知多四国八十八ヶ所 知多市 知多西国三十三観音

海鳴山栖光院(愛知県知多市八幡) 知多四国霊場八十番札所

2019年12月10日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

ONE POINT

知多市八幡に建つ曹洞宗の寺院である海鳴山栖光院の紹介になります。元々は海嶋山慈眼寺の塔頭「栖光庵」であったが、時代の流れの中慈眼寺が衰退し、当時の住職が一山を栖光庵に合併させたという。知多四国霊場、知多三十三観音霊場

寺院紹介

寺院概要

寺院名海鳴山栖光院
所在地愛知県知多市八幡字観音脇二十五番地
創 建不明
宗 派曹洞宗
御本尊聖観世音菩薩

霊 場

霊 場知多四国霊場 八十番札所
知多西浦大師 二十一番札所
知多西国観音 二十番札所
知多百観音  八十八番札所
前札所霊 場次札所
白泉山 妙楽寺知多四国霊場巨渕山 龍蔵寺
福寿山慈眼院知多西浦大師
白華山慈雲寺知多西国観音雨尾山観福寺
福寿山慈眼院知多百観音仙養山玉泉寺

文化財

国 宝
国指定
県指定
市指定
町指定
村指定

※文化財ではないが、知多市保存樹に「クスノキ1本、クロマツ3本、オガタマノキ1本」が指定されている。

参拝情報

御朱印
URL
駐車場
参拝日2018年11月21日

御由緒

元亀年間(1570年)以前の開創となり、開創当時は真言宗だったそうです。往時は海嶋山慈眼寺と称し、栖光庵、慈林坊の塔頭を有する一山寺だった。本尊である聖観世音菩薩像は仏師春日作であり三十三年毎に開帳される秘仏となっています。天正五年(1577年)、恵了和尚により一山を栖光庵に合併させたうえで曹洞宗に改宗しています。昭和十七年、栖光庵を栖光院に改称。

知多四国巡り

御朱印帳の保管に

 数年前より非常に集める方が増えた「御朱印」ですが、皆様は御朱印帳はどうやって保管していますか?神社・仏閣を廻って御朱印を受けているとあっという間に御朱印帳の冊数が増えていきますが、そのまま棚などに置いている方が多いのでは?。せっかくお受けした御朱印ですので、日本では古くから着物を始めとして大切なものを保管する為に使われていた「桐箱」に入れて保管した方がよろしいかと思います。

 ぜひ、皆様も桐箱に御朱印帳を補完されてみたらいかがですか?

参拝記

 知多四国霊場七十九番札所、開山所である「白泉山 妙楽寺」と「神明社」のある古見地区から国道247号線を北上していきます。名鉄常滑線の朝倉駅を超えると、名鉄線の踏切が現れます。踏切を越えて少し走ると電信柱に栖光院への札所案内看板が設けられているT字交差点があるので、その交差点を右折して、再び名鉄常滑線との踏切を越えると、右手に栖光院が見えてきます。

上記ストリートビューは栖光院に通じる参道の入口になります。栖光院の案内看板の通りに路地を入っていくと、石柱門があり、その先に駐車場が用意されています。駐車場の先には、仁王門が据えられています。

仁王門

入母屋造瓦葺の屋根の八脚門の仁王門になります。

この仁王門を潜ったすぐ目の前には・・・

樹齢700年とも言われる知多市保存樹である「クスの木」になります。まさに大木です。こういった大木を見るにつれ、大木信仰もありかな?と思ってしまいます。

石段

客殿前から本堂に通じる石段になります。

石段の左右に壁が設けられていて、何とも言えぬ風情を感じさせてくれます。

手水舎、水盤

瓦葺木造四本柱タイプの手水舎に自然石の水盤になります。
軒高が高い手水舎ですが、それに対し柱が少し細目かな。

本堂

寄棟造瓦葺平入の向拝と濡れ縁が設けられている本堂になります。
こちらには本尊である「聖観世音菩薩」が奉安されていて、知多西国観音二十番札所の札所本尊でもあります。

寛文二年(1661年)に建造された本造であり、釘を使わず、縄縛りのみで建てられたいいます。昔の宮大工が建築していた工法になるんですかね。現在では建築基準法があり、金物を使わない建物は建築する事が出来ない為、ここの本堂の様に、釘を使わずに建てる事は不可能になってしまっていますね。

中央の厨子の中に本尊「聖観世音菩薩」が奉安されていると思います。厨子の前に建っている黄金色の仏像は「前立仏」と言います。

大師堂

入母屋造瓦葺妻入りの向拝が設けられた大師堂になります。

「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・

御朱印

参拝を終えて

自分が参拝した平成30年11月21日は、丁度本堂?客殿?の建て替え工事の建前の日だった様で、大型クレーンが次々と大きな柱や梁を持ち上げて、大工さん達が組み立てていました。なかなか寺院の建前に立ち会えることがないので、貴重な体験をさせて頂きました。

令和元年10月26日、知多西国観音霊場を巡拝し、二十番札所にて参拝するために再訪いたしました。1年前とは大きく変わり、客殿の建て替え工事もほぼ終わった様で、外観がハッキリと見る事ができました。

※当サイトの基準では本尊が奉安されている建物を「本堂」、奉安されていない建物を「客殿」と表記しております。観音堂に本尊が奉安されていれば、その建物を「本堂」と表記し、まるで本堂の様な建物でも本尊が別の建物で奉安されている場合は「客殿」とさせて頂いています。

知多四国霊場札所一覧

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やはり、旅先の情報はネット検索もいいですが、るるぶなどの旅行ガイド雑誌が一番ではないかなと思います。ネット情報はどうしてもディープになりがちで、いざ旅行に行こうと思っても、俯瞰的な情報が不足しがちな気がします。 やっぱり、"るるぶ"を見ながら、旅の予定表を作っていくのも、旅行の醍醐味ですよね。

所在地を地図で確認

寺院名海鳴山栖光院
所在地愛知県知多市八幡字観音脇二十五番地
最寄駅鉄道:名鉄常滑線「朝倉駅」徒歩10
バス:

寺院・霊場巡りの際のバイブルに

 元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。

少しでも巡礼の時にお役に立てる事もあるかと思います。是非一度読んでみてくださいませ。

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