三河西国三十三観音霊場

三河西国三十三観音霊場とは?

 寛文十年(1670年)、安城村の「中根八左右衛門」によって創られた霊場になります。享保期に吉田の美濃部如水によって整備され、明和六年(1769年)に御詠歌つき札所案内の木版が作られた。(岡崎市史より)

 現在では、ほぼ同じエリアに「三河三十三観音霊場/紹介記事」が昭和三十二年(1957年)に開創されています。西国観音霊場を再編して開創された物なのか、全くの別物で開創された霊場なのかはよくわからないのですが、なんにせよ、三河の観音霊場は「三河三十三観音」という事になり、「三河西国三十三観音霊場」は忘れられた霊場となってしまっている感があります。

 「三河三十三観音」、「尾張三十三観音/紹介記事」、「美濃西国三十三観音」、「豊川稲荷/紹介記事」は「東海百観音」を構成しています。内、三河観音、尾張観音は昭和期に開創された霊場ですが、美濃西国観音は三河西国観音と同じく江戸時代に開創された霊場となります。となると、江戸時代から明治にかけては三河西国、尾張西国、美濃西国を称していてのではないかと。時代の流れで衰退してしまった西国観音を再編して復興したのが三河観音、尾張観音になるのではないかとおもうのですが。

 元々は三河三十三観音霊場と称していましたが、前述の様に昭和三十二年に新たな「三河三十三観音霊場」が開創され、区別するために便宜上「三河西国観音霊場」と表記されているようです。これは、尾張三十三観音と尾張西国三十三観音のそれぞれの霊場でも同様の様です。

札所一覧

札番寺名住所
1番小松原山東観音寺豊橋市小松原町字坪尻14
2番亀見山岩屋堂豊橋市大岩町火打坂
3番潮満山潮音寺豊橋市小池町字西海戸54
4番悟真寺豊橋市関屋町212
5番橋本山龍運寺豊橋市船町117
6番大同山報恩寺小坂井町大字小坂井字平口76
7番松高院新城市門谷鳳来寺(参道途中)
8番阿羅尼山財賀寺豊川市財賀町観音山3
9番龍雲山清海寺豊川市御油町河原畑15
10番三頭山長福寺音羽町大字赤坂字西裏99
11番青洞山慈恩寺蒲郡市清田町田ノ入5
12番上野山利生院蒲郡市形原町東上野7
13番三ヶ根観音幡豆町東幡豆大境17
14番観音寺西尾市鳥羽町里
15番不動山金蓮寺吉良町饗庭七度ヶ入1
16番瑞境山実相寺西尾市上町下屋敷15
17番熊味観音堂西尾市熊味町山畔
18番妙雲山実相寺岡崎市竜泉寺町字西柄栗8-1
19番多宝山高隆寺岡崎市高隆寺町字本郷3
20番吉祥陀羅尼山滝山寺岡崎市滝町山籠107
21番霊鷲山真福寺岡崎市真福寺町字薬師山6
22番大円寺岡崎市大門3-36-8
23番満法山真如寺岡崎市鴨田町字郷前35
24番観音堂岡崎市伊賀町愛宕下
25番見松山観音寺岡崎市城北町15-17
26番海岸山聖禅寺岡崎市大和町字中切14-1
27番富永山清泰寺岡崎市富永町字社本45
28番福聚山慈眼寺知立市山町桜馬場4
29番千手山福林寺豊田市畝部東町寺裏5
30番鴛鴦山遍照寺豊田市鴛鴨町小畔屋敷56
31番集雲山長興寺豊田市長興寺1-29
32番歓喜山水音寺豊田市上挙母1
33番猿投山大悲殿豊田市猿投町大城4
番外船形山普門寺 豊橋市雲谷町ナベ山下7

札所を地図で確認

赤色のマーカーが三河西国三十三観音霊場の札所になります。(青色は三河三十三観音霊場になります。)

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