名所旧跡など

愛知県下新十名所巡り 清州城・河原神社

2022年3月22日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

 昭和五年に郵便投票によって決定された「愛知県下新十名所」ですが、投票数100票を超える候補地についてはすべて得票数も併せて発表されています。その数「57ヵ所」

 愛知県新十名所選定100周年まであと5年という中途半端な時期ですが、これほどまでに当サイト名と合致する物はまずありえないだろうという事で、既に何ヶ所かは紹介させていただいておりますが、昭和二年に愛知県民を熱狂の渦にいざなった愛知県下新十名所投票戦のそれぞれの舞台を見ていこう思います。

今回の行き先は?

  • 12位 河原神社 西春日井郡(清州市) 得票数:657,682票

河原神社

 投票数657,682票を集めて12位にランクインした清州市に鎮座する河原神社は「星の宮」の名で知られている神社になります。12位になった事から11位から20位の候補地で構成される「愛知県新十勝地」に選定されています。

眼病平癒に御神徳があるとして戦前には境内横には天台宗寺門派教会御嶽出張所の御籠堂があり年間を通じてお籠りされる方がみえ、現在は神社周辺も埋め立てが行われてしまったが境内周辺に「心眼池」がありこの池の水(神水)を点じていたようです。

  • 21位 清州城址 西春日井郡(清州市) 得票数:100,750票

清州城址

 得票数:100,750票を集めて21位にランクインした清州市にある清州城址になります。この清州城までが投票数10万票を集めた名所候補地になります。

 織田信長が那古野城から本城を移してからある意味歴史の表舞台に登場したといえる清州城ですが、江戸幕府が開幕し徳川家康による名古屋城築城に伴う清州越しによって城下町ごと名古屋城下に移され廃城となってしまった歴史のある城郭です。今ではある意味見慣れた感のある清州城の天守ですが、元々清州城には天守閣がなかったとも言われていて、この模造天守の賛否があった記憶がありますね。

こちら2ヶ所を目指して向かっていこうと思います。

今回の行程

 2022年2月16日(水曜日)、いよいよ2022年企画「愛知県新十名所巡り」をスタートする事になりました。最初の内は、わがホームタウンである岡崎からは遠い場所を積極的に巡っていこうかと思います。そこで、今回目的地に選んだのが、名古屋市の北西に位置する場所にある「清州市」にある2つの名所になります。

 一つ目は、現在では至って普通の集落に鎮座する神社の装いとなっている「河原神社」。
 もう一つは、織田信長像と模造天守で有名な「清州城址」。

 この道中に数カ所神社仏閣を合わせて巡っていますので、合わせて紹介していこうと思います。

2月16日行程表

この中で、5番目に訪れている真福寺は元々大須にある「七寺」の境内跡になります。清州越しで七寺が名古屋城下に移された後に、七寺二世良祐によって薬師如来像を奉安する一院が建立されたと伝えられています。

2022年あいちを巡る生活って巡拝記

 新型コロナウィルス(オミクロン株)が年明けから急速に感染拡大してしまった為、当所予定してた通りとはいかなくなってしまいましたが、2022年(令和4年)に愛知県を巡っていく巡拝記を順次更新していきます。

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