神社紹介
神社名 | 八王子社 |
鎮座地 | 愛知県知多郡南知多町篠島堂山十六番地 |
御祭神 | 天之忍穂耳命(あめのおしほみみみこと) 天之苦卑能命(はめのほひのみこと) 天津日子根命(あまつひこねのみこと) 活日子根命(いくつひこねのみこと) 熊野久須毘命(くまのくすびのみこと) 多紀理毘売命(たぎりびめのみこと) 市寸嶋比売命(いちきしまひめのみこと) 多岐都比売命(たきつひめのみこと) |
旧社格 | 無格社 |
創 建 | 正応元年(1288年) |
神名帳 | - |
境内社 | 不明 |
例祭日 | 一月四日 |
御朱印 | - |
H P | ○ |
参拝日:2018年10月31日
八王子社公式ホームページ
http://minamichita.net/
サイト名は神明神社となっていますが、篠島に鎮座する神明神社と八王子社の両社について由緒、例祭などが取り上げられています。
御由緒
社伝によれば、正応元年(1288年)九月、伊勢国度会郡箕曲大社より勧請し祀る。社殿は神明神社の古材を以て八王子社を造営するを古例とする。永正十四年(1517年)三月、箕曲大社より度会郡山田郷の八社に納めた獅子頭一頭を寄進。今社宝として残る。明治五年、据置公許となる。
「愛知県神社名鑑」より
正応元年(1288年)九月、伊勢国度会郡の箕曲大社より勧請した神社と伝えている。社殿は神明神社と同様に伊勢神宮の御遷宮の折に造営されていたか、中古以来、伊勢神宮より神明神社に御古材を下賜されて、神明神社の社殿を造営し神明神社の御古材をもって、八王子社の社殿を造営する。而して、同時に二タ宮の御遷宮式が行なわれる。
永正十四年(1517年)三月、箕曲大社の神宮は、獅子須八頭を度会郡山田郷の八社に納めた。その内の一頭が海を渡って篠島の八王子社に奉納されて、御神宝として大切に保存されている。明治初期より八王子社と尊称されている。もともと海神であり船の神様とされている。
「八王子社境内由緒板」より
知多四国霊場を行く
知多四国霊場遍路の旅 九日目ですが、師崎より篠島に上陸して最初の目的地である「神明神社」を参拝しました。
その神明神社とは非常に縁が深い神社が今回紹介する「八王子社」になります。神明神社からは海岸線沿いを歩くとすぐの距離にあります。
神明神社の社殿は伊勢神宮の式年遷宮毎に神宮の古材を用いて造営されていると紹介してきましたが、今回紹介する八王子社は神明神社の古材を用いて造営されています。伊勢神宮で20年、神明神社で20年使われた古材ということですね。さらに八王子社で20年、次の式年遷宮の時には、島内の祠などに使われるんだとか。そして20年経過すると、また式年遷宮が行われ、ここで80年経過してお役目が終わるそうです。
神宮や出雲大社などの旧官幣社ならともかく、ここ篠島の神明神社、八王子社で20年毎の式年遷宮を維持するのは非常に大変な事だと思います。
日本各地に八王子社は鎮座していますが、江戸時代までは「八王子権現」を祀っていたそうなのです。これが明治政府による神仏分離令によって八王子権現は廃され、天照大御神と素戔嗚尊の誓約時に出現した「五男三女神」を祭神として祀る様になります。ここ篠島の八王子社もこの「五男三女神」を祭神としていますね。
参拝記
神明神社から南に向かうと渡船ターミナル側とは反対側の海に出る事ができます。海の向こうに見えるのは、方向的に渥美半島になります。
この海岸線を少し西に歩くと八王子社の境内入口が見えてきます。
少し奥まった所に、八王子社の鳥居がみえます。
境内入口
木製の神明鳥居が瑞垣の外側に据えられていますね。
多くの神社が瑞垣内の石段を上った辺りに鳥居を据えているのですが、ここ八王子社では参道脇にも瑞垣が設けられているので、この場所に据える事にしたんでしょうか。
参道を進むと、注連縄を掲げる柱が設けられていて、注連縄が結ばれていました。
この注連縄柱に八王子社と社号が掲げられています。
手水舎・水盤
神明神社と同じ様式の木造銅葺二本柱タイプの手水舎になります。
同時期に遷宮が行われるので、こういった所は同じ様式にしているんでしょうね。
社殿
神明造の本殿になります。
神明神社の社殿と比べるとすこし小ぶりになったかな?と思いますが、切り出されて40年を過ぎている古材を使用する訳ですから、使える部分をより分けていくと仕方ない部分なのかもしれませんね。
招魂社
八王子社の脇には招魂社が鎮座しています。
参拝を終えて
篠島はその昔伊勢神宮の社地だったそうで、神宮とは非常に縁の強い場所になります。まあ地図をみると伊勢湾を超えれば神宮はすぐ近くですしねえ。
地図で鎮座地を確認
神社名 | 八王子社 |
鎮座地 | 愛知県知多郡南知多町篠島堂山十六番地 |
最寄駅 | 名古屋鉄道 河和線「河和駅」徒歩10分 河和港 → 高速船 → 篠島渡船ターミナル |
ご自宅にお札は祀られていますか?
実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。
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南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。
神社誌作成プロジェクト
次の目的地は?
知多新四国霊場遍路の旅:九日目 篠島・日間賀島遍
最初の札所となる三十八番札所「龍門山 正法禅寺」に向かいます。距離は短いのですが、島独特といっていいのか、高低差が激しく八王子社から正法禅寺に向かう間も、かなりきつい上り坂がまっていました。