神社紹介
神社名 | 神明社 |
鎮座地 | 愛知県知多市新知椿一番地 |
御祭神 | 國常立尊 |
旧社格 | 神饌幣帛料供進指定村社 |
創 建 | 明徳三年(1390年) |
神名帳 | - |
境内社 | 社名不詳ですが境内に案内板があり、祭神:菊理姫神伊弉冉尊、祭神:大日霊神日本武尊の二社があるそうです。 |
例祭日 | 十月第一日曜日 |
御朱印 | - |
H P | - |
参拝日:2018年11月21日
御由緒
創建は明徳三年(1390年)という。本社は昔古見村字森下に鎮座されていたが、明暦三丁酉年(1657年)現在地に遷座された。口碑社蔵記録あり。尾張誌に「神明ノ社 冨士ノ社 シャグシノ社 山神ノ社 四社共に古見村にあり」とある。「寛永十三年(1636年)三月奉造古見惣中」の棟札がある。
明治五年村社に列し、同四十年十月二十六日、神饌幣帛料供進指定社となる。
「愛知県神社名鑑」より
知多四国霊場を行く-11日目-旅行記の方でも書いていますが、「神明社」は元来は神宮の内宮を総本社とする神社であり主祭神は「天照大御神」を祀っています。しかしここ古見の神明社では、祭神を神世七代最初に登場する「国常立尊」としています。どういった経緯でこの社名になったんでしょうね。
知多四国霊場を行く
知多四国霊場七十九番札所、開山所の「白泉山 妙楽寺」の門前に鎮座する神社が今回参拝する「神明社」になります。Googleマップなどでしらべると「古見神明社」と表示されている神社になります。
八十番札所に向かう前に、この神明社に惹かれたので参拝していく事にしました。
知多四国霊場を行く~11日目~旅行記
参拝記
県道を挟んで右手側が知多四国霊場七十九番、開山所の「白泉山妙楽寺」になります。そして、妙楽寺と相対するように鎮座しているのが今回参拝する「神明社」になります。
神社では珍しく、北入りの社殿になっています。
境内入口
県道沿いにある境内入口部分には、石灯篭、社号標、一の鳥居が据えられていて、周囲を石造の瑞垣が囲んでいます。まさに、神社の境内入口という雰囲気です。
狛犬
大正七年生まれの子乗り、玉乗りの狛犬一対になります。
ここ神明社の狛犬で特に注目は、子どもの狛犬の彫り方ですね。阿吽両方とも狛犬本体の下側に土体となる石部分があるのですが、この土台部分を利用して子供狛犬を彫っています。そのおかげか、何となく子狛犬の頭部と胴体がいまいちあってないというか・・。
比較用に、西尾市吉良町饗庭に鎮座する「饗庭神社」の狛犬を見て頂きます。
違いが分かって頂けますかねえ・・・。今まで色々狛犬を見てきましたが、こんな子狛犬の造りをしている狛犬は初めて出会いました。一体存在するという事は、これからも神社巡りをしていると出会う事があるという事ですので、もっと注意深く見ていきたいと思います。
手水舎
狛犬の間を通り、参道を進んでいくと、少し石段が設けられ、その先に手水舎が据えられています。木造瓦葺四本柱タイプの手水舎になります。屋根の大きさに対して柱が細いかなという気がしますね。しかし、神仏分離が行われて150年ほど経過した令和になっても、神社と寺院の手水舎の造りが同じという事が興味深いですね。
こちらの手水舎には、手水行った際に水が跳ねて靴や衣服を濡らさないように、石が防止板の様に据えられていますね。これは細やかな配慮ですねえ。残念なのは、水盤が乾いていて、柄杓もなく手水ができない所でしょうか。
二の鳥居
手水舎を過ぎると、参道が西向きに曲がり石段が続いていきます。石段を見上げると、その先には二の鳥居がまるで立ちふさがる様な感じで建っています。
神明鳥居の二の鳥居になります。
社殿
切妻造瓦葺妻入りの拝殿になります。社殿の造りを見た所、手前側が拝殿となり、奥側が幣殿となっていると思われます。
石灯篭に隠れてしまいわかりにくいのですが、神明造の本殿とその脇鎮座する境内社になります。
ここ神明社の社殿配置は、[拝殿-幣殿]-本殿という造りになっていますね。
稲荷社
参拝を終え、石段を下がろうとすると、手水舎の奥に赤い鳥居があるのに気が付きました。たぶん、赤い鳥居という事は「稲荷社」でしょう。しかし、境内にあった由緒書きには「稲荷社」の事は書かれていませんでした。となると、この稲荷社の帰属はどうなっているのかな?とおもうのですが、瑞垣が切れている部分がありそこから稲荷社に行ける様でしたので、参拝していく事に。
神明社の境外社になるのかなあ・・・。
参拝を終えて
知多四国霊場巡拝から少し寄り道をして神明社を参拝していきました。妙楽寺の目の前にある神社ですので、当然知多四国霊場を開創した「亮山阿闍梨」もここ神明社は参拝していると思います。そう思うと、知多四国霊場とは近しい関係の神社なのかなと勝手に思ってみたり。
地図で鎮座地を確認
ご自宅にお札は祀られていますか?
実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。 賃貸住宅などに住まわれて簡単に神棚を掲げられないという方もお勧めなのが、
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南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。
神社誌作成プロジェクト
次の目的地は?
知多四国霊場八十番札所「海鳴山栖光院」を目指します。