神社情報
神社名:御鍬神社
鎮座地:岡崎市針崎町字東カンジ五番地
御祭神:伊雑大伸、迦具土命
旧社格:村社
創 建:不明
境内社:稲荷社
参拝日:2016年2月4日
御由緒
志摩国磯部に伊勢の別宮、伊雑宮あり。天照大御神を祀る。御鍬さまの信仰は神宮の御田植初め神事よりでたもので、その時に使う忌鍬を諸国に祀り、農の豊穣を祈った。明和四年(1767年)頃が最も盛んであった。この地名針崎は墾崎(はりさき)で矢作川に臨んだ開拓地である。
明治五年十月十二日、村社に列格した。同四十二年二月六日、字北門の秋葉社を本社に合祀する。大正二年十二月二十四日、神饌幣帛料供進指定を受けた。同十五年十二月境内を広げ社殿を改修した。昭和二十五年十月、拝殿を造営。同六十年十月斎館を新築する。
愛知県神社庁 発刊
「愛知県神社名鑑」より
県道483号線を岡崎駅から南に向かっていくと、数年前までは日清紡の針崎工場が建っていたのですが、工場撤退から今では「はるさき団地」ができて、中学校、検診センターが完成し、風景が一変していますが変わらずに火の見櫓が建っているので、櫓が見えてきたら御鍬神社到着です。
この櫓を超えた所が御鍬神社の境内になります。
南入りの社殿配置なので、南側に回り込みます。
境内入口です。
ここでは、常時石立に幟縦が設置されています。普通は都度取り外すはずなのですが。
手水舎です。トタン葺きの二本柱の質素な作りです。
すこし柱が細いかな?
狛犬
この辺りではよく見かける造形です。
今一度社殿を望みます。
切妻、寄棟の違いはあれど、この辺りではよく見かける形です。
幣殿がなく、廻廊に囲まれた露天の祭場と石段の上には本殿(覆殿?)が見えます。
社殿脇には、朱色の鳥居が。
境内社の稲荷社になります。社は小さくても、鳥居もあって存在感はすごいです。
最後に懸魚と鬼瓦を見て頂きます。
ここの懸魚も独特の彫りをしています。鰭部分は波ではなく雲をかたどってますね。
猪目懸魚に属すると思うのですが・・・猪目独特の目が開いてません・・・。
所在地を地図上で確認してみてください。