昭和五年に郵便投票によって決定された「愛知県下新十名所」ですが、投票数100票を超える候補地についてはすべて得票数も併せて発表されています。その数「57ヵ所」
愛知県新十名所選定100周年まであと5年という中途半端な時期ですが、これほどまでに当サイト名と合致する物はまずありえないだろうという事で、既に何ヶ所かは紹介させていただいておりますが、昭和二年に愛知県民を熱狂の渦にいざなった愛知県下新十名所投票戦のそれぞれの舞台を見ていこう思います。
今回の行き先は?
- 12位 河原神社 西春日井郡(清州市) 得票数:657,682票
河原神社
投票数657,682票を集めて12位にランクインした清州市に鎮座する河原神社は「星の宮」の名で知られている神社になります。12位になった事から11位から20位の候補地で構成される「愛知県新十勝地」に選定されています。
眼病平癒に御神徳があるとして戦前には境内横には天台宗寺門派教会御嶽出張所の御籠堂があり年間を通じてお籠りされる方がみえ、現在は神社周辺も埋め立てが行われてしまったが境内周辺に「心眼池」がありこの池の水(神水)を点じていたようです。
- 21位 清州城址 西春日井郡(清州市) 得票数:100,750票
清州城址
得票数:100,750票を集めて21位にランクインした清州市にある清州城址になります。この清州城までが投票数10万票を集めた名所候補地になります。
織田信長が那古野城から本城を移してからある意味歴史の表舞台に登場したといえる清州城ですが、江戸幕府が開幕し徳川家康による名古屋城築城に伴う清州越しによって城下町ごと名古屋城下に移され廃城となってしまった歴史のある城郭です。今ではある意味見慣れた感のある清州城の天守ですが、元々清州城には天守閣がなかったとも言われていて、この模造天守の賛否があった記憶がありますね。
こちら2ヶ所を目指して向かっていこうと思います。
今回の行程
2022年2月16日(水曜日)、いよいよ2022年企画「愛知県新十名所巡り」をスタートする事になりました。最初の内は、わがホームタウンである岡崎からは遠い場所を積極的に巡っていこうかと思います。そこで、今回目的地に選んだのが、名古屋市の北西に位置する場所にある「清州市」にある2つの名所になります。
一つ目は、現在では至って普通の集落に鎮座する神社の装いとなっている「河原神社」。
もう一つは、織田信長像と模造天守で有名な「清州城址」。
この道中に数カ所神社仏閣を合わせて巡っていますので、合わせて紹介していこうと思います。
2月16日行程表
2022年あいちを巡る生活って巡拝記
新型コロナウィルス(オミクロン株)が年明けから急速に感染拡大してしまった為、当所予定してた通りとはいかなくなってしまいましたが、2022年(令和4年)に愛知県を巡っていく巡拝記を順次更新していきます。
- No.1 2022年2月9日(水曜日)
- 行先:江南市 久昌寺
織田信長の側室「吉乃の方」の菩提寺の久昌寺を見に行こう。
- 行先:江南市 久昌寺
- No.2 2022年2月16日(水曜日)
- 行先:清須市 清州城・河原神社
愛知県下新十名所巡り 清州城・河原神社
- 行先:清須市 清州城・河原神社