ONE POINT
名古屋市北区如意にある如意山瑞應寺の紹介です。夢窓国師によって創建され南北朝時代の武将「石黒重行」によって伽藍が整備されたという寺院になります。
寺院紹介
寺院概要
寺院名 | 如意山瑞應寺 |
所在地 | 愛知県名古屋市北区如意二丁目七三(GoogleMap) |
創 建 | 貞和四年(1348年) |
宗 派 | 臨済宗妙心寺派 |
御本尊 | 釈迦牟尼仏 |
霊 場
霊 場 |
文化財
国 宝 | ー |
国指定 | ー |
県指定 | ー |
市指定 町指定 村指定 | ー |
参拝情報
御朱印 | 不明 |
URL | ー |
駐車場 | 〇 |
参拝日 | 2022年3月2日 |
御由緒
創建は貞和四年(1348年)夢窓国師によって創建された。往時の寺号は「瑞竜寺」と称し、臨済宗天龍寺派の寺院であった。応永二十六年(1420年)石黒(長谷川)重行が夢窓国師の徳を崇敬し七堂伽藍を造営、国師に帰依して宋圓と称したという。
その後、石黒重行八代孫「石黒重成」の時に妙心寺派に改派、寺号を如意山瑞應寺と改称し七堂伽藍を整備して中興開山した。
御朱印帳の保管に
数年前より非常に集める方が増えた「御朱印」ですが、皆様は御朱印帳はどうやって保管していますか?神社・仏閣を廻って御朱印を受けているとあっという間に御朱印帳の冊数が増えていきますが、そのまま棚などに置いている方が多いのでは?。せっかくお受けした御朱印ですので、日本では古くから着物を始めとして大切なものを保管する為に使われていた「桐箱」に入れて保管した方がよろしいかと思います。
ぜひ、皆様も桐箱に御朱印帳を保管されてみたらいかがですか?
参拝記
式内社である「大井神社」が辻に鎮座している県道59号名古屋中環状線の如意一丁目交差点から東へ200m程進み路地を北に入ると寺院特有の土塀が見えるかと思います。この土塀を有する寺院が今回参拝する「如意山随應寺」になります。
境内入口
瑞應寺の境内入口は山門に続く石畳の参道の両脇は少し庭園風に整備されています。この境内入口の一角には
「南朝忠臣石黒重行之蹟」と彫られた石柱が据えらえています。
石黒重行とは?
石黒重行は越中国貴船城主「石黒重之」の子であり、父祖の志を継いで南朝に仕え、足利氏と戦って敗れ、一時奥州に逃れた。明徳四年(1393年)長谷川重行と名乗ってこの地に住み、後に斯波氏に属して味鋺、如意の領主となった。
夢窓国師の徳を慕い、瑞竜寺(後の瑞應寺)の七堂伽藍を造営。晩年剃髪して宗円居士と改めた。墓はこの寺の墓地にある。
重行が奥州に逃げ落ちた時に、塩竈六所明神を勧請し、尾張国に移り住んだ時、この地に鎮座していた「大井神社」に相殿に祀っています。
山門
袖壁のある薬医門の山門になります。
山門から本堂に向かって石畳の参道がまっすぐ伸びています。
本堂
入母屋造瓦葺平入の向拝が設けられた重層構造の本堂になります。重層構造の本堂は平成以降に造営された本堂でたまに見かける構造です。当サイトでも同様の構造をしている本堂を何ヶ所か紹介してきています。
不動明王
瑞應寺の境内の一角に明和二年(1765年)に安置された不動明王像が一段高くなった場所に現在も安置されています。交通安全・除災招福の不動尊として信仰されているそうです。
鐘突堂
袴腰が設けられた鐘突堂になります。非常にバランスの取れた重厚感のある様式の鐘突堂になるのではと思います。
石黒重成墓石
瑞竜寺を瑞應寺と改称し、妙心寺派に改派させたという石黒重成の墓石になります。向かって左手が重成の墓石になり、向かって右手は重成の妻の墓石になります。
御朱印
確認していない為、御朱印を頂けるかは不明です。
参拝を終えて
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やはり、旅先の情報はネット検索もいいですが、るるぶなどの旅行ガイド雑誌が一番ではないかなと思います。ネット情報はどうしてもディープになりがちで、いざ旅行に行こうと思っても、俯瞰的な情報が不足しがちな気がします。 やっぱり、"るるぶ"を見ながら、旅の予定表を作っていくのも、旅行の醍醐味ですよね。
所在地を地図で確認
寺院名 | 如意山瑞應寺 |
所在地 | 愛知県名古屋市北区如意二丁目七三(GoogleMap) |
最寄駅 | 鉄道: バス:名古屋市営バス「如意バス停」徒歩2分 |
寺院・霊場巡りの際のバイブルに
元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。
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