知多郡南知多町 秋葉山常夜燈

神明神社(愛知県知多郡南知多町) 篠島

2019年8月29日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

寺院情報

神社名 神明神社
鎮座地 愛知県知多郡南知多町篠島字神戸一〇一番地
御祭神 宇迦之御魂神、大土御祖神、大歳神
旧社格 神饌幣帛料供進指定村社
創 建 宝亀二年(771年)
神名帳
境内社
例祭日 一月四日
御朱印
H P

参拝日:2018年10月31日

神明神社公式サイトのご紹介

http://minamichita.net/

沿革・由緒

社伝によれば、宝亀二年(771年)伊勢の神宮より土宮を篠島に勧請し祀り、伊勢土宮と尊称した。神宮に参拝する者は宮巡りと称して篠島に渡り、伊勢土宮に参詣するを慣わしとした。荒天などで渡れない時は二見浦の遥拝所で拝礼した。後世神明宮、神明社、神明神社と改称せられた。神宮の式年遷宮の二年後内宮の東宝殿一宇下賜され建て替えを行い御遷座する。
明治五年九月、村社に列格し、同四十年十月二十六日、神饌幣帛料供進指定を受ける。

愛知県神社名鑑」より

知多四国霊場を行く

知多四国霊場巡礼九日目に突入します。この九日目は、知多郡南知多町の篠島と日間賀島の両島にある札所を遍路していこうと思います。日間賀島はこれまでも何回か訪れた事があり、その時に神社は参拝しているのですが、篠島は人生初上陸になり、神社も併せて参拝していこうと計画をしてみました。

師崎にある高速船乗り場にて、知多四国霊場や直伝弘法霊場を遍路するために作られた様な篠島・日間賀島セットチケットを購入し、まずは、篠島に向かう事にします。

沖合に日間賀島が見えている師崎の高速船乗り場になります。10月末なんですが、穏やかな日で波もあまりなく船に乗るにはもってこいの日のようです。

船に揺られる事に10分ほどで篠島に到着します。
篠島は↓の様に巡っていこうと思います。

渡船ターミナル → 「神明社」 → 「八王子社」 → 38番札所「龍門山 正法禅寺」 → 番外札所「寂静山 西方寺」 → 39番札所「金剛山 医徳院」 → 「神宮干鯛調製所」 → 渡船ターミナル

予定では2時間ほどの篠島滞在時間となります。急げば1時間くらいで廻れるような気がするのですが、今回の遍路には3歳の息子も「船に乗る!」と意気込んでついてきたので、時間にかなり余裕のある旅路になっています。

参拝記

渡船ターミナルから南に10分ほど歩くと、篠島の郵便局があり、その奥に神明神社が鎮座しています。郵便局側からみると、丁度神明神社の裏側から見る形になり、境内を囲む石垣が見えてきます。

祠が一基、石灯篭が二基、そして秋葉山常夜燈が一基据えられています。
この石垣沿いに坂道を登っていくと、神明神社の境内入口が見えてきます。

境内入口

木製の神明鳥居、旧社格が彫られた社号標、そして石灯篭が一対据えられている神明神社の境内入口になります。二十年に一度御遷宮が行われている中でこの鳥居もその都度作り直されているんでしょうね。

手水舎

木製銅葺二本柱タイプの手水舎になります。それぞれの柱に支柱が設けられた様式です。
水盤には、異物除けの為の覆いが設けられていますね。

社殿

神明造の社殿になります。
由緒にもある様に、この神明神社の本殿は、内宮の「宝殿」を御遷宮毎に下賜され、篠島に運ばれた後、材木の修繕を行いながら20年毎に建て替えられるそうです。ちなみに、神明神社に建てられていた本殿は、次回紹介する「八王子社」の本殿して利用されるそうです。

伊勢神宮に立っていた時は茅葺の神明造になっているのですが、神明神社の本殿として造営された際に銅葺屋根に変えられています。

「宝殿」は伊勢神宮「内宮」に鎮座していた時には、御垣内に囲まれてみる事が出来ない建物だったりします。普段見る事が出来ない、伊勢神宮の御垣内にある建物を見る事ができる貴重な神社ではないでしょうか。

御遷宮についての詳しいサイトがあったので紹介します。

http://shinojimadentou.jp/

秋葉山常夜燈

常夜燈データ

種  別 秋葉山常夜燈 建立年月 不明
設置場所 愛知県知多郡南知多町篠島字神戸地内
形  状 宮立型(宮前型) 基壇1段
竿部刻印 正面「秋葉山常夜燈」右面「当村安全」
台石刻印
火袋台石刻印

篠島で秋葉山常夜燈にあえるとは思っていなかったので、うれしい誤算といえるかもしれませんね。風化が進んでいて、彫られた文字が解読できなかった点が残念です。

御朱印

参拝を終えて

伊勢神宮と非常に縁のある神明神社になります。神宮の遷宮毎に古材を下賜される事がきまっている神社はここ神明神社のみとか。篠島と伊勢神宮の結びつきが非常に強い事がわかりますね。

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やっぱり、"るるぶ"を見ながら、旅の予定表を作っていくのも、旅行の醍醐味ですよね。

所在地を地図で確認

神社名 神明神社
鎮座地 愛知県知多郡南知多町篠島字神戸一〇一番地
最寄駅 名古屋鉄道 河和線「河和駅」徒歩10分
河和港 → 高速船 → 篠島渡船ターミナル

寺院・霊場巡りの際のバイブルに

元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。

https://amzn.to/2UHeO79

少しでも巡礼の時にお役に立てる事もあるかと思います。是非一度読んでみてくださいませ。

次の目的地は?

神明神社を後にして、八王子社に向かう事にします。こちらは神明神社とは非常に関係が深い神社なんだとか。

-知多郡南知多町, 秋葉山常夜燈