ONE POINT
元々は丸米野町と呼ばれる場所で、その後篠原町と呼ばれ、現在では太平通三丁目と地名が変わっている場所に鎮座する八幡社の紹介です。創建詳細は不詳ですが、江戸時代にはこの地に鎮座していた様です。
神社情報
神社名 | 八幡社 |
鎮座地 | 名古屋市中川区太平通三丁目一〇番地(Googlemap) |
例大祭 | 十月六日(第一日曜日) |
創 建 | 不詳 |
御祭神 | 応神天皇 |
旧社格 | 村社 |
神名帳 | ー |
境内社
境内社 | 天王社(御祭神:建速須佐之男命) 秋葉社(御祭神:火之加具土命) 天満天神社(御祭神:菅原道真公) |
文化財
国 宝 | ー |
国指定 | ー |
県指定 | ー |
市指定 町指定 村指定 | ー |
参拝情報
御朱印 | ー |
URL | ー |
駐車場 | ー |
参拝日 | 2022年2月16日 |
御由緒
創建は不詳となっています。
元々八幡社が建つ地は「丸米野村」という地名だったようで、江戸時代の「寛文村々覚書」にもこの地に八幡社が鎮座していた事が記されており、更に熱田神宮の社地であったようです。
ただ、それ以外の資料については見当たらず、詳細は不明です。
創建は明らかでない。
愛知県神社庁発刊「愛知県神社名鑑」
明治五年七月、村社に列格する。
御祭神
- 応神天皇
応神天皇とは
十五代天皇。父は十四代仲哀天皇、母は神功皇后。
記紀では神功皇后が新羅征伐から戻ってきた時に生まれた皇子であるとする。
奈良時代には応神天皇と八幡神が同一視されたことから、「八幡大菩薩」の称号を与えられ、鎮護国家・仏教守護の神であるとされ、全国の寺院の守護神として勧請される事に繋がり、八幡神信仰へと繋がっていく事になったという。
明治時代になり神仏分離策がとられ、八幡大菩薩は政府より禁止されたが、第二次世界大戦の日本軍の出撃シーンを撮影した動画などには「八幡大菩薩」と書かれた旗が掲げられるなど、なお強い影響力を持っていた事が見て取れます。
御朱印帳の保管に
数年前より非常に集める方が増えた「御朱印」ですが、皆様は御朱印帳はどうやって保管していますか?神社・仏閣を廻って御朱印を受けているとあっという間に御朱印帳の冊数が増えていきますが、そのまま棚などに置いている方が多いのでは?。せっかくお受けした御朱印ですので、日本では古くから着物を始めとして大切なものを保管する為に使われていた「桐箱」に入れて保管した方がよろしいかと思います。
ぜひ、皆様も桐箱に御朱印帳を補完されてみたらいかがですか?
参拝記
国道23号線の寛政インターから名古屋環状線を4kmほど北上していくと、左手に八幡社の鎮守の森が見えてきます。元々境内の一角だったであろう場所に篠原コミュニティーセンターの建物が建っています。
境内入口
社号標、幟立石の意匠を残した幟掲揚ポール、倒壊防止の金具が取り付けられた石灯籠一対、石鳥居が据えられている八幡社の境内入口にあります。写真右側に見切れている建物が篠原コミュニティーセンターになります。公民館みたいなものかな?
石鳥居
明治四十四年に建立された扁額の無い明神鳥居になります、根元部分には倒壊防止の為の鉄製の補強パーツが取り付けられています。
手水舎
自然石をくり抜いた水盤と木造銅板葺き四本柱タイプの手水舎になります。
狛犬
大正四年生まれの中々の迫力のある造形の狛犬一対になります。タテガミ?の造形などを見ると現代の狛犬に通じる意匠を感じられる気がします。
社殿
開放型の妻入り拝殿を有する尾張造の社殿になります。開放型の拝殿には筋交いが設けられてないのもあって倒壊防止の支柱が設けられている所が多い感じがします。
ここ八幡社の尾張造の社殿の特徴としては、拝殿と祭文殿の間が非常に狭く、渡りが設けられて所と本殿を囲む瑞垣が祭文殿には繋がっていないという点になりますか。
説明はしにくいので、写真を参照してください。拝殿と祭文殿の間の渡部分、さらに祭文殿と本殿の造りが解ってもらえるかと思います。
特に、本殿を囲む瑞垣の様式の違いは尾張地方の神社を参拝する際に注目していこうと思います。
境内社
妻入り開放型の拝殿を有する境内社である「天満天神社」になります。
鎮座地を神社で確認
神社名 | 八幡社 |
鎮座地 | 名古屋市中川区太平通三丁目一〇番地(Googlemap) |
最寄駅 | 電車:名古屋市営地下鉄「荒子駅」徒歩14分 バス:名古屋市営バス「太平通三丁目バス停」徒歩1分 |
ご自宅にお札は祀られていますか?
実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。
賃貸住宅などに住まわれて簡単に神棚を掲げられないという方もお勧めなのが、
南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。