城郭情報
城名 | 安城陣屋 |
所在地 | 愛知県安城市安城町宮地一番地八号 |
築城年 | 元禄十一年(1698年) |
築城主 | 久永内記信豊 |
城形式 | 陣屋 |
遺構 | 無 |
規模 | ー |
備考 | 安城市指定史跡 昭和43年4月1日 |
訪問日:2020年6月29日
沿革・詳細
「安祥城/紹介記事」と「安城古城/紹介記事」の両城の丁度中間点附近に築かれた陣屋が今回紹介する「安城陣屋」になります。
時の将軍「徳川綱吉」の時代、世にいう「元禄の地方直し」により、それまで関東に4,000石の知行地を得ていた「久永内記信豊」は元禄十一年(1698年)、領地替えにより碧海郡安城村、米津村、加茂郡加納村の合計4,354石の知行地を新たに与えられ、安城村「安城陣屋」を設けています。以降明治四年(1871年)の廃藩置県を受けるまで安城陣屋は久永氏の領地運営の本拠となっています。
歴史探訪
旗本久永氏の知行地を運営する為に設けられた「安城陣屋」になります。基本江戸詰めの旗本であったようで、領地運営は基本安城陣屋の代官によって行われていたようです。
また、安城市の説明によると、元々はもう少し南側の碧海台地の舌状となっている台地の先端近くに設けられたようなのですが、後に現在の場所に移築されたとされています。東海道が整備され、それに通じる脇道などが設けられその脇道近くに移動したのではと思います。
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訪問記
県道286号安城桜井線の視点である「安城町宮地交差点」から南に80m程の距離にある路地を入っていた先に今回訪問する「安城陣屋跡」があります。路地入口にある地蔵堂を目印にしてもらえれば解りやすいかなと思います。陣屋周辺は非常に狭い道となっていて車で向かうのは非常に困難だと思います。やはりここ「安城陣屋跡」も「安城古城跡」同様に安祥城址公園に車を停めて徒歩で向かった方がよろしいかと思います。
ストリートビューの路地を進んでいくと、上記写真の様な高台が見えてきます。この高台に設けられていたのが「安城陣屋」になるようです。
現在では、安城陣屋跡には地元の有志により整備された「稲荷社」が鎮座し、石灯篭と共に石製の祠が設けられています。
この稲荷社については、由緒は不明で、安城陣屋に鎮座していた稲荷社なのか、その後地元の有志により勧請された稲荷社なのかは全くわかりませんでした。
安城教育委員会による現地案内板になります。安城市はこういった小さな史跡にもしっかりと説明板を設置してくれているので非常に史跡巡りにはありがたいですね。
地図で所在地を確認
史跡名 | 安城陣屋 |
所在地 | 愛知県安城市安城町宮地地内 |
最寄駅 | あんくるバス一号安祥線「西尾バス停」徒歩6分 |