願成寺を後にして、さらに国道247号線を北上していきます。寺津村道路元標が置かれている寺津町交差点を西に進んだ場所に鎮座しているのが今回紹介する福寿院になります。
現在では、廃寺になっている感じで、地元の方たちによって管理されている様です。
寺院情報
寺院名:喜楽山 福寿院
鎮座地:愛知県西尾市寺津町南馬場32番地
本 尊:阿弥陀如来
宗 派:浄土宗西山深草派
創 建:天文九年(1540年)
H P:浄土宗西山深草派「総本山誓願寺」福寿院紹介ページ
札 所:三河海岸弘法 五十九番札所
由緒
養國寺の弟子"空誉了伝上人"が天文九年(1540年)に開山したという。
参拝記
山門脇には、西国三十三観音が祀られている観音堂が建っています。写真奥が一番札所になり、三十三体の観音様が鎮座しています。それぞれに札所の寺院名が記載されており、それぞれの本尊のお姿を模したお姿になっているのではないかな?と想像しています。
そして中央には、・・・え~っと・・・阿弥陀様?お釈迦様?
薬医門の山門になります。左右の塀に波トタン板が使用されていて、そのさび具合も相まってもの悲しい雰囲気を出している気がします。
山門をくぐって、真正面に見えるのが千體地蔵堂と掲げられた御堂になります。
大きく開放されているので、外からでも何となくお地蔵様が置かれているなとはわかるのですが、中に入って改めて見ると、なかなか圧倒されます。
中に入ると四方からお地蔵様に見つめられている様な不思議な気分になりますよ。
西国三十三観音の観音堂が設けられていて、寺津地区の寺院を参拝しているとよく遭遇している"吉良西国"の札所にも指定されているかもしれませんが、石碑が見当たらなかったため、ここが札所かどうかわからず・・・。吉良西国の札所一覧ってないものですかねえ・・・。