名古屋市昭和区

御器所八幡宮(名古屋市昭和区御器所)

2024年11月28日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

ONE POINT

名古屋市昭和区の御器所地区の鎮守社となる御器所八幡宮の紹介です。室町時代には御器所西城を居城としていた佐久間氏が氏神として崇敬し造営、修造を行っていた棟札が現存しています。

神社情報

神社名御器所八幡宮
鎮座地名古屋市昭和区御器所四丁目四番地二十五号(Googlemap
例大祭十月十四日、十五日
創 建創建不詳
伝)第五十四代仁明天皇勅願社として創建(833-50年)
御祭神品陀和気命
天児屋根命
弥都波能売命
菊理媛命
五男三女神
---上記御祭神は愛知県神社名鑑記載---
八剱大神
天照大御神
木花開耶媛命
熊野大神
高蔵大神
山王大神
旧社格郷社
神名帳

境内社

境内社佐久神社
白龍社
総社宮
稲荷社
村上社
洲原社
八幡社
氷上社
春日社

文化財

国 宝
国指定
県指定
市指定
町指定
村指定

参拝情報

御朱印
URLhttp://www.gokiso.info/pc.php
https://www.gokiso-jinja.com/
駐車場
参拝日2022/4/27

御由緒

 創建は不詳としていますが、社伝として五十四代仁明天皇(在位天長十年(833)~嘉祥三年(850年))の御代に勅願社として熱田神宮の鬼門包囲の守護として創建鎮座したと伝えています。

 現存している棟札に嘉吉元年(1441年)十一月六日付のものがあり、八所大明神と尊称されていた事がわかり、現在「尾陽神社」の境内地となっている場所にあった御器所西城を居城としていた佐久間美作守家勝が修造したと書かれています。

 小牧長久手の戦いのときには徳川家康が島田城主大島氏の案内で参拝され戦勝祈願を行ったとし、その後慶長五年の棟札に大島氏によって社殿の造営が行われたと伝えられています。

  • 創建:不詳
  • 嘉吉元年(1441年):棟札 佐久間美作守家勝が修造
  • 永禄七年(1564年):棟札 修造
  • 慶長五年(1600年):棟札 安藤氏が社殿造営
  • 寛永五年(1625年):棟札 修造
  • 万治二年(1659年):棟札 八幡宮と称される

創建は明かではないが、『尾張志』に古くは八所大明神と称す。嘉吉元辛酉年(1441年)十一月十六日とある棟札に奉造立御器所八所大明神を領主佐久間美作守家勝が修造とあり、慶長五年(1600年)十一月のものにも八所大明神と記るす。万治二年(1659年)十一月の棟札から八幡宮とあり、永禄七年(1564年)寛永五年(1628年)それぞれ修造すと、佐久間一族の尊崇あつく、明治五年、八幡神社と改め村社に列格し明治四十二年九月一日、神饌幣帛料供進指定社となる。昭和十三年九月一日、郷社に昇格する。昭和五十五年四月八日、御器所八幡宮と改称した。(神徳)古老の口伝、往古熱田の神領にて鬼門除、鎮護の神と崇められた

愛知県神社庁発刊「愛知県神社名鑑」

御祭神

  • 品陀和気命
  • 天児屋根命
  • 弥都波能売命
  • 菊理媛命
  • 五男三女神
    ---上記御祭神は愛知県神社名鑑記載---
  • 八剱大神
  • 天照大御神
  • 木花開耶媛命
  • 熊野大神
  • 高蔵大神
  • 山王大神

御朱印帳の保管に

 数年前より非常に集める方が増えた「御朱印」ですが、皆様は御朱印帳はどうやって保管していますか?神社・仏閣を廻って御朱印を受けているとあっという間に御朱印帳の冊数が増えていきますが、そのまま棚などに置いている方が多いのでは?。せっかくお受けした御朱印ですので、日本では古くから着物を始めとして大切なものを保管する為に使われていた「桐箱」に入れて保管した方がよろしいかと思います。

 ぜひ、皆様も桐箱に御朱印帳を保管されてみたらいかがですか?

参拝記

 尾陽神社から住宅地の中を南東方面に進んでいくと、前方に木々が生い茂っている森が家々の先に見えてくるかと思います。その森の中に御器所八幡宮は鎮座しています。尾陽神社の境内の雰囲気とは大きく違っていて、まさに鎮守の杜という言葉がぴったりくるような静かで落ち着いた森が広がっています。

境内入口

 扁額の無い明神鳥居と戦後に据えられた社号標、その脇に旧社格が彫られた社号標も据えられている境内入口になります。他の神社の明神鳥居と比べて笠木の反り具合がなかなかえぐい感じになっている造形にどうしても目が行ってしまいます。

 戦前の社名は八幡神社だったことがこちらの社号標からわかります。

 鳥居の先には太鼓橋、その脇に手水舎が建っています。元々は川なり池なんかを跨ぐように太鼓橋が設けられたと思うのですが、現在ではこうして何もない場所にただおいてある感じとなってしまっているのがちょっと残念ですし、さらに言えば手水舎との位置関係も違和感を感じさせる要因になっているのかな。

手水舎

 木造瓦葺四本柱タイプの手水舎です。柱の太さ、転びの角度のおかげで瓦葺の屋根なんですが非常に安定感を感じる造りになっているかと思います。

狛犬

 生年月を確認し忘れてしまいましたが狛犬一対になります。今まで見た記憶が無い非常に独特な造形をした狛犬です。ただ全体の風合いから明治期の頃の生まれかと思いますが・・・まったく自信ありません。

蕃塀

 尾張の神社は独特な寺院様式を持っているのですが、その中でも最たるものはこちらの蕃塀ではないでしょうか。こちらの蕃塀は銅葺屋根朱塗り木造で石造の支え柱を持つ造りとなっています。蕃塀に千木と鰹木が設けられているのも珍しいかと思います。

社殿

 蕃塀を超えると二の鳥居、三の鳥居が設けられその先に社殿が鎮座しています。

 神明造風の銅葺屋根平入の向拝が設けらえた拝殿を有する社殿になります。

神楽殿

 勝手に神楽殿と称していますが、全体の造形から合っているとは思いますが、どうなんでしょうか。

境内社

 何社か境内社が鎮座しているのですが、その中でも目を引くのが「佐久神社」になるでしょうか。由緒の中でも登場していますが佐久間美作守を祀った神社になるようです。


遊び予約/レジャーチケット購入サイト「asoview!(アソビュー)」


鎮座地を神社で確認

神社名御器所八幡宮
鎮座地名古屋市昭和区御器所四丁目四番地二十五号(Googlemap
最寄駅電車:名古屋市営地下鉄鶴舞線「徒歩9分」
バス:

ご自宅にお札は祀られていますか?

実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。
賃貸住宅などに住まわれて簡単に神棚を掲げられないという方もお勧めなのが、

南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。

2022年4月27日遠征紹介

今回は愛知新十名所ではなく名古屋十名所を巡っていく予定で名古屋市を南部から進んでいきます。今回の遠征で名古屋十名所は名古屋城・熱田神宮以外は巡った事になるのですが・・・名古屋城と熱田神宮は有名すぎて当サイトで紹介するまでもない気がするのは自分だけかな?

今回の遠征も中々の件数を巡る事が出来ました。やっぱりバイクの機動力は偉大だなと改めて実感します。

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