寺院情報
寺院名 | 瑞穂山金龍寺 |
所在地 | 名古屋市瑞穂区亀城町五番三十一号 |
御本尊 | 十一面観世音菩薩 |
宗 派 | 高野山真言宗 |
創 建 | 昭和十五年(1940年) |
札 所 | 名古屋二十一大師 十九番札所 |
御朱印 | 〇 |
H P | 〇 |
参拝日:2019年12月11日
金龍寺公式ホームページのご紹介
http://www.nagoya-kinryuji.com/index.html
名古屋二十一大師札所一覧
由緒・沿革
昭和十五年(1940年)に「高野山大師教会名古屋支部」として高野山金剛峯寺より認可された比較的新しい寺院になります。ただ、僅か五年後の昭和二十年、空襲により焼失。昭和二十三年に現在の地に移転し再興しています。
そして、昭和三十一年(1956年)、本尊となる十一面観世音菩薩像が納められます。こちらの観音像は、大和国初瀬の西国第八番霊場「長谷寺」の本尊十一面観世音菩薩の分身を本尊とし、尊像は「長谷寺の千古の楠木を以って我が分身を造立せよ」という観音様の夢のお告げにより、長谷寺本堂東脇に聳える夫婦楠の大樹一本が授与され、金龍寺に運ばれ境内にて小川亀三郎仏師により彫刻されました。高さは三十三尺(約10m)にもなります。
「長谷寺」は真言宗豊山派の総本山であり、西国観音三十三ヶ所霊場の八番札所になっています。高野山真言宗と真言宗豊山派と宗派が異なってもこういった繋がりってあるものなんですね。
https://www.hasedera.or.jp/
名古屋二十一大師霊場を行く
名古屋二十一大師霊場の二十番札所「普照庵龍福寺」の納経後、さらに南にある十九番札所「瑞穂山金龍寺」を目指します。名古屋市立大学滝子キャンパスの南側になります。
周囲はまさに住宅地と大学などが混在している文教地域といった感じですね。
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参拝記
寺院、神社には珍しく北入りの山門なんですが、軒の出を考えると、道路ギリギリで建築されていますね。他の寺院などでは、山門は壁などに比べて一段奥まった所に作られている事が多く、逆にここ金龍時の様に前面に押し出ている様な山門は珍しいかとおもいます。
金龍時の道路を挟んだ柵は、名古屋市立大学のキャンパスを囲む柵になります。
山門
昭和中期に建てられたコンクリート造りの神社の社殿でよく見かける白地に梁などは桃色に塗装された仁王門になります。
なかなかお顔に特徴のある仁王像だなと。
本堂
なかなか変わった様式の本堂になります。
山門から境内に入ると、本堂の裏手側の扉があって中に入ると、本堂を横切る様に土間が惹かれていて、通り抜ける事ができる様になっています。予備知識なんて全くない状態で参拝しているので、「あれ?このまま入っていいのかな?」とおそるおそる入って、ふと左を向くと、
まさに、圧倒的な存在感の大観音像が。
こちらが、長谷寺より授与された楠から作られた十一面聖観世音菩薩像です。なかなかこれだけ近くでこれだけの大きさを起こる仏像を拝見できる寺院って少ないと思います。
奥に見える引き違いのサッシ扉を入ると先ほど説明した土間が惹かれている場所になります。で、北側からこちら南側に抜けてくると、向拝の様な庇の場所が弘法大師像の正面側になっています。
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
寺号標
境内の南側は、駐車場が用意されていて、すぐ本堂に向かうことができます。
狭い境内地なので、本堂、山門、庫裏などが入り乱れて建っている感じがしますが、これも都会型寺院の宿命なのかもしれませんね。
地図で所在地を確認
寺院名 | 瑞穂山金龍寺 |
所在地 | 名古屋市瑞穂区亀城町五番三十一号 |
最寄駅 | 名古屋市営地下鉄 桜通線「桜山駅」徒歩11分 名古屋市営バス 「滝子バス停」徒歩10分 |
次の目的地は?
名古屋二十一大師霊場十八番札所「龍王山海上寺」を参拝していきます。「ちばな保育園」を経営しているようで、大師堂が思いっきり園児たちが遊んでいる園庭の中にあったりします。