名所旧跡など

ダイヤモンドクロッシング(名古屋市港区大江町)

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

POINT

名古屋鉄道の大江駅から東名古屋港駅を結ぶ築港線に設けられた線路の垂直交差であるダイヤモンドクロッシングを紹介します。普通鉄道の垂直交差は日本で唯一の存在となっている非常に希少なスポットになります。

施設概要

名 称名電築港駅 構内 ダイヤモンドクロッシング
所在地愛知県名古屋市港区大江町七番地(GoogleMap

 名古屋鉄道常滑線の「大江駅」と「東名古屋港駅」のわずか一区間という非常に短い築港線に全国で唯一の鉄道同士の垂直の平面交差となる「ダイヤモンドクロッシング」が存在しています。鉄道の路線の平面交差は安全性の確保が難しい為、全国でも姿を消しつつあり、現在ではここ以外では路面電車(軌道)で二ヶ所が残るのみとなっています。

 この築港線と垂直に交差する路線は「名古屋臨海鉄道東築線」になり、名電築港駅に通じています。この名電築港駅は名古屋鉄道と名古屋臨海鉄道の共同管理駅(駅といっても駅舎などは存在しない様で信号所と言った方が近いかもしれません。)となっています。ちなみに、ダイヤモンドクロッシングは名電築港駅の構内という扱いになっている様です。東築線は以前は隣接する東レの名古屋工場への引き込み線が設けられており、貨物輸送が行われいたようですが、現在は廃止され定期的な運航は行われていない様です。
 では、東築線は何に使われているのかというと、名古屋鉄道の車両や輸出用の車両の搬入、搬出に使用されている様です。各地の鉄道車両製造工場から甲種輸送されてきた名古屋鉄道や輸出用の車両がJR笠寺駅から名古屋臨海鉄道を使用して運び込まれる事になります。

 名古屋鉄道の車両の場合は東名古屋港駅からスイッチパックする形で大江駅方面に搬送され、輸出用の車両は東名古屋港駅を通過して名古屋港大江ふ頭に搬送されていきます。

 運行本数はかなり少ないと思われますが、名古屋鉄道として非常に重要な場所に設けられているのがこのダイヤモンドクロッシングになります。

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愛知県下新十名所を巡る

 2022年のメインの企画「愛知県下新十名所」ですが、今回から第六弾の遠征紹介となります。今回は名古屋城近くにある「京町薬祖神」を目指してバイクを走らせていきます。
 前回は、名古屋市南区の天白川沿いに鎮座する「稲荷神社/紹介記事」を紹介し、今回は稲荷神社から更に国道247号線を北上し、日本で唯一という鉄道の垂直交差「ダイヤモンドクロッシング」を見学していきます。

愛知県下新十名所と名古屋新十名所巡り
ー京町薬祖神・闇之森・榎ノ権現・久屋金刀比羅社ー

訪問記

大江駅の南側を常滑線をオーバーパスしている名古屋環状線を西に走っていくと、名鉄築港線と並走する区間になるのですが、途中遮断機の無い一風変わった踏切が登場します。この踏切が名古屋臨海鉄道東築線の踏切になります。この踏切の北側に今回の目的地であるダイヤモンドクロッシングが存在しています。

 奥に向かって伸びる線路が名古屋臨海鉄東築線。そして左右に走り、頭上に電線が張られている線路が名古屋鉄道築港線になります。この両線が垂直に交わっている場所こそが水浴平面交差ことダイヤモンドクロッシングになります。

 アップにしてみるとこんな感じ。
 実際の鉄道のレールがこうして十字に交差している所は見た事がなかったので違和感を感じますね。

 昔持っていたプラレールにこんな感じの垂直交差のレールパーツがあった記憶が・・・・。

 ネットで探してみると、実際のダイヤモンドクロスよりさらに手の込んだポイントになっていました。これは実際に作ろうと思っても厳しいんじゃないかな。

東築駅といえば・・・

 ダイヤモンドクロッシングの場所からすこに西側に歩くと、こんな感じの高さ制限のゲートが設けられています。この高さは築港線の電線に触れない高さになっていますね。このゲートの先は・・・

 こんな感じな広場?が広がっています。左側のアールを描いてるコンクリートの塀に沿う様に東築駅から東名古屋港駅に向かって伸びる引き込み線が敷設されているんですが、今一わかりにくいですね。

 で、この広場ないかといえば、名古屋鉄道で老朽化なのでお役御免となった車両が一時解体される場所になっています。ここに運び込まれた車両は座席などの内装物をあらかた取り外された後に、トラックに乗る大きさで輪切りにされてトラックに積み込まれここのゲートからスクラップ工場へ向かっていく事になります。youtubeなどで「名鉄 解体」なんかで検索してもらうとこの場所での解体風景の動画が数多くアップされていますので、こちらも一度ご覧くださいませ。

 このゲートの場所から西を望むと、先ほど紹介した東築駅から東名古屋港駅への引き込み線が築港線への分岐ポイントが設けられている場所を見る事ができます。頭上に電線が張られている路線が築港線で、右に分岐していく路線が引き込み線になります。その先に東名古屋港駅のホームの屋根がかすかに見えます。

東名古屋港駅を見ていこう

 せっかくここまで来たので、築港線の終着駅となる東名古屋港駅を見ていきましょう。

 一面一線の非常に小規模な駅になっています。改札口どころか切符販売機も見当たらない駅となっていてなかなかの初見殺しの駅となっています。色々調べてみると、ここでは一切の改札作業が行われておらず、大江駅の築港線ホームの手前に改札口が設けられていてこちらで切符を購入するんだとか。東名古屋港駅から大江駅に向かう場合、東名古屋港駅では切符を持たない状態で列車に乗り、大江駅の構内改札の手前の切符販売機で切符を購入して改札を通るスタイルなんだとか。まあ・・・この築港線にのる乗客のほとんどが近隣の工場への通勤される方のはずで、そういった方は定期券またはmanacaなど使っているはずなので問題ないのかもしれませんね。

 東名古屋港駅は終着駅ですが、線路自体はさらに先に伸びています。

 東名古屋港駅の先には踏切が設置されているのですが、貨物輸送の臨海鉄道の踏切あるあるで遮断機が設置されておらず、列車が通過する際には作業員が車を停める為に配備されるようです、

 大江ふ頭への引き込み線

 東名古屋港駅から更に先に伸びていく線路がどこまでいくのか先に進んでみましょう。

 直線が伸びていた築港線がふ頭にちかずくと左にカーブを描いていく事になります。古い航空写真を見ると上記の写真あたりは貨物車両の操車場があったようですが、現在では駐車場などに転換されています。

 さらにその先は、道路?を横切って港のふ頭へと伸びています。この先は、車両を船積みする場所になっていて、以前台湾向けの車両がここのふ頭から船積みされて輸出された新聞記事などがあった記憶があります。

所在地を地図で確認

名 称名電築港駅 構内 ダイヤモンドクロッシング
所在地愛知県名古屋市港区大江町七番地(GoogleMap
最寄駅鉄道:名古屋鉄道・築港線「東名古屋港駅」徒歩5分
バス:名古屋市営智バス・新瑞14系統「加福町バス停」徒歩2分

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