名所旧跡など

堀川駅跡(名古屋市中区)

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

POINT

 昭和51年2月15日まで、名古屋鉄道瀬戸線の起点であった堀川駅。名古屋城外堀を走る事から「お堀電車」とも呼ばれていた瀬戸線ですが、昭和51年の栄乗り入れ工事着工に伴い廃駅となっています。

堀川駅概要

駅 名堀川駅
所在地愛知県名古屋市中区三の丸一丁目地内
路 線瀬戸線
駅構造地上駅
ホーム相対式2面2線
開業日大正4年1月18日
廃止日昭和51年2月15日

歴史

 瀬戸線は瀬戸市の主要産業である陶磁器(瀬戸物)の貨物輸送を主目的として瀬戸市から堀川までを結ぶ鉄道路線として建設された。堀川側は堀川の水運の荷揚げなどが可能となる土場と直結する事が出来る名古屋城外堀の南西隅部に設けられた。

 土居下駅~堀川駅間は名古屋城外堀を走っていた事から「お堀電車」とも呼ばれていました。

 太平洋戦争後、水運の衰退に伴い、急速に貨物需要が減少、更に市電と並行している区間でもあった為、旅客輸送が伸びず、更に瀬戸線が栄に乗り入れる事となった事から、昭和51年に廃駅となった。

 お堀電車と呼ばれていた区間は、堀川駅ー本町駅ー大津町駅ー東大手駅ー土居下駅の五駅になります。このうち、東大手駅は栄町駅に延伸した際に地下駅として復活しています。

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訪問記

 堀川の左岸側の壕川に沿って走る木挽町通と頭上に名古屋高速が走る外堀通りの「景運橋東交差点」から少し北側に今回紹介する「堀川駅跡」があります。名古屋城の外堀の南西隅は現在まるで堀が埋められたかのように平坦となっているのですが、元々江戸時代まではどういった造りとなっていたのでしょうか。

 現在ではその面影を残すものがのこっていませんが、この場所に二面二線の相対式ホームが敷設されたいたそうです。駅舎は写真の右側となる南側に設けられており、需要が低迷してからは北側のホームは使われず、一面一線の小さな駅になっていたそうです。

 現地には、中区役所が設置した往時の堀川駅の写真付き説明板があってここに駅があった事を示しています。

 堀川駅の先を望んでみると、外堀に架けられた橋が写真では二ヶ所ほど見る事ができます。当然江戸時代なのに架けられた橋ではまさか堀の中を鉄道が走るなんて想定してない訳で、複線が平行して敷設できなかった場所もあったようで、そういった場所はガントレットと呼ばれる特殊は線路敷設が行われた様です。

名古屋鉄道では

名古屋鉄道のサイトに「電車沿線ハイキング」というページがあります。これは名鉄が設定している沿線のハイキングコースが案内されているのですが。この中に「廃線跡コース」があって「瀬戸物を世界へ運ぶ! 明治から70年走り続けた お堀電車」としてハイキングコースが案内されています。

 コース的には名鉄本線の「栄生駅」から瀬戸線の「矢田駅」までの9.5kmとなります。こちらを巡ってみてもおもしろいのではないでしょうか。

名古屋鉄道・電車沿線ハイキング「「瀬戸物を世界へ運ぶ! 明治から70年走り続けた お堀電車」

ただ、いつまでこのコースが設定されているのかは不明・・・

地図で所在地を確認

駅 名堀川駅跡
所在地愛知県名古屋市中区三の丸一丁目地内
最寄駅鉄道:名古屋市営地下鉄・鶴舞線「丸の内駅」徒歩5分

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