寺院情報
寺院名:海自山 宝蔵院
鎮座地:愛知県西尾市東幡豆町中屋敷12
本 尊:阿弥陀如来
宗 派:浄土宗西山深草派
創 建:貞享二年以前
H P:-
御朱印:-
札 所:三河海岸大師 十一番札所
沿革・由緒
開山大誉真空順可は貞享二年没。妙善寺末寺
「幡豆町誌」より
参拝記
旧幡豆郡幡豆町の中心街を東西に抜ける幡豆379号線沿いに三河大師札所の石碑が目印となっている寺院になります。
寺院自体は一本裏道沿いに鎮座している為に、石碑の場所からは境内が見つけにくいのですが、宝蔵院を探しながら走っていると良い目印になります。
"三河海岸弘法大師 第拾壱番札所"と彫られています。なかなか達筆です。
石碑横の参道らしき道を進むと、宝蔵院の境内が見えてきます。
外から見てもわかるこの寂しい雰囲気・・・。無住寺院っぽいです。
石段を登って本殿を望みます。
寺院っぽくない造りです。
写真左手にうっすらと見える梵鐘がなければ、一般住宅と言われるとそうかと思ってしまう雰囲気です。
透明なガラスがはめられたサッシでしたので、中を拝見させて頂くと、天井には半僧坊大権現と書かれた提灯が掲げられています。
半僧坊大権現と言えば、浜松市北区引佐町にある"方広寺"が有名ですね。
団扇の紋から天狗が神格化していったものだと思われます。浜松には秋葉山が秋葉大権現を祀っていたので、遠州の山間は山岳信仰、修験道が盛んな土地だったのかもしれませんね。
この宝蔵院の山号がわからなかったのですが、傍らに置かれていた水盤に"海自山"と彫られていたので、真偽は不明ですが、当サイトでは海自山 宝蔵院と記述されて頂いています。
境内から南方を望むと遠くに三河湾が見えます。
地図を見てると、宝蔵院がほど近い場所に弘法堂があるようですので、そちらに向かってみようと思います。