ONE POINT
愛知郡東郷町に鎮座する春日神社の紹介です。社殿では延暦年間(782-806年)に創建したと伝えられている古社になります。
神社情報
神社名 | 春日神社 |
鎮座地 | 愛知県愛知郡東郷町春木西前六〇六七番地(Googlemap) |
例大祭 | 十月十九日 |
創 建 | 不詳 |
御祭神 | 武甕槌命 斎主命 天児屋根命 姫大神 忍穂耳尊 天照大御神 素戔嗚尊 |
旧社格 | 指定村社 |
神名帳 | ー |
境内社
境内社 | 津島社 秋葉社 池鯉鮒社 多賀社 金刀比羅社 社宮司社 山神社 御嶽社 郡田神社 |
文化財
国 宝 | ー |
国指定 | ー |
県指定 | ー |
市指定 町指定 村指定 | ー |
参拝情報
御朱印 | ー |
URL | ー |
駐車場 | ー |
参拝日 | 2022年3月16日 |
御由緒
社頭の由緒板によると、「創建は延暦年間(782-806年)であると伝えられる。」と記しています。その後「宝永三年(1707年)に春日大明神、八剣大明神の二社を合祀し春日神社として奉斎せり。」としています。
- 延暦年間(782-806年)、創建
- 宝永三年(1707年)、八剣社を合祀
- 安政三年(1858年)、社殿を再建造営
- 明治五年(1872年)、村社に列格
- 明治四十年(1907年)、神饌幣帛料供進指定を受ける
創立は明らかでない。明治五年七月二十八日村社に列格した。近所に鎮座の山神社二社、多賀社、社宮司社を合祀境内に祀る。同四十年十月二十六日、神饌幣帛料供進指定となる。昭和四十七年三月造営竣工す。
愛知県神社庁発刊「愛知県神社名鑑」
御祭神
- 武甕槌命
- 斎主命
- 天児屋根命
- 姫大神
- 忍穂耳尊
- 天照大御神
- 素戔嗚尊
基本的に、由緒で紹介した通り「春日社」と「八剱社」が合祀している事から、両社の御祭神がそのまま祀られている事から御祭神の柱数はかなり多くなっています。
春日神四柱
奈良県奈良市に鎮座する「春日大社」で祀られている四柱の御祭神を「春日神」と称します。
- 武甕槌命
- 斎主命
- 天児屋根命
- 姫大神
武甕槌命(鹿島神宮主祭神)、斎主命【経津主命】(香取神宮主祭神)は中臣氏の守護神として、天児屋根皇子Tおと姫大神【比売姫】は藤原氏の祖神であると伝えられている。
八剣社
八剣社の御祭神の多くは日本武尊を中心とした熱田神宮にで祀られている御祭神が勧請されている事がおおいのですが、日本武尊を中心とした神様は祀られていません。
- 天照大御神
- 素戔嗚尊
- (天)忍穂耳尊
天照大御神と素戔嗚尊の間で行われた誓約によって誕生した天忍穂耳尊の三柱が御祭神となっています。
八剣社を合祀したが八剣社系の御祭神が登場せず、よく八柱社の御祭神として名前を聞く三柱が御祭神として祀られている事から、もしかしたら八剣社ではなく八柱社を合祀したのかな?と考えてしまいます。
御朱印帳の保管に
数年前より非常に集める方が増えた「御朱印」ですが、皆様は御朱印帳はどうやって保管していますか?神社・仏閣を廻って御朱印を受けているとあっという間に御朱印帳の冊数が増えていきますが、そのまま棚などに置いている方が多いのでは?。せっかくお受けした御朱印ですので、日本では古くから着物を始めとして大切なものを保管する為に使われていた「桐箱」に入れて保管した方がよろしいかと思います。
ぜひ、皆様も桐箱に御朱印帳を保管されてみたらいかがですか?
参拝記
県道56号岡崎名古屋線の祐福寺交差点を南に曲がって市道を少し走った所に鎮座しているのが春日神社になります。市道から春日神社までは参道というのかかなり広い広場の様な道路となっています。
境内入口
前面道路から石段と石垣で一段高くなっている境内入口です。幟立石(ポール設置)、石灯籠二対、社号標、手水舎、扁額が掲げられている明神鳥居などが据えられています。
手水舎
コンクリート銅板葺き四本柱タイプの手水舎になります。前回紹介したみよし市に鎮座する三好八幡社の手水舎と同様の造形をしている感じがします。
狛犬
生年月を調べ忘れてしまった狛犬一対になります。なかなか愛くるしいお顔をしています。
社殿
コンクリート造り銅板葺きの唐破風の向拝が設けられている拝殿を有する社殿になります。入母屋造の拝殿の左右に切妻屋根の控殿が設けられ、幣殿、本殿が一体となった社殿になります。この造りは先もでた三好八幡社や同じ東郷町に鎮座する白鳥神社の社殿と同様の意匠となっています。
境内社
社殿向かって左側に境内社が鎮座しています。
蝋燭台
ここ春日神社には尾張国の神社の特徴のひとつである蝋燭台が社殿前に据えられていました。
鎮座地を神社で確認
神社名 | 春日神社 |
鎮座地 | 愛知県愛知郡東郷町春木西前六〇六七番地(Googlemap) |
最寄駅 | 電車: バス:名鉄バス「部田バス停」徒歩1分 |
ご自宅にお札は祀られていますか?
実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。
賃貸住宅などに住まわれて簡単に神棚を掲げられないという方もお勧めなのが、
南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。