矢作川神社巡り紀行

矢作川神社巡り紀行Part.2

2017年10月16日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

前回は、美矢井橋から神社を5社紹介しながら岡崎市から西尾市に入って小川橋までやってきました。今回は、この小川橋をスタート地点として、矢作古川と矢作川の分岐点で矢作古川の左岸を進んでいって吉良頭首工に向かっていこうと思います。
この間には、矢作古川に流れ込む支流が平行に流れている区間があったりして、この辺りの治水の歴史も感じられるエリアだと思います。

スタート地点:小川橋

美矢井橋とは異なり、小川橋は矢作川の堤防をオーバーパスする形で作られており、橋の中心分になると結構な高さの所を通っています。
橋の向こう側は安城市小川町になります。まっすぐ進んでいくと、近年区画整理が行われ発展著しい名鉄西尾線桜井駅周辺に行くことが出来ます。

神明社(西尾市新村町)

小川橋がオーバーパスしている堤防付近から西尾市方面を望むと、小高い山が見えてきます。

小川橋が掛かる西尾市新村町とその隣町である東浅井町が混在している場所になります。前回に続いて今回も、1社目から堤防を外れて神社に向かう事にします。

神社の参道入口から見える景色なんですが、川沿いの神社紹介の趣旨から離れてしまっているような感じになってしまいますね。

こちらが新村町の神明社入口になります。
それでは、参拝していきましょう。


神明社(愛知県西尾市新村)


社宮司社(西尾市東浅井町)

神明社を後にして、本来でしたら矢作川方面に向かいたいところですが、矢作川には面していない東浅井町ながらこの神明社からほど近いという事で、参拝していくことにします。

こんな感じで、矢作川沿いの丘陵地帯を進んでいきます。

少々道に迷いながら、神社参道に到着しました。
ここから左道へ進んでいくと、社宮司社にたどり着けます。

ちらっと左を見ると、社宮司社の鳥居が見えますね。


社宮司社(愛知県西尾市東浅井町)


白山神社(西尾市西浅井町)

社宮司社を後にし、一旦矢作川堤防まで戻ります。
小川橋から堤防沿いに進んでいくと

途中から進入禁止になってしまっています。
この先、アイシンエーアイの工場裏を通って矢作川と矢作古川の分岐点にいけるはずなのですが、通行止めならしかたないですね。
写真の左手の方にある道を進んで、次の目的地である白山神社に向かうとします。

堤防から白山神社までの間の写真撮影が出来ず、一気に神社前に到着です。
立石に幟ポールが設置されていなかったら、社号標だけでは見落としそうな入口ですね。


白山神社(西尾市西浅井町)


八幡社(西尾市小島町)

白山神社を後にし、市道を西尾方面に進んでいき、県道479号線との西浅井交差点を右折し、矢作古川の方面に進んでいきます。

すると、こんな風景の所に行きつきます。
左手の小高い丘に小島町の八幡社が鎮座しています。
右手の丘は八幡社の境外社の竜宮社が鎮座しています。

写真左手の駐車場の間を抜けて、八幡社へ向かうとします。

八幡社に到着しました。鳥居の奥から参道が続いていますね。


八幡社(愛知県西尾市小島町)


八幡社の境内奥にすすむと、矢作古川が流れているのを見ることが出来ます。
境内を抜けて、竜宮社に向かう事にします。

八幡社の裏側から県道479号線を挟んだ反対側に鎮座するのが竜宮社

参道が森の中に続いています。約300mほど進んだ場所に社殿が鎮座しています。


竜宮社(愛知県西尾市小島町)

ここまでのルートは

こんな感じで竜宮社まで進んでおります。

江原神明社(西尾市江原町)

竜宮社を後にし、矢作古川沿いに進んでいくと、トラス橋が見えてきます。この橋、道幅が狭く、車通しのすれ違いの時注意が必要です。

橋の下を見てみると・・・

車で走っているとわからなかったんですが、この橋の下部分は矢作側がかなり狭くなっています。土台があったような部分もあったりして、堰があったんでしょうか。

振り返って、小島町の八幡社方面を望みます。
奥に見える橋が県道479号線の矢作古川を越す橋になり、その脇部分に竜宮社入口があります。八幡社は右手に移っている家屋の奥側の森の中に鎮座しています。

このまま堤防にそって南下していきます。

矢作川と安藤川に挟まれたエリアを進んでいくと、田園風景が広がるエリアで、集落が点在しています。また、矢作川と安藤川が合流する付近には

国道23号線の小島インターに併設された道の駅「にしお岡の山」があります。最近この道の駅が拡張されて、なんとバーベキューができる広間まで整備されています。

平日だったため、だーれもいませんね。
地図を見ていたら、小島インター出入口の交差点付近の地名が江原町となっています。
てっきり小島町から和気町と移動するのかなと思っていら、約100mほどですが矢作古川に江原町が接しているので、急遽江原神明社に参拝することに。

小島インターから約1kmほどの所に鎮座する江原神明社に到着です。


江原神明社(西尾市江原町)


和気神社(西尾市和気町)

江原神明社を後にして、再び国道23号線小島インター付近に戻る事にします。
矢作古川の支流安藤川が小島インター付近で本来なら合流するところだとおもうのですが、治水のため矢作古川と安藤川が河口近くまで平行で流れていきます。

説明しにくいので地図を参照にして下さい。

こんな感じで、江原町の集落を抜けて、23号線をアンダーパスし和気神社に向かいます。

和気神社から望む国道23号線小島インター

和気神社を参拝していきましょう!


和気神社(西尾市和気町)


白山神社(西尾市大和田町)

和気神社を後にして、安藤川と矢作川の堤防に沿って南下していきます。

こんな感じで堤防と道路の間に田んぼや集落を挟みつつ、南下していきます。
県道310号線の矢作川・安藤川を渡る橋に合流します。

矢作古川の橋の上から東方面を向いています。
橋から300mほどで白山神社にたどり着きますので、このまま白山神社に向かう事にします。

矢作川から向かうと左手に現れる神社が白山神社になります。


白山神社(西尾市大和田町)


神明社(西尾市花蔵寺町)

白山神社から県道310号線を善明町方面に進み、広田川を渡って工場を過ぎた所の右手の路地を200mほど進んだ所に鎮座するのが神明社になります。

神社から県道310号線を見てみます。工場の奥に見えるのが県道310号線です。


神明社(西尾市花蔵寺町)


和気神社→白山神社→神明社(花蔵寺町)へのルート

吉良頭首工

神明社から矢作川沿いに進んでいくと、矢作川と安藤川に設置された頭首工が見えてきます。
途中で矢作川左岸ではなく、矢作古川と安藤川の間にある堤防を進んでくと

こんな感じで頭首工が現れます。

←矢作古川  安藤川→

この吉良頭首工がPart.2でのゴール地点となります。矢作古川はこの頭首工あたりから河口までの間は右岸が西尾市、旧幡豆郡一色町、左岸が旧幡豆郡吉良町との間の市境、町境になっていました。2011年に市町村合併で西尾市と幡豆郡3町が合併し全体が西尾市になったため、橋の両端にあった市名、町名が書かれた境界看板がなくなっていますね。

岡崎市から西尾市に入って進んできた矢作川神社巡り紀行ですが、この頭首工からは西尾市でも旧幡豆郡吉良町エリアを進んでいくことになります。吉良町と言えば、吉良氏・・・吉良上野介・・・つい最近まで吉良町で上映禁止だった赤穂浪士になります。

それでは、次回 Part.3吉良頭首工~矢作古川河口編(旧吉良町編)でまたお会いしましょう。

 

 

 

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