寺院情報
寺院名 | 岩屋山 奥之院 |
所在地 | 愛知県知多郡南知多町山海岩屋山 |
御本尊 | 聖観世音菩薩 |
宗 派 | 尾張高野山宗 |
創 建 | 大同三年(808年) |
札 所 | 知多四国霊場 番外霊場 知多本四国移 一番札所 知多西国観音 二番札所 南知多観音霊場 番外札所 |
御朱印 | 〇 |
H P | 〇 |
参拝日:2018年10月3日
大慈山 岩屋寺公式ホームページのご紹介
https://www.iwayaji.jp/
知多新四国霊場公式ホームページのご紹介
http://chita88.jp/
沿革・由緒
大同三年(808年)弘法大師はこの奥の院を開創し、百日の護摩を修行し、ご自身の像を岩窟の中に納められ、「若し我を信じる物あらば病気災難等の身代わりに立ちつかわさん」とのお誓いがあったことから、身代大師の総本山である。
・知多四国霊場唯一の行場である。
「知多四国めぐり」より
知多四国霊場を行く
知多四国霊場四十三番「大慈山 岩屋寺」からのんびり歩いて10分ほどで奥の院にたどり着くことができます。奥の院という名前がぴったりな、木々に囲まれた神秘的な場所になります。
管理人が行く知多四国霊場巡礼の旅
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参拝記
奥の院に通じる参道の途中には石柱門が設けられていて、「弘法大師御開創霊場」と彫られています。この石柱門があるあたりから木々が生い茂る山中に入っていく様な感じになります。まさに、結界への入口といった言葉がぴったりな場所になります。この石柱門の前には
六地蔵尊
六地蔵尊が鎮座しています。
この地蔵堂の前に説明書きがありまして、
と書かれています。
三河地方の寺院を巡っている中で、六地蔵尊をあまり見かけた記憶がなく、その存在もよくわからなかったのですが、なかなか崇高な地蔵尊の様です。六体並んでいれば六地蔵尊というわけでもなく、説明や案内文などがないとわかりにくいのですが、これから参拝していく中で六地蔵尊を拝見することがありましたら紹介していこうと思います。
参道
石柱門を超え、木々の中の参道を進んでいくと、参道の両側には様々な石像や墓地が建っています。
石像の一つ一つの詳しいことはわかりませんが、それぞれが中々年月を重ねている様です。
途中、岩屋山宗開山壽妙上人という石柱を有する霊廟の様なものが建っていました。
天台宗から尾張高野山宗に独立する時の住職の方なんだそうです。開祖といってもいいんでしょうか。
参道を進んでいくと、岩屋寺奥の院で検索するとよく目にする光景が広がります。
三重塔
木造ではなく鉄筋コンクリート造りの三重塔になります。ここ最近塗りなおしが行われた様できれいな朱色がまぶしいですね。いろいろなサイトを見させて頂いていると、塗りなおし以前の三重塔の時は、廃居感があったとか、独特な雰囲気がすると書かれていたりします。実際奥の院は寺院というより修行を行う行場という立ち位置になると思うので、自分としては誰でもウェルカムな雰囲気ではなく、一般参拝者が及び腰になってしまう様な雰囲気を醸し出す場所でまったく構わないと思うんですよね。だって・・・行場ですから。そもそも修行しない参拝者は行場に入るのも恐れ多いと思うのです。奥の院に入らせて頂けるだけでありがたいと思うのですが。
本堂
三重塔の奥の岩壁に張り付くように作られた本堂の中には、護摩行が行える祭壇?が設けられた大師堂が設けられられています。厨子の奥に弘法大師が自らの像を修めたとう岩窟があるのかなと思います。
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
こちらの大師像なんですが、知多四国霊場、四国直傳弘法に続いて、第三の大師霊場「知多本四国移大師霊場」の一番札所になっているんです。当サイトの愛知県霊場一覧にも知多本四国移霊場の項目があるのですが、すでに廃れてしまった霊場になり中々情報がなく霊場全体が中々解らないのです・・・。
三霊場の中で札所を兼ねている寺院も数件あるようなのですが、知多半島に弘法大師霊場の札所になっている寺院が二百五十ヶ寺を超えるってすさまじいことだと思います。
観音堂
女人堂と呼ぶそうなのですが、幟を見る限り、知多西国観音二番札所、南知多観音番外札所の札所本尊の聖観世音菩薩が安置されている感じですね。という事は、こちらが本堂になるのかな?
波切不動明王
弘法大師とは切っても切れない関係のある波切不動明王もこちらに祀られています。
御朱印
参拝を終えて
しかし、現在では尾張高野山宗となっていますが、それ以前は天台宗だった岩屋寺ですが、奥の院を拝見させて頂く限り、天台宗というより真言宗じゃないの?と思わずにはいられない場所でした。
次の目的地は
岩屋寺奥の院の参拝を終え、次は知多四国霊場四十二番札所「瑞岸山 天龍寺」を目指します。岩屋寺から海岸まで進み、そこから北上していきます。