神社情報
神社名:神明社
鎮座地:岡崎市合歓木町下郷間一八三番地
御祭神:天照皇大神(大日霎貴命を改める)
旧社格:神饌幣帛料供進指定村社
創 建:不明
境内社:津島社、御鍬社、秋葉社、弁財天社
例大祭:十月二十四日
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参拝日:2017年9月29日
御由緒
創建は明らかではないが、明治五年十月十四日に村社に列格する。同四十年六月、社殿を改築し、同四十二年九月一日、供進指定社となる。大正十四年九月三日社殿を改築した。昭和二十年一月十三日、三河地震により拝殿倒壊仮拝殿再建する。同三十四年九月二十六日、伊勢湾台風に社務所倒壊再建し、同五十九年七月二十九日、渡殿、拝殿を改築した。
愛知県神社庁 発刊
「愛知県神社名鑑」より
参拝記
平成29年9月29日、まさに雲一つない天気の元、合歓木町の集落の中にある2社の神明社の内、下合歓木地区の神明社を参拝しました。
神社周辺情報
住宅地化しつつありますが、まだ参道両脇には田んぼが残っています。
参道
田んぼの中の参道を進み、鳥居越しに社殿を望みます。
鳥居前には灯篭、社号標、掲示板があります。
鳥居
鳥居の前に百度石も置かれてました。
手水舎・水盤
コンクリート造り、瓦葺の手水舎になります。
祓所
祓所(ハラエド)になります。
名前の通り祓いを行う所で、修祓という儀式が行われるところです。
狛犬
何年生まれか確認するのを忘れてしまいましたが、狛犬一対
狛犬の姿から、そんなに古いタイプではないと思いますが・・・。
社殿
拝殿はコンクリート造りの入母屋造瓦葺平入タイプになります。
コンクリート造りの社殿は白壁の所が大多数ですね。
本殿と神饌所になると思います。
流れ造りのような形状をしているので、覆殿ではないかもですが、瑞垣に囲まれている為、確認はできませんでした。
本殿、新選所、渡殿、拝殿が複雑に入り組んでいるのがわかりますね。
境内社
左は津島社、中央奥に御鍬社が鎮座しています。
津島社の前には灯篭が置かれていて、天王社と彫られています。
弁財天社になります。
弁財天は明治時代の神仏分離政策の元、仏教系の弁財天と神道系の市杵嶋姫命と分離されていて、弁財天社と言いながら弁天さんではなく、市杵嶋姫命が祀られていたり、そもそも社名を弁財天社から市杵嶋姫社に改名したところもあったりします。
長年をかけて気づき上げてきた文化を無理やり線引きしようとしたため、無理が生じている感じがするのが弁財天をはじめとする七福神信仰ですかね。
秋葉社になります。
懸魚・鬼瓦
この神社の懸魚は鳥を図したものとなっています。図柄懸魚は結構珍しいんですよ。
参拝を終えて
晴天の下、のんびりと参拝させて頂きました。
もし、この記事を見て、この神明社を参拝しようと思って頂いた方がいらっしゃいましたら、注意点を。拝殿横に不審者対策のセンターがついているのですが、御鍬社や秋葉社を参拝しようと思って近づくとセンサーが反応してしまい、警告音が鳴り響きますので、ご注意を。
神社を参拝しているのであってやましい事なんてまったくしてないのに、警告音が鳴り響くと、ドキッとしてしまいますね。