寺院情報
寺院名 | 東照山 大泉寺【廃寺】 |
所在地 | 愛知県西尾市宅野島町郷中九十一番地 |
御本尊 | 不明 |
宗 派 | 浄土宗西山深草派 |
創 建 | 享保年間(1716-36年) |
札 所 | 三河海岸大師 七十六番 |
御朱印 | - |
H P | - |
参拝日:2018年11月29日
沿革・由緒
往昔細池にありし薬師堂を倉柳上人が宅野島に移した。正保二年建立、中興学空龍道上人、明治十五年九月、東照山大泉寺に改称する。
「愛知県幡豆郡福地村誌」より
三河海岸大師霊場を行く
大泉寺の場所を調べているとGoogleマップを見ていると「宅野島農民センター」の隣に大泉寺の本堂が建っているように見えるのです。しかし、ネットで検索しても大泉寺の情報は出てこず・・・。
もしかしたら、廃寺になっているかも?と思いつつ向かってみることにしました。
三河海岸大師札所一覧
参拝記
宅野島農民センターに到着しました。
うむ・・・見事に本堂が無くなっています。Googleマップの航空写真に写っていた本堂前のイチョウの木は残っているのですが。
片隅には、たぶん歴代の住職の墓石が残っています。
こういった住職の墓石って廃寺になった場合、どうするんでしょうね・・・。檀家さんの墓地はそのまま残ったり、合併した先の寺院の墓地に移動するんでしょうけど、廃寺になった場所に何件か行きましたが、歴代の住職の墓石はそのまま残っていたと思います。寺院があった場所が売却されてしまった場合、無縁仏として墓じまいされてしまうのでしょうか。
本堂は無くなってしまいましたが、西国三十三観音霊場の移し観音堂はそのまま残っていました。観音像をみていると結構新しい石の質感でして、崇敬を集めていたと思うのですが・・・。
参拝を終えて
宅野島農民センターの正面玄関の脇に、大泉寺で使われていた物であろう梵鐘が釣られていました。
もしかしたら、こちらの農民センターに本尊が安置されているのかもしれません・・。いずれ紹介していきますが、公民館の一部が寺院になっているケースがあったりするので、ここ大泉寺もその可能性は0%ではないと思うのですが、外から見る限り祭壇などは見えなかったので、当ブログでは今の所廃寺になったとしておきます。