名古屋市緑区

山神社(愛知県名古屋市緑区大高町)

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

神社紹介

神社名山神社
鎮座地愛知県名古屋市緑区大高町字西丸根十四番地
御祭神大山祗命
旧社格無格社
創 建不詳
神名帳
境内社
例祭日九月二十七日
御朱印
H P

参拝日:2018年12月5日

御由緒

創建は明かではない。古くから山ノ神として崇敬あつく明治六年十月、据置公許となる

愛知県神社庁刊「愛知県神社名鑑」より

 祭神である「大山祗命」を祀っている神社と言えば、愛媛県今治市に鎮座する「大山祇神社」と静岡県三島市に鎮座する「三島大社」が有名ですね。そして、「大山祇命」は"山の神"として信仰されていて、山岳信仰だけではなく、鉱山開発の鎮守としても祀られている事があるそうです。
 Wikipediaを参照すると、"山神社"は全国に三,〇七五社ほどあるんだとか。さらに、愛知県内に鎮座する山神社の社数が三一一社と全国最多だということです。ただ、山神社は比較的小規模な神社である事が多いようですね。

名古屋市緑区のホームページにも「山神社」の事が書かれていました。

山神社
80糎四面の小祠を鞘堂で覆いを付けた小社で祭神は大山祗命(おやまつみのみこと・大山津見命)。創建は不詳。鞘堂のある社はこの辺りではめずらしい。当社は山仕事、猟師の人達が安全を願って祀ったものである。往年は樹木繁茂し暗い社叢をなしていたが、伊勢湾台風の影響や新幹線が開通したり、近年住宅が建つなどして旧観はなくなった。

山神社が何時頃から鎮座していたのか不明ですが、仮に室町時代の頃からこの地に鎮座していたとすれば、間違いなく、「鷲津砦」、「丸根砦」の攻防戦の影響を受けており、境内は蹂躙され、社殿なども灰燼に帰してしまい資料などもすべて焼失しまったのでしょうね。

知多四国霊場を行く-12日目-

 「丸根砦址」を後にして、県道50号線沿いを歩いて知多四国霊場八十七番札所「鷲頭山長寿寺」を目指して歩いている途中、県道と並行して走る東海道新幹線の高架の間に神社が鎮座している事に気が付きました。神社を見つけたら参拝しないわけにはいかないので、急遽参拝するために山神社を訪れる事に。

参拝記

ストリートビューで山神社の境内前をご覧ください。丸根砦は手前側になり、奥に進んでいくと「鷲頭山長寿寺」(鷲津砦)があります。立地的には「鷲津砦」と「丸根砦」の間になります。

鳥居

瑞垣は木杭にローブが張られた様式で、社殿正面側に石造の神明鳥居が据えられています。

手水舎、水盤

木道銅葺二本柱タイプの手水舎になります。こぶりな手水舎に合わせているのか水盤もかなりかわいい様式の物が使用されています。

社殿

流造の本殿に、本殿を覆う鞘堂になります。当ブログでは覆殿とも書いていたりする、本殿を風雪などから守る為の建物を鞘堂と言います。有名な所では、岩手県にある「中尊寺金色堂」の鞘堂が有名でしょうか。

参拝を終えて

山神社の境内のすぐ脇を「東海道新幹線」が通っています。大体5分間隔で新幹線が走っていきます。1編成16車両で座席定員は1,323名という事ですので、1時間に12編成が走っているとして、1323×12=15,876名が1時間に新幹線に乗って移動している事に。これに立ち乗車の方が合わさるともっと多くなることになります。
これが朝から夜まで同じような本数で運行されているので、上下線合わせて30万人近い人たちが新幹線で移動できるわけですね。一日の平均搭乗率が何%かは解りませんが、10万人~20万人は確実時に動いていると思われます。
我が岡崎市の人口は35万人ほど。これでもかなり人口が多いほうの市だと思うのですが、それでも2日もあれば全員が移動できてしまうという「東海道新幹線」の輸送力は半端ないなと実感してしまいます。

地図で所在地を確認

神社名山神社
鎮座地愛知県名古屋市緑区大高町西丸根十四番地
最寄駅JR東海 東海道本線「大高駅」徒歩8分

ご自宅にお札は祀られていますか?

実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。

賃貸住宅などに住まわれて簡単に神棚を掲げられないという方もお勧めなのが、

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南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。

次の目的地は?

大高地区を離れ、名鉄鳴海駅近くにある「龍蟠山端泉寺」を目指します。

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