常夜燈データ
種 別 | 金毘羅常夜燈 | 建立年月 | 不明 |
設置場所 | 西尾市吉良町吉田本浜地内 | ||
形 状 | 宮立型(宮前型) 基壇3段、土台石3段 | ||
竿部刻印 | 前面「大権現」 | ||
台石刻印 | 前面「組安全」 | ||
火袋台石刻印 | 前面「金毘羅」 |
常夜燈訪問記
この辺りでは珍しいとは思いますが、金毘羅山を祀っている徐夜燈になります。金毘羅山という事で海の安全を含めて村「組」の安全を祈って建立された常夜燈になんでしょうね。只、現在ではかなり沖の方まで干拓されてしまっていて海岸線が直線で900mほど離れてしまっています。
この常夜燈のすぐわきには、三河線の廃線跡が続いていて、旧吉良町内の廃線跡には太陽光発電パネルが設置されています。常夜燈と太陽光パネルのコントラストが印象的ですね。
この徐夜燈もはじめは秋葉山だと普通に思っていたのですが、金毘羅と彫られているのに気づいたとき、ここまで金毘羅信仰が来てたんだと驚きでした。
金毘羅と聞くと・・・
金毘羅船々(ふねふね)、追風(おいて)に帆かけて、シュラシュシュシュ~♪
知ってます?香川県の民謡だそうです。詳細は不明ながら、一度聴いたら忘れにくい、独特の歌ですよね。自分も、上記の歌詞の部分はいつ頃からか覚えてました。
香川から瀬戸内海地方にかけては、常夜燈と言えば金毘羅大権現になるんだそうです。まさに所変わればって感じですねえ。
常夜燈の隣には、札入れの神棚が鎮座した祠が設けられています。確認しているわけではないのですが、たぶん中は金毘羅さんのお札が収めれているんだと思います。
海は遠くなってしまいましたが、これからもこの地区の安全を見守り続けてほしいですね。
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