寺院情報
寺院名 | 世昌山宝全寺 |
所在地 | 愛知県常滑市本町二番地ニ四八 |
御本尊 | 十一面観音 |
宗 派 | 曹洞宗 |
創 建 | 天正元年(1573年) |
札 所 | 知多四国霊場 六十四番 常滑郷廿一大師 十六番 |
御朱印 | ○ |
H P | - |
参拝日:2018年11月14日
知多四国霊場霊場一覧
常滑郷廿一大師札所一覧
弘法大師八十八ヶ所霊場 | |||
=尾張地方= | ●知多四国 | ●四国直伝弘法 | 知多本四国移 |
尾張新四国 | 大名古屋八十八 | ||
=三河地方= | ●三河新四国 | ●三河准四国 | (旧)三河新四国 |
三河海岸大師 | 東三新四国 | 西加茂北部新四国 | |
弘法大師二十一ヶ所霊場 | |||
=尾張地方= | ●名古屋廿一 | ●西春北部廿一 | ●御母公廿一 |
扶桑廿一 | 光明廿一 | 岩倉廿一 | 布袋廿一 |
古知野廿一 | 常滑郷廿一 | 大野谷廿一 | 嶋崎廿一 |
知多西浦廿一 | |||
=三河地方= | ●豊鳳廿一 | 三河海岸廿一 | 渥美廿一 |
弘法大師霊場(三弘法) | |||
=尾張地方= | ●名古屋三弘法 | 尾張三弘法 | 大名古屋三弘法 |
扶桑三弘法 | 布袋三弘法 | 丹陽三弘法 | 知多三弘法 |
=三河地方= | ●三河三弘法 | 知立三弘法 | 額田三弘法 |
東三河三弘法 |
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観音三十三ヶ所霊場 | |||
=愛知県全域= | ●愛知梅花観音 | ||
=尾張地方= | ●尾張観音 | ●城東西国観音 | ●知多西国観音 |
●南知多観音 | 尾張西国観音 | 知多坂東観音 | 知多秩父観音 |
=三河地方= | ●三河観音 | ●三河白寿観音 | ●穂の国観音 |
●豊橋西国観音 | 三河西国観音 | 西条吉良観音 | 東条吉良観音 |
三河坂東観音 | 三河秩父観音 | 岡崎西国観音 | |
その他観音霊場 | |||
=尾張地方= | 知多百観音 | 名古屋百観音 | 知多六地蔵 |
くるま六地蔵 | 尾張六地蔵 | 尾張国六地蔵 | 府下六地蔵 |
知多六観音 | 知多十二薬師 | ||
=三河地方= | 東三河十八薬師 | 東三河廿四薬師 | 渥美半島観音 |
三河三観音 | 三河三薬師 | 岡崎三十六地蔵 | 善光寺三河願所 |
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その他の霊場 | |||
=尾張地区= | ●尾張三霊場 | ●鳴海宿十一寺 | ●法然知多二十五 |
法然新尾張二十五 | 野間開運 | 南知多円空三佛 | |
=三河地区= | ●三河三封寺 | ●三河三不動 | 法然三河二十五 |
三河十二支 | |||
広域霊場 | |||
東海不動尊 | 西方四十八願所 | ||
七福神霊場 | |||
=尾張地区= | 尾張七福神 | 高蔵寺七福神 | なごや七福神 |
大府七福神 | 南知多七福神 | ||
=三河地区= | 三河七福神 | 吉田七福神 | 東海七福神 |
名数 | |||
=尾張地区= | 知多三山 | 名古屋三大仏 | |
=三河地区= | 三河七御堂 | 西郡四大寺 | 西郡五社 |
饗庭三社三箇寺 | 三河三白山 |
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沿革・由緒
天正元年の創立にして今日に至る。月日不詳なり。
「宝全寺由緒」より
明治政府による神仏分離令に伴う廃仏毀釈の運動の中で、宝全寺の周囲の寺院も廃寺に追い込まれてしまい、宝全寺にその寺院の仏様が集まったそうです。
その為、金毘羅堂、弘法堂、観音堂、地蔵堂、十王堂、天満天神堂、秋葉堂が境内に鎮座しています。境内を眺めていると、神仏分離令、廃仏毀釈の流れで現在の宝全寺が作られたと思うのですが、なんとなく境内には「神仏習合」の香りがしてくる感じがします。六十三番「補陀洛山大善院」の中之院の時も思ったのですが、常滑は神仏習合が現在に残っているのかもしれませんね。
知多四国霊場を行く
知多四国霊場六十三番「補陀洛山大善院」を後にして、県道34号を西に進んでいきます。宝全寺の周囲は非常に道幅が狭いので、県道34号線から少し迂回して向かう必要があるかと思います。
この辺りは常滑城下になり、常滑郷の中心街だった場所になります。
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参拝記
宝全寺前のストリートビューを見て頂いてもわかりますが、門前を横切る道が非常に狭いことがわかって頂けるかと思います。自分が参拝した時も、宝全寺の駐車場を探している車が道幅が狭い事から立ち往生してしまっている所に遭遇しました。
こんな時、バイクで廻っているとこういう時は非常に助かりますね。
山門
寺号山号、知多四国霊場札所番号が彫られた石柱門になります。
山門の脇は写真には半分見切れている様に写っていますが、神社に据えられている様な瑞垣が設けられています。
手水舎・水盤
木造瓦葺四本柱タイプの手水舎になります。各柱にはすこし転びが付けられていて、筋交いが設けられていますね。
本堂
寄棟造瓦葺平入の本堂で大屋根の下側に庇が前面に設けられています。
本堂の前に記念宝塔が建てられています。写真を見て頂くとわかる様に、善の紐が左側に伸びていっています。この記念宝塔は知多四国霊場開創210周年を記念して建てられている物で、善の紐もこの宝全院の大師堂から伸びています。
大師堂
寄棟造瓦葺平入の屋根にむくり屋根の様な切りずまの向拝がもうけられた大師堂になります。
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
境内の配置
前述したように、宝全院では周囲からの寺院から多くの仏像などが集まっている為、数多くの祠や堂が設けらえています。境内には案内図が貼られているので、非常に助かります。
金比羅堂
本堂の左側に建てられている「金毘羅堂」になります。
こちらの金比羅堂の前には、狛犬がいますね。・・・残念ながら参拝している時はなぜか狛犬に気付かず、写真を撮っていませんでした・・・。
こちら、金比羅堂の屋根には・・・
天狗とその奥には跳獅子が据えられています。
天狗を模した造形瓦は初めて拝見させて頂きました。皆様も宝全寺の金比羅堂を参拝する時は、上を見上げて天狗を見つけてみてください。
・・・ただし、そのあと下を見ないと自分の様に狛犬を見落とす事に・・・
御朱印
参拝を終えて
三十三観音堂と十王堂の扉の前には地獄と十王についての説明書きが掲げられていました。なかなか他の寺院では見かけない説明かなと・・・。
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所在地を地図で確認
寺院名 | 世昌山 宝全寺 |
所在地 | 愛知県常滑市本町二番地ニ四八 |
最寄駅 | 名古屋鉄道常滑線「常滑駅」より徒歩14分 |
寺院・霊場巡りの際のバイブルに
元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。
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次の目的地は?
常滑郷最後の知多四国霊場の札所となる六十五番札所「神護山 相持院」を目指します。