覆殿かな?と思うのですが、もしかしたら、改修造営で寄棟瓦葺に改修されたのかもですね。

境内社

社殿左手に鎮座する境内社・・・詳しい事はわかりません。

天王社、稲荷社、御鍬社合殿

どうみても左右均等に撮影されていない狛狐?社殿前の狛犬と違って筋肉質ですね。

懸魚・鬼瓦

鰭付きの蕪懸魚になります。六葉の作りが独特ですね。

参拝を終えて

秋空の下のんびりと参拝できました。
境内からも矢作川の堤防を望むことが出来、こういった風景は矢作川神社巡り紀行の趣旨にピッタリとはまる神社だと改めて認識しました。

近隣の神社

地図で所在地を確認

”西尾市高落町堤外一番地ノ一”

矢作川神社巡り紀行

矢作川沿いに鎮座する神社を参拝、紹介をしております。興味がありましたら、順次更新しておりますので、のぞいてみてください。

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