神社紹介
神社名 | 日吉山王社 |
鎮座地 | 愛知県知立市八橋町寺内65 |
御祭神 | 大山咋命 |
旧社格 | 神饌幣帛料供進指定村社 |
創 建 | 不明 |
神名帳 | - |
境内社 | 神明社、八朔社、八坂神社、天神社、弁財天、山之神、明神社、八幡社、秋葉社、白山社、春埜山、稲荷社 |
例祭日 | 五月第二日曜日 |
御朱印 | - |
H P | - |
参拝日:2019年6月11日
御由緒
創建は明らかではない。初め日吉山王社は無量寿寺の山門鎮護の神として祀る。明治の制度改めの際社地を分割寄進をうけ氏神として奉祀した。明治五年十月十四日、村社に列格した。同六年六月、字城下の神明社、字五輪の白山社、字弁財天の杵島社、字山田谷の山神社、字上井帰取の諏訪社、字山田谷の八幡社、字赤羽の山神社、字赤羽の秋葉社を本社境内に移した。同三十四年知立神社を勧請し社殿を新築する。同四十年十月二十六日、神饌幣帛料供進指定社となる。昭和三十四年九月、伊勢湾台風により被害の拝殿を同三十八年十月、改築、同四十三年五月、合祀殿を建て境内社八社を奉斎した。
「愛知県神社名鑑」より
ここ日吉山王社は、江戸時代までは無量寿寺の歴代住職が奉祀を行ってきたといいます。この様に、住職が神祇の祭祀を行う場所(神祇の為の寺院)を「神宮寺」と呼び、ここ日吉山王社も江戸時代までは無量寿寺の神宮寺であったと推測されます。こういった神宮寺は、明治維新後の廃仏毀釈、神仏分離令によって存在意義を失ってしまい、神社と形態を変える(ここ日吉山王社はこの例になるのかなと思います。)、又は消滅してしまい、神宮寺として現在残っている所は非常に数少なくなっています。
昭和十三年の日吉山王社の様子
昭和十三年発刊「愛知県碧海郡神社写真帳」より
参拝記
「かきつばた」で有名な「八橋山無量寿寺」のすぐ隣に鎮座しているのが今回紹介する「日吉山王社」になります。由緒にもありますように、元々は無量寿寺の山門鎮護の神として祀られたのが始まりであり、そんな歴史もあるので、無量寿寺の境内と隣り合うように日吉山王社が鎮座しているのも当然かなと思ってみたり。
当サイト「八橋山無量寿寺」紹介ページ
社号標
建立年月を控え忘れたため不明な社号標になります。
村社・・邨社・・わざわざ使い分けるのには何か意味があるのですかね。
鳥居
これまた建立年月を調べ忘れた明神鳥居になります。
他の神社と比べて、鳥居に結ばれてている注連縄の場所が気持ち低くなっている感じです。
祓所
参道向かって左手に据えられている祓所です。神籬となる榊がかなり大きくなっていますね。
手水舎
木造瓦葺四本柱タイプの手水舎になります。
柱の太さと軒の高さなど、中々バランスが取れている手水舎だと思います。
社殿
入母屋造瓦葺平入の拝殿になります。
伊勢湾台風後の昭和38年に造営されたとありますが、その当時から低床型の拝殿にしたんですかね。拝殿内は土間造になっていると思います。
本殿は情報では流造の本殿が鎮座しています。
境内社
社殿脇に立っているのが三社合祀殿で神明社、八朔社、八坂神社が祀られています。また、八社合祀殿には、天神社、弁財天、山之神、明神社、八幡社、秋葉社、白山社、春埜山が祀られています。由緒に出ている合祀された日吉山王社周辺の神社がそれぞれ鎮座しているようなのですが、社名が変更されたのか、諏訪神社など社名がありませんね。
また、春埜山はどういった神社なんでしょうか。「春埜山」でGoogle先生で検索すると、静岡県浜松市にある春埜山がHITしてきます。この浜松市の春埜山には「春埜山大光寺」という今でも神仏習合を守っている寺院があるようです。もしかしたらこちらの大光寺の分霊を祀っているのかもしれませんね。
参拝を終えて
日吉山王社の本殿と無量寿寺の本堂が並び立つ様子です。
こうして、神社と寺院の本殿、本堂を一枚の写真で治めれるところは非常に少ないですよね。今まででも境内が隣接している神社と寺院は何ヶ所か出会っていますが、互いの本殿、本堂を正面から一枚に納められるところはなかったような気がします。(斜めだったり横から一枚に収める事ができるところは何ヶ所かありましたが。)
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やはり、旅先の情報はネット検索もいいですが、るるぶなどの旅行ガイド雑誌が一番ではないかなと思います。ネット情報はどうしてもディープになりがちで、いざ旅行に行こうと思っても、俯瞰的な情報が不足しがちな気がします。
やっぱり、”るるぶ”を見ながら、旅の予定表を作っていくのも、旅行の醍醐味ですよね。
地図で鎮座地を確認
神社名 | 日吉山王社 |
所在地 | 愛知県知立市八橋町寺内65 |
最寄駅 | 名古屋鉄道 三河線「三河八橋駅」徒歩7分 |
ご自宅にお札は祀られていますか?
実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。
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南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。
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