常夜燈データ
種 別 | 秋葉山常夜燈 | 建立年月 | 昭和二十九年十月建立 |
設置場所 | 西尾市吉良町吉田離島地内 | ||
形 状 | 宮立型(宮前型) 基壇2段、土台石4段 | ||
竿部刻印 | 正面「秋葉山」右面「常夜燈」後面「昭和二十九年十月建立」 | ||
台石刻印 | なし | ||
火袋台石刻印 | なし |
訪問記
離島という地名を持つ場所に据えられているのがこの常夜燈。吉田村誌によると、慶長年間に宇の津沖に離島を築く(築主不明)とあります。宇の津とは現在の宇野津の辺りになります。
地図を見ていても、離島と呼ばれるエリアに集落が固まっており、まさに三河湾に浮かぶ離島の様な干拓地だったんだと想像できます。
離島集会場の前に据えられている常夜燈。
なかなか内陸なのに離島という住所はすくないのでは。
おなじ集会場に敷地内に、戦没慰霊碑と共に、十三号台風の高潮の潮位を示す碑が建てられています。
昭和28年9月25日に甚大な被害をもたらした台風十三号。西尾市を散策していると、台風十三号関連の碑を見かけることがあります。干拓地の為ほぼ海抜1~2m以下の場所が広がっているので被害が広がってしまったんでしょうね。
それにしても、すごい潮位いです。
勝手な推測ですが、台風十三号の被害から1年後にこの常夜燈は建立されています。もしかしたら建立ではなく改修なのかもしれません。高潮で流失してしまった為に新たに建立したのでは?と想像しています。
潮位碑のすぐわきに鎮座する御堂。中を拝見すると弘法大師と書かれた提灯が掲げられていました。弘法大師なので真言宗の御堂ですね。
第二十九番札所とあります。三河四国霊場巡りで指定された場所なんでしょうか・・・。
今検索すると三河"新”四国霊場巡りは出てくるですけど、そこには載ってませんね。