名古屋市緑区 知多半島全部盛り紀行 鳴海宿十一ヶ寺

庚申山圓道寺(愛知県名古屋市緑区)鳴海宿十一ヶ寺七番札所

2020年10月11日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

 鳴海街道を扇川に架かる橋から北に進んでいくと「庚申坂」と呼ばれる坂が続いています。この庚申坂の名称の由来となったのが今回紹介する「庚申山圓道寺」になります。鳴海宿周辺の庚申信仰の中心だったのだと思います。

寺院情報

寺院名庚申山圓道寺
所在地名古屋市緑区鳴海町根古屋十八番地
御本尊青面金剛明王
宗 派曹洞宗
創 建文禄年間(1592-95年)
札 所鳴海宿十一ヶ寺 七番札所
御朱印
H P〇 / Web

参拝日:2020年8月26日

沿革・由緒

文禄年間(1592~95年)に「龍蟠山瑞泉寺/紹介記事」十一世仁甫和尚による開山により創建されたと伝えられています。開山当時の寺名は「庚申山猿堂寺」と称していたそうです。江戸時代に入り、宝暦七年(1757年)に有松村に移転し、この時「大幽山祇園寺」と改称し、現在も有松駅の近くの旧東海道沿いにあります。
 猿堂寺が移転した為、残った伽藍を使用し「地蔵堂」と改称したそうなのですが、安永三年(1774年)、地蔵堂の名称は現在の名古屋市南区鳴尾の御堂に移されたといい、地蔵堂は「庚申堂」と改称しています。そして昭和十七年(1942年)に「庚申山圓道寺」と改称したといいます。

 沿革を見ていると、元々からここ圓道寺は庚申信仰の寺院であったようですね。本尊は秘仏となっている「青面金剛明王(青面金剛童子)」であり、まさに庚申信仰の本尊です。

参拝記

 四国直伝弘法二番札所「来迎山誓願寺/紹介記事」の観音堂のすぐ北側に、今回参拝する「庚申山圓道寺」の境内があります。元々は石垣か土塁でかさ上げしていたんだと思いますが、現在ではRC造の擁壁によって圓道寺の境内がかなり嵩上げされています。

山門

 袖壁と潜戸が設けられた薬医門の山門です。山門に掲げられている扁額が・・・

  「見ざる・言わざる・聞かざる」で有名な三猿が彫られた扁額になっています。三猿も庚申信仰から生まれたものらしく、三猿で有名な「日光東照宮」も庚申信仰を色濃く反映しているみたいですね。

本堂

 平成になって鳴海街道の拡幅工事によって圓道寺の境内も一部収用された影響なのか造営工事が行われて、RC造瓦葺平入の向拝の設けられた本堂に建て替わっています。こちら向拝の屋根にも、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿が鎮座しています。

 本堂の手前には、青面金剛明王の石仏が据えられています。江戸時代、庚申信仰はかなり広まっていた様で、今でも、寺院の境内だけでなく、神社や辻の御堂などで青面金剛明王(童子)の石像や「庚申」と書かれた石碑などを見かける事ができます。

弘法堂

 本堂の脇には、弘法大師の像が奉安されている弘法堂と鎮守社となる「秋葉社」が鎮座していました。圓道寺は弘法大師霊場の札所になっておらず、曹洞宗の寺院という事で弘法大師とは縁遠い寺院かと思うのですが、この辺りの根強い弘法大師信仰もあり、弘法大師像を奉安している弘法堂が設けられているそうです。(檀家の方達からの寄進があったかもしれませんね。)

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所在地を地図で確認

寺院名庚申山圓道寺
所在地名古屋市緑区鳴海町根古屋十八番地
最寄駅名古屋鉄道 名古屋本線「鳴海駅」徒歩6分
前札所霊場名次札所
六番:来迎山誓願寺鳴海宿十一ヶ寺八番:竹林山円龍寺

寺院・霊場巡りの際のバイブルに

元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。

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