秋葉山常夜燈

秋葉山常夜燈(一色町酒手島、八幡社境内)

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

常夜燈データ

種  別  秋葉山常夜燈 建立年月  昭和十一年十月
設置場所  西尾市一色町酒手島東前通四十八番地
形  状  宮立型(宮前型) 基壇5段、土台石4段
竿部刻印  前面「秋葉山常夜燈」裏面「昭和十一年十月」
台石刻印  なし
火袋台石刻印  なし

常夜燈訪問記

西尾市一色町酒手島に鎮座する八幡社の境内に今回紹介する常夜燈が設置されています。昭和十一年と彫られていますが、これが建立年月日なのか改修された日なのかは不明ですが、昭和生まれの常夜燈は・・・あまり考えられないので、改修もしくは移設された日だろうと思います。


八幡社(西尾市一色町酒手島)


八幡社の鳥居の向かって左手、祓処の奥に常夜燈が見えてますね。

常夜燈の後ろではなく、並ぶように鎮座している秋葉社になります。この祠は、昭和六十二年に置かれた物で、常夜燈よりも存在感がありますね。

さらに、この八幡社にはもう一基常夜燈が設置されています。

境内社の姫社の瑞垣の中に真新しい常夜燈が設置されています。
この姫社は瑞垣というか瓦塀に周囲を囲まれていて、八幡社の境内と姫社の間に池があり、石橋で渡る形になっています・・・文字で書くとわかりにくいな・・・。

八幡社の参拝記事内で紹介した写真をこちらでも。
境内社にも常夜燈を設置するところはほかにであえるんでしょうか。

常夜燈データ

種  別  秋葉山常夜燈 建立年月  不明
設置場所  西尾市一色町酒手島東前通四十八番地
形  状  宮立型(宮前型) 基壇 -、土台石3段
竿部刻印  前面「秋葉山常夜燈」右面「村中安全」
台石刻印  なし
火袋台石刻印  なし

基壇(石垣)がないタイプの常夜燈なんですが、大きさ的にはもう一基の常夜燈とさほど変わらないです。どういった経緯でここに設置されたんでしょうか。


そうそう、一基目に紹介した常夜燈には灯篭と幟立石も置かれています。
例大祭とは別に秋葉祭が行われていると思いますが、こういった境内社の祭は氏子以外なかなかわからないですね。偶然幟が建っていて、あぁ、今日祭なんだと思いますからね。

-秋葉山常夜燈