ONE POINT
一宮市木曽川町門間東郷に建つ臨済宗の西蓮寺の紹介です。尾張国四郡大師の札所となっているのですが、門前には一宮にありながら尾西二十一大師と彫られた謎の弘法大師霊場の石柱が建っているのが印象深い寺院です。
寺院紹介
寺院概要
寺院名 | 西蓮寺 |
所在地 | 愛知県一宮市木曽川町門間字東郷一九〇番地 |
創 建 | 不詳 |
宗 派 | 臨済宗妙心寺派 |
御本尊 | 不明 |
霊 場
霊 場 | 尾張国四郡大師 五十五番札所 尾西二十一大師? |
前札所 | 霊 場 | 次札所 |
---|---|---|
阿弥陀堂 | 尾張国四郡大師 | 薬師堂 |
文化財
国 宝 | ー |
国指定 | ー |
県指定 | ー |
市指定 町指定 村指定 | ー |
参拝情報
御朱印 | ー |
URL | ー |
駐車場 | ー |
参拝日 | 2022年3月23日 |
御由緒
創建、由緒は不詳。
参拝時点で無住、または廃寺となっている様子です。
御朱印帳の保管に
数年前より非常に集める方が増えた「御朱印」ですが、皆様は御朱印帳はどうやって保管していますか?神社・仏閣を廻って御朱印を受けているとあっという間に御朱印帳の冊数が増えていきますが、そのまま棚などに置いている方が多いのでは?。せっかくお受けした御朱印ですので、日本では古くから着物を始めとして大切なものを保管する為に使われていた「桐箱」に入れて保管した方がよろしいかと思います。
ぜひ、皆様も桐箱に御朱印帳を保管されてみたらいかがですか?
参拝記
石刀神社の境内前を南北に走る旧鎌倉街道を石刀神社から北に向かって走っていき、説明が非常に難しい路地に入った場所に境内がある寺院が今回紹介する西蓮寺になります。
ここ西蓮寺は尾張国四郡大師の札所となっていると情報を得たので立ち寄ってみた訳ですが、庫裏の様子から無住となっているようです。
ブロック塀の塀に囲まれた境内で元々石柱門が設けらえていたであろう境内入口脇に弘法大師霊場の札所案内柱が据えられています。始め尾張国四郡大師の石柱かな?って思ったのですが・・・
石柱をよく読むと、「尾西二十一大師第八番」と彫れています。「尾西二十一大師」とな?
尾西と聞くと津島市辺りを想像するわけですが、西蓮寺の建つ場所は一宮市でも北の方(元木曽川町)になるので尾西と呼ばれる地域ではない気がします。また、津島市辺りにはやはり尾西二十一大師霊場が開創されているのですが、こちらの大師霊場は開創が昭和四年。石柱が建てられたのが大正十四年・・・。すべてが謎に包まれた大師霊場ですね。
また、境内には本四国、新四国お砂踏みが設けられています。
そもそも、本四国を模して全国各地に設けられている八十八ヶ所大師霊場を「新四国」と称する訳で、本四国霊場と何処か分からないのですが(多分三大新四国のどこかとは思いますが。)新四国霊場の御砂を踏むことができる御砂踏みは非常にめずらしいのではないでしょうか。
宝形造瓦葺の向拝と濡れ縁が設けられている本堂になります。
たぶんこの先に庫裏が建っていたんだろうとおもうのですが・・・。
参拝を終えて
西蓮寺裏手に、菱川家祖先之地という石碑が建てられていて、御二方の銅像が並んで据えられている場所があります。この菱川家というのがどういった一族なのか不明ですが、ここ西蓮寺の南側には菱川毛織株式会社という会社があるので、その関係の場所なのかな?
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やはり、旅先の情報はネット検索もいいですが、るるぶなどの旅行ガイド雑誌が一番ではないかなと思います。ネット情報はどうしてもディープになりがちで、いざ旅行に行こうと思っても、俯瞰的な情報が不足しがちな気がします。 やっぱり、"るるぶ"を見ながら、旅の予定表を作っていくのも、旅行の醍醐味ですよね。
所在地を地図で確認
寺院名 | 西蓮寺 |
所在地 | 愛知県一宮市木曽川町門間字東郷一九〇番地 |
最寄駅 | 鉄道: バス:一宮市コミュニティーバス「木曽川体育館バス停」徒歩13分 |
寺院・霊場巡りの際のバイブルに
元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。
少しでも巡礼の時にお役に立てる事もあるかと思います。是非一度読んでみてくださいませ。