寺院情報
寺院名 | 瑠璃山 福徳寺 |
所在地 | 愛知県西尾市下道目記町山畔二三四番地 |
御本尊 | 阿弥陀如来 |
宗 派 | 浄土宗西山深草派 |
創 建 | 元亀元年 |
札 所 | 三河海岸大師 五十二番札所 西条吉良観音 十六番札所 |
御朱印 | - |
H P | - |
参拝日:2018年5月29日
三河海岸大師札所一覧
沿革・由緒
再建文政十二年三月。現今焼失してなし。当地山崎の祖先山崎市右衛門道隆天文十四年三月当地に来たり住みし山畔之地を相して家が建つや祖先伝来の薬師如来の為に一宇を建て鬼門除けの為に八幡社を建つ。後意伯上人薬師堂を再建して玆に始めてf福徳寺となす。朱印一石四斗、瑠璃山と号す。
「幡豆郡福地村誌」より
三河海岸大師霊場を行く
黄色は三河海岸大師、茶色は(旧)三河新四国、赤色は東条吉良観音の札所を示しています。
この福徳寺周辺には、三河海岸大師の札所が4ヶ所あり、ヤマタノオロチ伝説など昔から人々が暮らしていた場所だという事がよくわかっていただけるかと思います。
参拝記
福地村誌には、本堂が消失してしまったと書かれているのですが、大正十五年に書かれた物ですので、その後再建されたということなんでしょう。境内の雰囲気を見ていると、ここ福徳寺も無住の寺院になってしまっている様に見えるのですが、航空写真で見ると、元々同じ敷地だったんじゃない?って形で住宅が建っていて、もしかしたらこちらが庫裏の可能性も・・・。ただ、境内の一部は地域の児童公園に使用されていて、全体の雰囲気が閑散とした感じになっています。
境内入口
境内正面はブロック塀による門になっています。片側は蔦で覆われてしまっていますね。
左側には福徳寺とかかれているので、右側の蔦の下には、山号が書かれていると思うのですが・・・。
本堂
寄棟造瓦葺平入の向拝の設けられた本堂になります。
扉が透明なサッシになっているので、中の様子を拝見でき、中央に本尊である阿弥陀如来が安置されていました。
本堂の向かって左後ろに庫裏の様な建物が建っている様子がGoogleマップの航空写真で確認できるのですが、参拝に伺った時には建っておらず、解体されてしまったようです。
本堂の大棟部分井は瑠璃山と化粧瓦が施されています。
大師像
本堂の脇には、たぶんですが弘法大師の石造が据えられていました。
所在地を地図で確認
寺院名 | 瑠璃山 福徳寺 |
所在地 | 愛知県西尾市下道目記町山畔二三四番地 |
最寄駅 | 名古屋鉄道西尾線「福地駅」 名鉄東部バス「八ヶ尻バス停」徒歩10分 |
寺院・霊場巡りの際のバイブルに
元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。
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参拝を終えて
元々この福徳寺の鬼門の抑えに八幡社が建立されたそうです。時代の流れで荒廃して福徳寺の境内の中に遷座していたそうなのですが、平成十四年、下道目記八幡社として新たに社を造営して遷座しています。まだ新しいので、自分が持っている愛知県神社名鑑にはその名を見ることはできないのですが、下道目記町の鎮守社としてこの地を守っていく神社になっていくんだろうと思います。
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やはり、旅先の情報はネット検索もいいですが、るるぶなどの旅行ガイド雑誌が一番ではないかなと思います。ネット情報はどうしてもディープになりがちで、いざ旅行に行こうと思っても、俯瞰的な情報が不足しがちな気がします。
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次の目的地は
福徳寺の参拝を終え、前述した下道目記八幡社を参拝していこうと思います。