寺院情報
寺院名 | 宝中山慶安寺 |
所在地 | 愛知県豊田市足助町陣屋跡十七番地 |
御本尊 | 釈迦如来 |
宗 派 | 曹洞宗 |
創 建 | 慶安元年(1648年) |
札 所 | (旧)三河新四国 八十六番札所 東加茂郡西国観音 三十番札所 |
御朱印 | ー |
H P | ー |
参拝日:2021年3月17日
沿革・由緒
手元に慶安寺の由緒が書かれている資料がない為、詳細は全く解りませんが、足助の街中を歩いている時に頂いた散策マップに創建は慶安元年(1648年)であると書かれていました。
この慶安寺の山門は足助町の家屋の大半が焼失したとも伝わる安永四年(1775年)の大火以前の安永二年(1773年)に建立された物らしく、大化の類焼範囲を知る手がかりの一つになっているそうです。
境内に当地方ではめずらしい、立派な弥勒菩薩の石像があります。また門前附近には奈良朝時代の須恵器が出土し、田町遺跡として知られております。
足助町文化財保護委員会
参拝記
七千石の交代寄合旗本であった本多氏の陣屋跡から北東(正面向かって右手側の路地を進みます。)に70m程歩くと慶安寺の門前に出られます。陣屋跡は少し前まで官公庁の建物が建ってたはずですが、現在では更地になっていて門前に足助陣屋の説明板が設置されています。
駐車場については、足助の街中にはまったくないので、香嵐渓周辺の駐車場に車を停めて向かう必要があります。紅葉の時期に紅葉狩りをせずに旧)三河新四国を遍路するという無謀なチャレンジは避けた方がいいかと思います。(足助トンネルが開通したおかげで国道153号線の渋滞もかなり緩和されたてはいますが、それでも駐車場待ちの渋滞が発生しています。)
山門
境内の周囲は塀でかこまれた慶安寺の山門は袖壁のある薬医門になっています。門前には「曹洞宗慶安寺」と彫られた寺号標が据えられています。
参拝した2021年3月17日は境内の梅が満開でした。やっぱり春はいいですね。
本堂
寄棟造瓦葺平入の向拝と濡れ縁が設けられている本堂になります。ここ慶安寺の本堂の扉は本尊正面となる場所が写真で見て分かる様に開かれていました。近年、防犯対策の為本堂の扉が締め切られている寺院が多い中、やっぱりこうして本尊を拝みながら参拝できるのは嬉しいですね。
丁度見切れてしまっているのですが、本堂の濡れ縁には・・・
(旧)三河新四国霊場八十六番札所の弘法大師像の鞘堂が置かれていました。色々な新四国霊場を巡っていますが、こうしてじっくりと弘法大師像を拝むことが出来る寺院って意外と少ないんですよね。
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
弥勒菩薩石像
境内入口に設置されている案内板に書かれていた弥勒菩薩石像になります。当地方では珍しいとありましたが、加茂郡周辺では珍しいということなんですかね。仏像については知識が皆無に等しく、何が弥勒菩薩像なのかさっぱりわかりませんので、岡崎を廻って弥勒菩薩石像を見た事があるのか?と聞かれても「拝見した事があるかどうかすらわかりません。」と答えるしかない訳で・・・、寺院を巡るならもう少し仏像の知識を得た方がいいんでしょうね・・・。
慶安寺の境内の一角に据えられていた「軍馬供養塔」になります。石碑の上部にほられた仏像と軍馬供養塔と彫られた場所の間にどういった軍馬の供養なのか彫られているっぽいのですが、風化でよく読めません・・。
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やはり、旅先の情報はネット検索もいいですが、るるぶなどの旅行ガイド雑誌が一番ではないかなと思います。ネット情報はどうしてもディープになりがちで、いざ旅行に行こうと思っても、俯瞰的な情報が不足しがちな気がします。
やっぱり、"るるぶ"を見ながら、旅の予定表を作っていくのも、旅行の醍醐味ですよね。
所在地を地図で確認
寺院名 | 宝中山慶安寺 |
所在地 | 愛知県豊田市足助町陣屋跡十七番地 |
最寄駅 | 名鉄バス足助線「足助学校下バス停」徒歩3分 |
寺院・霊場巡りの際のバイブルに
元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。
少しでも巡礼の時にお役に立てる事もあるかと思います。是非一度読んでみてくださいませ。