神社紹介
神社名 | 神明社 |
鎮座地 | 愛知県大府市共和町二丁目十一番地一 |
御祭神 | 天照大御神 |
旧社格 | 神饌幣帛料供進指定村社 |
創 建 | 寛文四年(1664年) |
神名帳 | ー |
境内社 | 境内社:津島社、山ノ神社、金比羅社、春日神社 境外社:福釜社、豊川社、秋葉社、大峯社 |
例祭日 | 十月第二日曜日 |
御朱印 | ー |
H P | ー |
参拝日:2020年10月21日
御由緒
大府市史によると、神明社の創建は所蔵している棟札によって明らかであると書かれています。
「慶安三年六月吉日、奉新建立天照皇大神宮氏子守護所、右奉勧請意趣者信心之氏子息災安全寿福増長心中所願皆令満足殊者江内安徳福貴自在如意円寿祈所如件本願 小島七衛門」
また、尾張徇行記には、「明和村より農夫八人ココに引移り家を営み田畝を開墾すと也」、この農夫たちにより寛文四年(1664)に「縄入」されたと記されています。
その後、名和村から八屋新田として独立し、鎮守社として崇敬を集めたと言われ、明治十一年に神明社と改称するまでは、「神明宮」と称していたそうです。
社伝に寛永十七年(1640年)名和より移住せし人の勧請せしという。尾張志には「神明ノ社 秋葉ノ社 二所四社ともに八屋新田にあり」とある。明治五年、村社に列格し、同四十二年九月一日に神饌幣帛料供進指定社となる。
愛知県神社庁発刊「愛知県神社名鑑」より
参拝記
JR東海の東海道本線「共和駅」から徒歩で3分程の距離に鎮座する「神明社」になります。紹介されている記事などでは元々の地名である「八ツ屋」を付けて「八ツ屋神明社」と紹介している所もあります。そして、「八ツ屋神明社」で検索すると、とある記事がHITします。それが、「女子レスリング日本代表に選ばれた選手たちがリオオリンピック前に八ツ屋神明社を参拝し必勝祈願を行った。」という記事になります。吉田沙保里選手を始めとする女子レスリング日本代表を数多く輩出した「至学館大学」が神明社から2km程の場所にあって、そんな縁から神明社に参拝されたみたいです。現在でも、神明社には当時奉納された各選手たちの絵馬を見る事が出来ます。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/09/03/kiji/K20160903013284860.html
境内入口
共和駅に通じる駅前通りを挟んで境内の反対側には神明社の御神燈が一対据えられています。元々の地形がよくわからないので何とも言えないのですが、元々真っ直ぐ参道が伸びていたのかもしれませんね。
旧社格である「村社」が合わせて彫られた社号標と神明鳥居が据えられている境内入口になります。共和駅周辺の区画整理で神明社の境内の形状もかなり変わってしまっているのかなあ。
手水舎・水盤
木造銅葺四本柱タイプの手水舎になります。屋根が銅葺となって軽いので柱が細くても耐久性的には問題ないのかなと思うのですが、視覚的にはもう少し太い柱のが安定してるように見えるのかなと思いますね。
狛犬
昭和十四年生まれの子乗り玉乗りの狛犬一対になります。かなり現代の狛犬に通じるデザインになってきていますね。
社殿
切妻造瓦葺妻入りの拝殿を有する社殿になります。本殿は神明造となっています。
社殿の改修工事が予定されている様で、本殿に鞘堂が設けられ、現在の露天の祭場ではなく、拝殿と本殿の間に祭式を行う建物が増築されるようです。
社務所も建て替えられる様でこの造営工事完了後はかなり印象が変わるのかもしれませんね。
境内社
社殿向かって左側には境内社の三社が鎮座しています。内一番右側は金比羅社の常夜燈になります。元々は街中に据えられいた常夜燈をここに移したのかな。
大府市史などの資料には記載されていませんが、御神燈を利用した春日神社が鎮座していました。金毘羅社と同様に袋石部分に御札が祀られているんでしょうね。
地図で鎮座地を確認
神社名 | 神明社(八ツ屋神明社) |
鎮座地 | 愛知県大府市共和町二丁目十一番一号 |
最寄駅 | JR東海 東海道本線「共和駅」徒歩3分 |
ご自宅にお札は祀られていますか?
実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。
賃貸住宅などに住まわれて簡単に神棚を掲げられないという方もお勧めなのが、
南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。