刈谷市

大宝山永福寺(愛知県刈谷市西境町)

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

寺院情報

寺院名大宝山永福寺
所在地愛知県刈谷市西境町御宮九十一番地
御本尊
宗 派曹洞宗
創 建文亀二年(1502年)
札 所
御朱印
H P

参拝日:2021年1月27日

沿革・由緒

 衣浦湾にそそぐ境川ですが室町時代の頃までは海面が高く、衣浦湾はかなりな離陸で入り込んでいた様な感じだったと思われます。境川が氾濫する事も多く、今は境内地を移している「瑞林山長善寺」という浄土宗西山禅林寺派の寺院は元々酒井神社の南側にあったそうですが、川に近いという事で湿気が多く建物の劣化が激しいという事もあり、現在の場所に移転しています。さらにその後、延享二年(1745)境川が決壊する大雨があり、酒井神社や永福寺周辺は浸水してしまったといいます。

 現在永福寺で鞘堂に入って奉安されている「道祖神」ももしかしたらこの洪水の時に流されてきたのかもしれませんね。

 大宝山と号し、曹洞宗の寺で、文亀二年(1502年)の創建といわれる。はじめは長福寺と呼ばれていたが、江戸時代中期に永福寺と改め、鎌倉街道沿いにあった。
 天保年間(1830~1844年)に寺の東側の一名左義長池を浚ったとき出土した道祖神と、池大雅が書いたという木額(秋葉殿)があり、ともに市指定文化財である。
 他から移されたという庚申塚、万蔵塚の石碑もある。

刈谷市設置境内前案内板より

参拝記

 酒井神社の境内からその本堂の屋根を確認できる寺院が「大宝山永福寺」になります。酒井神社の境内と永福寺の境内が接しているみたいです。

境内入口

 四脚門の山門と寺号標が据えられている境内入口になります。酒井神社と同じように、路地からは参道が伸びて山門がある様式になっています。

山門

 袖壁と潜り戸が設けられている四脚門の山門になります。門前に刈谷市教育委員会が設置している案内板があります。

本堂

 入母屋造瓦葺平入の向拝が設けられた本堂になります。

秋葉殿

 鳥居が設けられている秋葉殿になります。鎮守社になるのかな。こちらの木額が刈谷市の指定文化財となっているそうですが・・・

この向拝のしたに掲げられている額がそうなのでしょうか?祠の中を確認していなかったので中に額が掲げれているか不明なんですが、市の文化財となっていると面に掲げないような気もします。

道祖神

 こちらが、池より引き上げられた刈谷市の文化財になっている道祖神になります。道中の安全を祈願していこうと思います。

三十三観音堂

 西国三十三観音の写し観音堂になります。

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所在地を地図で確認

寺院名大宝山永福寺
所在地愛知県刈谷市西境町御宮九十一番地
最寄駅刈谷市かりまる西境線「西境住宅東バス停」徒歩5分
名鉄バス愛教大線「西境バス停」徒歩18分

寺院・霊場巡りの際のバイブルに

元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。

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