名所情報
名所名 | 勘八狭 |
所在地 | 愛知県豊田市平勘八町・御船町内 |
文化財
国 宝 | |
国指定 | |
県指定 | |
市指定 町指定 村指定 |
訪問情報
URL | ー |
駐車場 | 〇 |
訪問日 | 2022/6/24 |
訪問記
当サイトでは新愛知新聞社が読者?投票によって選定した愛知県の新しい十名所を巡り紹介している訳ですが、今回は約82万票もの票数を獲得し第六位に選出された豊田市にある「勘八狭」を紹介していきます。
岡崎市の南部に住んでいた自分としては、当然勘八狭という地名は存じていましたがあくまでそこは「ダム湖」というイメージであり、戦前に愛知県十名所に選定されるほどの観光地であったなんてことは全く知らなかった訳で、正直最初投票結果を見た時、どうゆうこと?と思ったのが正直なところですね。
勘八狭は江戸時代の頃から人々を惹きつけてきた観光地だったそうで、そんな観光地をほぼ丸ごと潰してしまうダム建設計画が実行実現してしまった昭和初期の国威向上の為には景勝地の保護は二の次という当時の社会情勢を何となく感じてしまいますね。
勘八狭に設けられたダムの名は「越戸ダム」といいます。調べてみると昭和四年に完成された水力発電用のダムになるようで、中部電力越戸発電所が併設されています。ダムの右岸には魚道が作られていて時期になるとアユの遡上風景を見る事ができるんだとか。
ダム上部から下流方向を望むと元の勘八"狭"の名前にふさわしい渓谷が広がっています。ダムの放流によって水位が上下してしまうので舟遊びなどの観光客向けの催しが出来ないんだとか。この写真を撮影した時の水位がたぶん基本水位(放流していない時)だと思います。ダムが無かった頃はもう少し水位が高く、船を運行するのに十分な流れがあったんでしょうね。
元々川底だったであろう場所にも草木が生い茂っています。この渓谷は平戸橋までの間・・2kmくらい続いていて、矢作川中流域の本来の姿を自分たちに見せてくれています。矢作川は上流の矢作川第一ダムから河口までいくつものダムや堰で川の流れが文字通り寸断されてしまっていますから、まさに自然の川というより調教された川とも言えるかと思います。
新緑の中の真紅のダムゲートが非常に目立っています。ダムの右岸に魚道があるらしいと先に述べましたが、同じ右岸に水力発電所に向かう用水路も整備されているので、この用水を使用して魚道が整備されているっぽいかな・・・魚道そのものを見た訳ではないのであくまでも想像ですが。
ダムの下流を散策していると、ダム付近でよく見かける「増水注意」の看板が。実際に放水した時の風景を見たことがないのでどれだけ水位が上昇するのかまったく見当がつきませんが、水位上昇だけでなく、水の流れが非常に早くなるのは想像に難くない感じなので、やはり放水時に川に近づくのは厳禁ですね。
遊び予約/レジャーチケット購入サイト「asoview!(アソビュー)」
鎮座地を地図で確認
名所名 | 勘八狭 |
鎮座地 | 愛知県豊田市平勘八町・御船町内(Googlemap) |
最寄駅 | 電車: バス:とよたおいでんバス「勘八バス停」徒歩1分 |