知多新四国との出会い
当ブログの企画の中で、歴史紀行という企画がありまして、源義朝繋がりで愛知県知多郡美浜町にある"野間大坊"周辺に伺い、記事にもさせて頂いております。
五十三番札所である"鶴林山 安養寺"に伺った時に、その出会いは突然に現れました。
あくまでも源義朝の繋がりで野間に行ったので、知多新四国霊場にはまったく興味はなかったのですが、安養寺に伺った時に、巡礼していらっしゃる方とお話する機会がありました。更に、納経所で御朱印を頂くときに、住職さんから
「今年(2018年)は、知多四国霊場開創210周年でして、記念宝印も実施していますので、少しでも興味がありましたら、ぜひ巡礼に回ってみたらいかがですか?」とパンフレットを頂いてしまいました。
野間から帰ってきて、数日にわたって野間の記事を書いている間に、徐々に知多新四国霊場・・・回ってみようかな・・・という気持ちも湧いてきまして、すべての記事をアップし終えた時「年内に全部回れないかもしれないけどやってみよう!」と思い、巡礼を始める事に。
ただ、巡礼を始めるにあたって、色々な制約がでてきます・・・。
- 巡礼は自営業の定休日である"水曜日"のみ。
- 息子の保育園の保育時間のみの巡礼とし、降園時間である3:30迄には岡崎に帰ってくる。
- 8月中は個人的な理由により巡礼不可
更に、問題点があるとすると、現地までの所要時間になります。これが結構、痛い。
仮に出発地点をドクターレザーおかざきからとしても、衣浦海底トンネルまで片道40分ほどかかり、更に向かう札所が師崎周辺だとすると、片道で所要時間が1時間30分から2時間になってしまいます。
息子を保育園に送っていき、すぐに出発できたとしても、出発時間は最速でも午前9時・・・。そして、タイムリミットは午後3時30分。6時間30分の時間内に行って帰ってこなくてはいけないんです・・・。
中々の強硬スケジュールになりそうな予感・・・。回る順番と経路を綿密に組み立てないと3ヶ所~4ヶ所で帰らなくてはいけなくなってしまいそうな予感がヒシヒシとしてきます・・・。
通りで、参考にさせて頂いたサイトの方々の一日当たりの巡礼件数と比べて、少ない訳です。
まず、知多新四国霊場を巡るにあたり、カメラを新調しました。何年かぶりに復活させたニコンD80なんですが、やはり使っているとエラーが起きたりして調子が悪い為、これを機にカメラを買い替えてみました。
雨の日にも巡礼に行かなければならない時もあると思う為、防塵防水の一眼レフがいいかな?と思い、ニコンから思い切ってメーカーを替えて、ペンタックスのK-S2という機種にしてみました。現在でK-70という機種が出ている為、一世代前のモデルになるんですが、画素数、機能共にD80と比べると隔世の感がありますね・・・。
前モデルとはいえ、5万円台で一眼レフカメラが購入できる時代になったんですねえ・・・。
ただ、キャノンやニコンの売れ筋モデルに比べると、200g~300gほどですが重いので、持った瞬間は「あ、重っ!」と感じるかもしれません。でも、一眼レフはある程度重くないとね・・・・。
そして、車にはカーナビが付いていますし、今どきはスマホでグーグルマップを使えば簡易ナビになるので、地図なんていらないといえばいらないのですが、自分はどこに行くときも基本"地図"派です。
特にお気に入りの地図が、旺文社の県別マップルになります。細かい情報も載っていますし、色々地図は買いましたが、一番寺社が記載されている所が最大のポイント!
旅行に行く時、それこそ「まっぷる」や「るるぶ」などを持っていかれる方も多いのかな?と思いますが、自分は「県別マップル」を必ず持参しています。メジャーな観光地ではなく、地元の氏神様なんかを参拝するには、やっぱり地図は必需品ですからね。
準備も完了し、あとは「納経帳」を手に入れるだけです。
パンフレットによると、何ヶ所か「納経帳」を頒布している札所がある様ですが、ここは、安養寺の住職に言われた、「最初は一番札所から始めた方が間違えなくていいですよ。」という忠告に従って一番札所である"清涼山 曹源寺"で「納経帳」を手に入れて巡礼を開始しようと思います。
この記事を書いている時点(2018年11月現在)ではかなり巡礼も進んでいる状況であり、半分回顧録の様な記事になっていたりするので、手に入れた「納経帳」がこちら↓
今年限定の開創二百十年記念の納経帳になります。
通常の納経帳に比べると、表紙が柄が入って何となく豪華に見えます。
平成30年(2018年)4月25日(水曜日)、知多新四国霊場、巡礼の旅が始まります。
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知多四国霊所を行く
さて、記念すべき知多四国霊場を巡る巡礼の旅の1日目です。日付は平成30年(2018年)4月25日。ゴールデンウィークが間もなくという普通の水曜日です。
今日から知多四国霊場の八十八ヶ所の札所+十カ所の番外札所の合計九十八ヶ所を巡っていく旅がスタートします。結論から申しますと、十二日間という長期間にわたる巡礼の旅となりました。無事結願出来た事に感謝し、旅路を振り返っていきたいと思います。
知多四国霊場を行く-1日目-
さて、知多四国霊場遍路の旅の初日です。
GW前の只の水曜日ということで、道も空いていて車での遍路にはもってこいの日です。
初日は豊明市から東浦町にかけての札所を遍路していきます。
知多四国霊場を行く-3日目-
知多四国霊場を行く3日目です。
今回はあいにくの雨模様の中、半田市から武豊町にかけての札所を巡っていきます。雨だとどうしても寄道していく気が減少してしまい、後からあそこ寄っていけばと思う事が多いです。
知多四国霊場を行く-5日目-
知多四国霊場を行く5日目です。
2018年夏季の記録的な酷暑(この日も35℃を普通に超えていた記憶があります。)の中、岡崎から比較的生きやすい場所という事で、常滑と知多の市境近くの札所を巡っています。
知多四国霊場を行く-7日目-
知多四国霊場を行くも7日目です。
今回は、岡崎からの所用時間が一番かかる知多半島の伊勢湾側になる南知多から美浜にかけての札所を巡っていきます。2018年は10月になっても非常に暑かったですね。
知多四国霊場を行く-9日目-
知多四国霊場を行く9日目です。
今回は、船を使っての巡礼となります。日間賀島・篠島にある札所を巡っていこうと思います。船に乗るという事で、初めて我が息子(3歳)も巡礼初参加です。
知多四国霊場を行く-11日目-
知多四国霊場を行く11日目。
色々予定を考えると年内は後2日しか時間が取れない為、今日どれだけ順調に納経できるかがポイントになります。知多市から東海市にかけての札所を巡っていきます。
知多四国霊場を行く-12日目-
知多四国霊場を行く12日目
残る札所も三カ所となり、結願が目の前に。気付けば12月に突入し、酷暑で熱中症になりそうと思いながら巡礼したはずが、寒い寒いと巡る時期になっていました・
無事、合計12日をかけて知多四国霊場の遍路も結願する事が出来ました。
記念宝珠というニンジンが目の前にぶら下げられていたので、なんとか2018年中にすべての札所を納経できたと思いますが、やはり知多半島まで片道1時間ほどかかる知多四国霊場巡礼の旅は中々大変でした。
まだまだ知多半島には様々な霊場がありますので、近いうちに再び巡っていく事になりそうですが、今度は、もっとゆっくりと回っていきたいですね。
札所一覧
札所 | 寺院名 | 住所 |
1番 | 清涼山 曹源寺 | 豊明市栄町 |
2番 | 法蔵山 極楽寺 | 大府市北崎町 |
3番 | 海雲山 普門寺 | 大府市横根町 |
4番 | 宝龍山 延命寺 | 大府市大東町 |
5番 | 延命山 地蔵寺 | 大府市長草本郷 |
6番 | 万年山 常福寺 | 大府市半月町 |
7番 | 彼岸山 極楽寺 | 東浦町森岡 |
8番 | 上世山 伝宗院 | 東浦町緒川 |
9番 | 浄土山 明徳寺 | 東浦町石浜 |
10番 | 福聚山 観音寺 | 東浦町生路 |
11番 | 光明山 安徳寺 | 東浦町藤江 |
12番 | 徳応山 福住寺 | 半田市有脇町 |
13番 | 板嶺山 安楽寺 | 阿久比町板山 |
14番 | 円通山 興昌寺 | 阿久比町福住 |
15番 | 龍渓山 洞雲院 | 阿久比町卯坂 |
16番 | 鳳凰山 平泉寺 | 阿久比町椋岡 |
17番 | 樫木山 観音寺 | 阿久比町矢高 |
18番 | 開運山 光照寺 | 半田市乙川高良町 |
19番 | 前明山 光照院 | 半田市東本町 |
20番 | 萬松山 龍台院 | 半田市前崎東町 |
21番 | 天竜山 常楽寺 | 半田市東郷町 |
22番 | 御嶽山 大日寺 | 武豊町ヱケ |
23番 | 意竜山 蓮花院 | 武豊町ヒジリ田 |
24番 | 慶亀山 徳正寺 | 武豊町里中 |
25番 | 法輪山 円観寺 | 武豊町富貴 |
26番 | 龍華山 弥勒寺 | 美浜町北方 |
27番 | 天竜山 誓海寺 | 美浜町古布 |
28番 | 浄光山 永寿寺 | 美浜町豊丘 |
29番 | 大悲山 正法寺 | 南知多町豊丘 |
30番 | 宝珠山 医王寺 | 南知多町大井 |
31番 | 宝珠山 利生院 | 南知多町大井 |
32番 | 宝珠山 宝乗院 | 南知多町大井 |
33番 | 宝珠山 北室院 | 南知多町大井 |
34番 | 宝珠山 性慶院 | 南知多町大井 |
35番 | 神光山 成願寺 | 南知多町名碑田 |
36番 | 天永山 遍照寺 | 南知多町師崎 |
37番 | 魚養山 大光院 | 南知多町日間賀島 |
38番 | 龍門山 正法禅寺 | 南知多町篠島 |
39番 | 金剛山 医徳院 | 南知多町篠島 |
40番 | 普門山 影向寺 | 南知多町豊浜 |
41番 | 松原山 西方寺 | 南知多町山海 |
42番 | 瑞岸山 天竜寺 | 南知多町山海 |
43番 | 大慈山 岩屋寺 | 南知多町山海 |
44番 | 菅生山 大宝寺 | 南知多町内海 |
45番 | 尾風山 泉蔵院 | 南知多町内海 |
46番 | 井際山 如意輪寺 | 南知多町内海 |
47番 | 井際山 持宝院 | 南知多町内海 |
48番 | 禅林山 良参寺 | 美浜町小野浦 |
49番 | 護国山 吉祥寺 | 美浜町野間 |
50番 | 鶴林山 大御堂寺 | 美浜町野間 |
札所 | 寺院名 | 住所 |
51番 | 鶴林山 野間大坊 | 美浜町野間 |
52番 | 鶴林山 密蔵院 | 美浜町野間 |
53番 | 鶴林山 安養院 | 美浜町野間 |
54番 | 亀嶺山 海潮院 | 半田市亀崎町 |
55番 | 曇華山 法山寺 | 美浜町野間 |
56番 | 祥雲山 瑞境寺 | 美浜町野間 |
57番 | 孔雀山 報恩禅寺 | 美浜町奥田 |
58番 | 金光山 来応寺 | 常滑市大谷 |
59番 | 万年山 玉泉寺 | 常滑市大谷 |
60番 | 大光山 安楽寺 | 常滑市苅屋 |
61番 | 御嶽山 高讃寺 | 常滑市西阿野 |
62番 | 御嶽山 洞雲寺 | 常滑市井戸田町 |
63番 | 補陀落山 大善院 | 常滑市奥条 |
64番 | 世昌山 宝全寺 | 常滑市本町 |
65番 | 神護山 相持院 | 常滑市千代丘 |
66番 | 八景山 中之坊寺 | 常滑市金山 |
67番 | 松尾山 三光院 | 常滑市小倉町 |
68番 | 龍王山 宝蔵寺 | 常滑市大野町 |
69番 | 宝苑山 慈光寺 | 知多市大草 |
70番 | 摩尼山 地蔵寺 | 知多市大草 |
71番 | 金照山 大智院 | 知多市南粕谷本町 |
72番 | 白華山 慈雲寺 | 知多市岡田 |
73番 | 雨宝山 正法院 | 知多市佐布里 |
74番 | 雨宝山 密厳寺 | 知多市佐布里 |
75番 | 雨宝山 誕生堂 | 知多市佐布里 |
76番 | 雨宝山 如意寺 | 知多市佐布里 |
77番 | 雨宝山 浄蓮寺 | 知多市佐布里 |
78番 | 宝泉山 福生寺 | 知多市新知東町 |
79番 | 白泉山 妙楽寺 | 知多市新知字下森 |
80番 | 海鳴山 栖光院 | 知多市八幡 |
81番 | 巨渕山 龍蔵寺 | 知多市八幡 |
82番 | 雨尾山 観福寺 | 東海市太田町 |
83番 | 待暁山 弥勒寺 | 東海市太田町 |
84番 | 瑞雲山 玄猷寺 | 東海市富貴島町 |
85番 | 慈悲山 清水寺 | 東海市荒尾町 |
86番 | 大悲山 観音寺 | 東海市荒尾町 |
87番 | 鷲頭山 長寿寺 | 名古屋市緑区 |
88番 | 瑞木山 円通寺 | 大府市共和町 |
結願 | 八事山 興正寺 | 名古屋市昭和区 |
結願 | 覚王山 日泰寺 | 名古屋市千種区 |
開山所 | 白泉山 妙楽寺 | 知多市新知 |
開山所 | 天竜山 誓海寺禅林堂 | 美浜町古布善切 |
開山所 | 達磨山 葦航寺 | 美浜町布土 |
番外 | 慈雲山 影現寺 | 美浜町時志 |
番外 | 亀宝山 東光寺 | 半田市亀崎月見町 |
番外 | 寂静山 西方寺 | 南知多町篠島 |
番外 | 青泰山 浄土寺 | 南知多町豊浜 |
番外 | 岩屋山 奥之院 | 南知多町山海 |
番外 | 金鈴山 曹源寺 | 常滑市大谷 |
番外 | 清涼山 海蔵寺 | 半田市乙川若宮町 |
知多新四国霊場の公式ホームページはこちら
http://chita88.jp/