名古屋市中川区

西古渡神社(名古屋市中川区尾頭橋)

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

ONE POINT

名古屋市中川区尾頭橋に鎮座する西古渡神社の紹介です。江戸時代までは牛頭天王を祀る神仏習合の神社でしたが、明治になり建速須佐之男命を御祭神とする神社に改組しています。JR東海の尾頭橋駅の目の前に鎮座する神社です。

神社情報

神社名西古渡神社
鎮座地名古屋市中川区尾頭橋四丁目二番地三号(Googlemap
例大祭十月十一日
創 建寛永十八年(1641年)
御祭神建速須佐之男命
加具土命
旧社格神饌幣帛料供進指定村社
神名帳

境内社

境内社稲荷社

文化財

国 宝
国指定
県指定
市指定
町指定
村指定

参拝情報

御朱印
URL
駐車場
参拝日2022/4/27

御由緒

 JR東海の東海道本線「尾頭橋駅」の改札口から市道を挟んだ場所に鎮座しているのが今回紹介する「西古渡神社」になります。名古屋市に編入されるまでは愛知郡古渡村の西側に位置する場所に鎮座していた様です。古渡村の西側に鎮座していたから西古渡神社という社名になったのかは不明ですが、当たらずとも遠からずだとは思いますが。

 元々は牛頭天王を祀る神仏習合色の強い神社というか寺院だったようですが、明治政府による神仏判然令によって一時廃絶とされてしまった様ですが、御祭神を建速須佐之男命とすることで復興した経緯があるみたいです。

牛頭天王と建速須佐之男命

現在、建速須佐之男命を御祭神としている津島社、祇園社、天王社、素戔嗚社(須佐之男社)などの神社の由緒を見てみると、江戸時代には「牛頭天王」を祭神としていた所が多いのですが、明治時代に半ば強制的に建速須佐之男命を御祭神とする神社へと改組されたといいます。

  • 寛永十八年(1641年)正月:創建
  • 明治元年(1828年):神仏判然令により廃絶
  • 明治十二年(1840年):御祭神を建速須佐之男命とし復興
  • 昭和十二年(1937年)八月:村社に列格
  • 昭和十二年(1937年)十月:神饌幣帛料供進指定社となる。

創建は寛永十八年(1641年)正月、と伝う。昭和十二年八月十八日、村社に列し、同年十月五日、神饌幣帛料供進指定社となる。同月十日、社殿を造営、昭和二十年五月十七日、空襲で社殿炎上。同二十六年六月二十八日造営再建す。(神徳)厄除け、疫病除け、火除け

愛知県神社庁発刊「愛知県神社名鑑」

御祭神

  • 建速須佐之男命
  • 加具土命

御朱印帳の保管に

 数年前より非常に集める方が増えた「御朱印」ですが、皆様は御朱印帳はどうやって保管していますか?神社・仏閣を廻って御朱印を受けているとあっという間に御朱印帳の冊数が増えていきますが、そのまま棚などに置いている方が多いのでは?。せっかくお受けした御朱印ですので、日本では古くから着物を始めとして大切なものを保管する為に使われていた「桐箱」に入れて保管した方がよろしいかと思います。

 ぜひ、皆様も桐箱に御朱印帳を保管されてみたらいかがですか?

参拝記

 前回紹介した「八幡社/紹介記事」から名古屋高速の高架下を走る愛知県道107号線を使って一気に北上してJR東海道線、中央線、名鉄本線が並んで走ってる区間近くまで進んできます。今回紹介する西古渡神社はそんな2社3路線が並んで走る区間にある尾頭橋駅近くに鎮座しています。

境内入口

 西古渡神社の境内入口には社号標、幟立石(幟ポール)、狛犬一対、石灯籠一対、扁額が掲げられた石造明神鳥居が据えられています。こんな境内入口から右方向を望むと・・・

 こんな感じで尾頭橋駅の改札口が見えています。これだけでいかに駅前に鎮座しているか見て分かりますね。

手水舎

 各柱の転びがほとんどない木造瓦葺四本柱タイプの手水舎になります。

狛犬

 昭和初期頃の狛犬によく見かける造形の狛犬になります。個人的にはこの年代の狛犬の造形が一番好きですね。

社殿

 切妻造瓦葺平入の唐破風の向拝が設けられたコンクリート造りの社殿になります。この様式は三河地方でよく見かける社殿様式によく似ています。

 今回の参拝旅で初めて遭遇した尾張地方の神社でよく見かける蝋燭立になります。

境内社

 鮮やかな朱塗りの拝殿が非常に目を引く境内社の稲荷社になります。


遊び予約/レジャーチケット購入サイト「asoview!(アソビュー)」


鎮座地を神社で確認

神社名西古渡神社
鎮座地古屋市中川区尾藤橋四丁目二番地三号(Googlemap
最寄駅電車:JR東海 東海道線「尾頭橋駅」徒歩2分
バス:

ご自宅にお札は祀られていますか?

実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。
賃貸住宅などに住まわれて簡単に神棚を掲げられないという方もお勧めなのが、

南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。

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