矢作川神社巡り紀行 西尾市

津島神社(西尾市吉良町荻原)

2017年11月21日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

神社情報

神社名:津島神社
鎮座地:西尾市吉良町荻原小入道六十四番地
御祭神:素戔嗚尊
旧社格:神饌幣帛料供進指定村社
創 建:元和年間(1615-23)
境内社:-
例大祭:十月十四日
御朱印:-
H P:-

参拝日:2017年11月1日

御由緒

社伝には、玄和年間(1615-23)松平右ヱ門大夫正綱この地の領主となり、尾張の津島牛頭天王を歓請し鎮守の神として祀る、という。明治制度の改めの際神名帳に漏れ、明治三十四年七月十日、公許となる。大正九年社殿を改築し、昭和十六年境内六十坪を三百二十九坪に、更に同十七年四百五坪に増やし、同十八年七月十五日村社に列し、同年十月五日神饌幣帛料供進指定を受けた。

愛知県神社庁 発刊

参拝記

神社周辺情報

愛知県道313号線の矢作川の掛る大宮橋からほど近くに鎮座するのがこの津島神社になります。橋のたもとはまさに西尾ゴルフクラブのコースが広がっています。

堤防道路が県道315号線と整備されているので、非常に走りやすい堤防道路になっています。そんな堤防道路で見渡すと、

田んぼの中に津島神社の境内が見えてきます。境内全体を玉垣で囲んでいるので遠くからでも神社だとわかる造りですね。

境内入口

石垣と玉垣で囲まれた境内になります。

石段から鳥居越しに社殿を望みます。
近年社殿を改築する造営工事が行われていた為、非常に新しい感じのする境内になっています。

社号標

造営工事を生き残った旧社格が彫られた社号標になります。

鳥居

扁額が取り付けられていない明神鳥居がお出迎え。

祓所

社号標の裏、鳥居の外側にある祓処になります。
造営工事の際新設された物らしく、忌竹を建てるための金具と取り付けられています。
これは非常に便利な造りですね。

手水舎・水盤

コンクリート造りの手水舎になります。
屋根部分も着色されたコンクリートになっています。ここまでコンクリートで徹底された手水舎も初めて見ました。

狛犬

非常に特徴的な狛犬一対になります。明治三十九年生まれ・・の割には表面の風化具合がもう少し新しい時代の物の感じもします・・・。メモが間違っていたかな・・・。

社殿

切妻、瓦葺、平入の拝殿になります。
造営工事を行って数年しか経過していない為、非常に真新しい社殿になります。

屋根の上には、跳び狛犬も一対掲げられています。

ここの拝殿には

龍の彫り物が掲げられています。
以前の社殿からの移設の物なのか、新しく彫られた物なのか・・・

本殿も切妻反り屋根の本殿になります。
資料には流造の本殿が鎮座すると記載されていますが、造営工事の際、作り直したと思われます。
写真にはうまく映ってませんが、拝殿、幣殿、本殿が一体となった社殿になっています。

懸魚・鬼瓦

鰭付きの蕪懸魚になります。
破風拝紋に「五瓜に唐華」が掲げられています。
津島市にある津島神社(総本社)の神紋がこの「五瓜に唐華」になっています。

参拝を終えて

切妻造のこじんまりとした社殿になりますが、龍の彫り物が掲げられいたり、新しい香りが漂う神社だと思います。周りの田んぼに対して、石垣で地面がかさ上げされており、水害でも神社は水没しないようになっているんだと思います。
矢作川沿いを通っていると非常に目立つ神社だと思いますので、一度参拝してみてはいかがですか?。

近隣の神社

地図で所在地を確認

”愛知県西尾市吉良町荻原小入道六十四番地”

矢作川神社巡り紀行

矢作川沿いに鎮座する神社を参拝、紹介をしております。興味がありましたら、順次更新しておりますので、のぞいてみてください。

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