名所旧跡など 西尾市

名鉄三河線「西一色駅」跡

2018年2月11日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

在りし日の西一色駅

名所旧跡情報

種類別:廃線・廃駅跡
駅 名:三河線「西一色駅」
事業者:名古屋鉄道
所在地:愛知県幡豆郡一色町大字赤羽字東乾地
構 造:地上駅 1面1線
開 業:1926年9月1日
廃 止:2004年4月1日


2004年4月1日、名鉄三河線の碧南ー吉良吉田間の廃線に伴い、廃駅になった西一色駅。

愛知県立一色高校の最寄り駅だったことから、朝晩は高校生でにぎわっていたそうですが、それでも一日平均乗車客が200人程だったそう。日中は閑散としてた感じですね。

1926年、大正15年に刈谷-碧南間を運航していた三河鉄道松木島駅(当時は神谷駅)まで路線が延伸し、その時に西一色駅は開業しました。当時は、八王子駅として開業する予定だったのが、何がどうなったのかは不明ですが、「味浜駅」として開業したそうです。翌年(昭和2年)に駅舎完成と共に西一色駅に改称したんだとか。

今の名鉄を見ていると想像できませんが、元々三河線は貨物輸送が盛んな路線でした。昭和16年に名古屋鉄道に合併され、昭和後半には貨物輸送を廃止しています。

西一色駅というわけではないですが、当時の海側の三河線の雰囲気が味わえるサイトをご紹介します。

津軽軽便堂写真館


碧南側から西一色駅方面を望みます。
廃線から14年経過しますが、まだまだ路線跡はしっかりと解りますね。

ちなみに、この写真を撮影しているポイントから碧南方面に少し進むと・・・

黄色と黒色に塗られたコンクリート柱がここに踏切が存在していたことをアピールしていますが、その先、線路跡には、太陽光パネルが設置されていました。

ホームが分かる様に、駅舎の反対側から撮影しています。
上記は、碧南側を望みます。こちらは、石積みのしっかりとしたホームですね。

振り返って、一色駅側を望みます。
こちらは一転して、鉄柱とコンクリート板の仮設ホームの様な雰囲気です。

三河一色駅の記事でも紹介しましたが、車窓動画(西一色駅編)です。


丁度動画開始直後の踏切が、上記で紹介している場所になります。

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