ONE POINT
名古屋市緑区の諏訪山に鎮座する諏訪社の紹介です。創建時期は不詳ですが、室町時代に瑞泉寺が建立された際には既に諏訪社が鎮座していたともされ、鎌倉時代から南北朝時代にかけての創建ではないかと考えられるそうです。
神社情報
神社名 | 諏訪社 |
鎮座地 | 愛知県名古屋市緑区鳴海町字諏訪山一五九番地(Googlemap) |
例大祭 | 十月十四日 |
創 建 | 不詳 |
御祭神 | 建御名方神 |
旧社格 | 指定村社 |
神名帳 | ー |
境内社
境内社 | 下諏訪社 山神社 春日社 神明社(飛地境内社) |
文化財
国 宝 | ー |
国指定 | ー |
県指定 | ー |
市指定 町指定 村指定 | ー |
参拝情報
御朱印 | ー |
URL | ー |
駐車場 | 〇 |
参拝日 | 2022年4月6日 |
御由緒
創建は不詳となっていますが、境内の由緒書きによると、創建は鎌倉時代なのではないかとしています。所説ありますが応永三年(1396年)に諏訪山の近く「平部山」に瑞松寺が建立されます。後に瑞松寺は兵火により灰燼に帰してしまい、文亀元年(1501年)に相原町に移転。享保年中に寺号を瑞松寺から瑞泉寺に改称し、現在では四国直伝弘法霊場の一番札所となっている曹洞宗の寺院「龍蟠山瑞泉寺」となるのですが、この瑞松寺が平部山に創建された時には既に諏訪山に諏訪神社が勧請創建されていたと伝えれていることから、応永三年(1396年)以前の鎌倉期または室町時代初期の創建であろうと考えられるそうです。
創建は明らかではないが、境内の石灯籠の銘に「正徳二壬辰年(1712年)正月吉日願主下里氏平吉屋」とあり、これより以前に信州諏訪大明神を勧請奉斎したものである。「尾張志」に諏訪社、境内に下諏訪社あり、鳴海村にあり。と。明治五年七月二十八日、村社に列し、同四十年十月二十六日、神饌幣帛料供進指定社となる。同四十二年八月一日字伝治山新十三番地鎮座無格社春日社を本社に境内地に合併する。昭和二十七年八月鳴海町字神明十八番地元村社神明社(境内地四千七十五坪)を合併、飛地境内神社とした。
愛知県神社庁発刊「愛知県神社名鑑」
御祭神
- 建御名方神
御朱印帳の保管に
数年前より非常に集める方が増えた「御朱印」ですが、皆様は御朱印帳はどうやって保管していますか?神社・仏閣を廻って御朱印を受けているとあっという間に御朱印帳の冊数が増えていきますが、そのまま棚などに置いている方が多いのでは?。せっかくお受けした御朱印ですので、日本では古くから着物を始めとして大切なものを保管する為に使われていた「桐箱」に入れて保管した方がよろしいかと思います。
ぜひ、皆様も桐箱に御朱印帳を保管されてみたらいかがですか?
参拝記
国道1号線の大高緑地交差点を南に曲がり直ぐに右折する路地があります。この路地の突き当りに今回参拝する諏訪社が鎮座しています。明示はされていませんが、参道入口脇に駐車して参拝する事が出来るかと思います。
境内入口
旧社格「村社」が合わせて彫られた社号標、由緒書き、その奥に石灯籠一対と木造灯篭一対、石造明神鳥居が据えられた境内入口になります。この写真からは見えにくいですが、鳥居の奥側に手水舎が設けられています。
手水舎
木造トタン張四本柱タイプの手水舎になります。手水舎の奥にはひっそりと「二宮金次郎」像が見守っています。
社殿
切妻造瓦葺妻入りの拝殿とその奥に基壇上に設けらえた本殿構造群が設けられた尾張造の社殿になります。
ここ諏訪社の祭文殿は妻入造となっているのが特徴的です。
境内社
下諏訪社
諏訪社の社殿から真っ直ぐ南側に伸びた所に境内社である下諏訪社が鎮座しています。相殿となっているようで、中央に下諏訪社、向かって右側に春日社、向かって左側に山神社が祀られています。
竈神社
赤い鳥居と白い幟が非常に目立つ竈神社になります。
鞘堂の中に社が鎮座しておりその脇に「おもかる石」が置かれています。
石灯籠
本殿構造群の手前側に諏訪社で一番古い石灯籠であると書かれた案内板が据えらえた灯籠があります。これによるとこの灯籠は正徳二年(1712年)に奉納建立された物の様です。火袋部分は地震で倒壊した際に割れてしまった様で現存していないようです。
鎮座地を神社で確認
神社名 | 諏訪社 |
鎮座地 | 愛知県名古屋市緑区鳴海町字諏訪山一五九番地(Googlemap) |
最寄駅 | 電車:名古屋鉄道:名古屋本線「左京山駅」徒歩7分 バス:名古屋市営バス「平部バス停」徒歩1分 |
ご自宅にお札は祀られていますか?
実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。
賃貸住宅などに住まわれて簡単に神棚を掲げられないという方もお勧めなのが、
南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。