三河国准四国霊場 三河新四国八十八ヶ所 岡崎市

二村山 勝徳寺(岡崎市本宿町) 三河新四国霊場 三十六番札所

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

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寺院情報

寺院名 二村山 勝徳寺
所在地 愛知県岡崎市本宿町寺山二十一番地
御本尊 阿弥陀如来
宗 派 浄土宗西山深草派
創 建 不詳
札 所 三河新四国霊場 三十六番札所
三河国准四国霊場 四十九番札所
御朱印
H P

参拝日:2019年3月20日

沿革・由緒

詳細は不明です。
二村山 法蔵寺の塔頭として、慈光院と共に宝蔵寺の惣門となる薬医門を潜った先に両塔頭の入口である山門が設けられています。

三河新四国霊場を行く

三河新四国霊場三十五番札所「二村山法蔵寺」から鐘楼門をくぐり、石段を下りた先にある三十六番札所「二村山勝徳寺」を参拝します。こちら勝徳寺は、三河国准四国霊場の札所も兼ねています。


三河国准四国霊場は、三河全域を霊場としている弘法大師霊場になります。納経帳も用意されていますが、無住の寺院も多く、なかなか全札所の朱印を頂くには時間がかかる霊場なんだそうです。こちらの霊場も今後巡礼していこうとおもっているのですが・・・いつ頃巡礼できるかなあ・・・。

参拝記

法蔵寺の惣門を潜った先の右手にあるのが今回参拝する「二村山 勝徳寺」があります。総門内にあることから法蔵寺の塔頭であることがわかりやすいかと思います。

山門

勝徳寺の境内は薬医門の山門と板張りの袖壁で囲まれた感じになっています。
山門の柱には、右に山号寺号が書かれた寺号標と、左には三河新四国の札所案内板が掲げられています。

手水舎、水盤

木造銅葺変則二本柱タイプの手水舎になります。
この構造の手水舎は初見になりますね。柱や軒などに使わている木材はそんなに太い物ではないのですが、柱の構造など視覚的にも不安定さを感じさせない手水舎の造りになっていると思います。この造りはほかの神社仏閣で手水舎を作り直すときなど参考にしてもいいと思うくらいです。

本堂

切妻造瓦葺平入の大屋根に、庇が設けられている本堂になります。庇と大屋根の間隔がもう少し狭ければ錣屋根の形状になるのかなとおもうのですが、これだけ間隔があいていると庇と呼んだ方がしっくりくる感じがしまます。

この本堂で特徴的なのは、庇が設けられている上にさらに向拝が設けられているところでしょうか。この部分だけみてもかなり特異的な屋根構造なんだと思います。

本堂中央に安置されている本尊になります。

「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」・・・・

三十六番札所

本堂の向かって左手には、まさに「弘法」と書かれた扁額が掲げられた大師霊場の札所が設けられています。こんな感じの大師霊場の札所は知多四国霊場で見かけましたね。

かなり大きいと感じさせる大師像が安置されていました。こちらの大師像は、三河新国霊場、三河国准四国霊場どちらの霊場の大師像なんでしょうか・・・。経緯から考えると三河新四国霊場の大師像だとは思うのですが・・・。

「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・

御朱印

参拝を終えて

春の花である”こぶし”の花も参拝した時に徐々に履き始めていました。今思い返せば、この頃から四月に入るころまで暖かかい日が続いたんですが、その後一気に寒の戻りがあって桜などの花が非常に長く楽しめたのを思い出しました。

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やはり、旅先の情報はネット検索もいいですが、るるぶなどの旅行ガイド雑誌が一番ではないかなと思います。ネット情報はどうしてもディープになりがちで、いざ旅行に行こうと思っても、俯瞰的な情報が不足しがちな気がします。
やっぱり、"るるぶ"を見ながら、旅の予定表を作っていくのも、旅行の醍醐味ですよね。

所在地を地図で確認

寺院名 二村山 勝徳寺
所在地 愛知県岡崎市本宿町寺山二十一番地
最寄駅 名古屋鉄道 名古屋本線「本宿駅」徒歩10分

寺院・霊場巡りの際のバイブルに

元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。

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少しでも巡礼の時にお役に立てる事もあるかと思います。是非一度読んでみてくださいませ。

次の目的地は?

三十六番札所「二村山 勝徳寺」を後にして、国道一号線に戻り東に進んでいきます。岡崎を抜け出て豊川市に入ります。国道一号線から姫街道に移動して名鉄名古屋本線をオーバーパスして間もなくの場所にある三十七番、三十八番札所「天神山 法厳寺」を目指します。

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