西尾市

八王子神社(西尾市一色町味浜)

2018年1月9日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

神社情報

神社名:八王子神社
鎮座地:西尾市一色町味浜上乾地六十四番地
御祭神:譽田別尊、忍穂耳命、天穂日命、活津日子根命、熊野久須昆命
御祭神:天津日子根命、狭依昆売命、多岐都比売命、多紀里昆売命
御祭神:豊宇気昆売命、天照大御神
旧社格:神饌幣帛料供進指定村社
創 建:不詳
境内社:神明社、神明社(小藪)、大宝社、御鍬社、知立社
例大祭:十月十日
御朱印:-
H P:-

参拝日:2017年12月13日

御由緒

創建は明らかではない。明治五年十月十二日に村社に列格し、同四十年十月二十六日、神饌幣帛料供進指定をうけた。明治四十三年九月二十五日、八柱神社と称し、八幡社合殿を合祀する。また字中切の大宝社と御鍬社と知立社も合祀した。大正二年十二月二十六日、字舟江西の神明社(文政九年(1826年))を本社に合祀する。昭和九年一月二十九日、八幡社を八王子神社に復称する。同四十五年三月二十六日、本殿を焼失したが翌四十六年十一月再建する。

愛知県神社庁 発刊
「愛知県神社名鑑」より 

参拝記

西尾市内から旧一色町に向かう県道12号線「一色乾地」交差点から住宅街に入ったところに鎮座するのがこの八王子神社になります。非常に分かりにくい場所に鎮座しているので、目印らしいものは存在しないのですが、八王子神社からすぐの場所を三河線の廃線跡が横切っていますので、それが目印と言えば目印ですかね。


Googlemapストリートビューで雰囲気を感じて見て下さい。

境内入口

玉垣と灯篭が組み合わせられた独特の玉垣に囲まれて境内入口になっています。

 

社号標

旧社格がコンクリートで埋められている社号標になります。
コンクリート部分の色が石柱の色とあまりにも変わってしまったためはっきりと読むことが出来ますね。

由緒板

境内入口脇に設置されている由緒板です。

鳥居

扁額が取り付けられた明神鳥居がお出迎え。

狛犬

大正十五年生まれの狛犬一対。
この八王子神社の狛犬は鳥居より外側に鎮座しています。

祓所

鳥居向かって左手に設けられた祓所。

井戸跡

祓所と正対するように設けられた井戸跡

手水舎・水盤

コンクリート造り銅葺屋根の手水舎になります。
しっかしとした造り込みがされている手水舎ではないでしょうか。

 

社殿

昭和四十六年の造営工事で再建された社殿になります。
向拝の設けられた入母屋造の平入、銅葺屋根の拝殿になります。

拝殿の大きさに比べても非常に大きく向拝(拝殿から前側に飛び出ている参拝者の為の屋根)が設けられているのが解りますね。

流造の本殿になります。
現代型社殿と言ってもいいと思いますが、拝殿、幣殿、本殿が一体となった社殿様式になっています。

 

境内社

社殿むかって右手に鎮座する大宝社。

大宝社の昭和八年生まれの狛犬一対

 

懸魚・鬼瓦

鰭付きの蕪懸魚になります。

参拝を終えて

この八王子神社は、赤羽村が赤曽根村と呼ばれていた頃、村落の表鬼門の鎮守として祀られた神社と伝えられています。家康の三河統一の中、赤羽にあった赤羽根城は廃城となりましたが、この神社から赤羽根城辺りはこの辺りの中心地だったんでしょうね。

近隣の神社


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地図で所在地を確認

”西尾市一色町味浜上乾地六十四番地”

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