神社情報
神社名:神明社
鎮座地:岡崎市上三ツ木町字北島十六番地
御祭神:天照大御神(大日孁貴尊を改める)
旧社格:村社
創 建:弘仁年間(810-23)
境内社:秋葉社、社宮社
参拝日:2016年12月22日
御由緒
社伝に嵯峨天皇の弘仁年間(810-23)村内安全のため氏神として勧請すという。往古はこの地を日久良志の里と称して、開発以来貢祖の取り立ての場所で貢天神ともいう、村名も貢村と号した。この頃の領主平賀四郎の孫平賀十郎右エ門、社地境内を数回寄進したが判別は不明である。その後寛永年中(1624-43)検地の際末置きとなり、慶安二年(1649)領主水野監物の検地帳に旧反別一反二畝十九分、除地と記す。
明治十二年十一月、産土神として据置許可。同三十年四月五日、村社に列格、同四十年十月二十六日、神饌幣帛料供進指定社となる。
愛知県神社庁 発刊
「愛知県神社名鑑」より
参拝記
フタバ産業の六ッ美工場から南に500m程行った集落の北側に鎮座しているのがこの神明社になります。
岡崎市でも特に田園風景が広がっている地区になります。
田んぼの真ん中を縦断する参道です。
参道入口脇には、社号標が鎮座。社格部分が埋められていないオリジナルの形式を残しています。
参道を進み、鳥居越しに社殿を望みます。
鳥居の両側を常夜燈が挟み込む形で建っています。
その常夜燈の脇には、
小さな社号標が建っています。たぶんこちらが旧社号標なんでしょうね。
遙拝所
鳥居を潜って、すぐ左手にある神宮、御陵への遙拝所になります。
神明社らしく、伊勢神宮への遙拝所なんですね。
手水舎・水盤
どっしりとしたスタイルの手水舎になります。ここの手水舎にも懸魚が設けられていますね。
祓所
手水舎の奥には、祓所があります。榊が小さいので何代目かの物なんでしょうか。
狛犬
昭和11年生まれの狛犬一対です。昭和生まれとなるとかなり装飾がゴテゴテしてきます。
社殿
拝殿です。瓦葺き、寄棟、平入、三間幅、この辺りの標準的仕様といった所でしょうか。
社殿全景も見て頂きます。
拝殿ー幣殿ー渡殿ー覆殿という配置になります。
境内社
秋葉社と社口社となります。本殿の両脇に一社づつ鎮座しています。
なぜか、秋葉社は切妻平入の社に対し、社口社は寄棟妻入の造りになっていますね。
懸魚&鬼瓦
鬼瓦と懸魚です。ここ神社の懸魚は鰭付き猪の目懸魚の変形型です。
軒丸瓦には貢の文字が。貢村→三ツ木村に変わったのはいつ頃なんでしょうか。
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気楽に読んでいただける一冊です。