大府市 知多半島全部盛り紀行

山祇社(愛知県大府市追分)

2020年12月14日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

 江戸時代に入り、大阪住吉の山中又右衛門(一説では名古屋出身とも)がこの地にやってきて開墾開発をする時の守護神として勧請された神社になります。現在では周囲は宅地化され、住宅地の一角に鎮座する神社と言った感じになっています。

神社紹介

神社名山祇社
鎮座地愛知県大府市追分六丁目二十五番地
御祭神大山祇命、倉稲魂神
旧社格村社
創 建天和二年(1682年)
神名帳
境内社秋葉社、英霊社
例祭日十月第二日曜日
御朱印
H P

参拝日:2020年10月21日

御由緒

 大府市誌によると、「天和二年(1682年)に大阪住吉の山中又右衛門がこの地にきて、荒地だったこの場所を開拓し居を定め、見晴らしのよい丘の上に祠を建て、大山祇命と倉稲魂命の二柱を祀り開拓の守護を仰いだことに始まる。」とあります。大山祇命は山の神、倉稲魂命は農耕の神であるとされ、山を切り開き農地を開墾していくための守護神としたのでしょう。

 「尾張徇行記」には又右衛門は名古屋出身であると記されていますが、出身地は異なるが、開墾の守護として祠を建立したとあります。

社伝に天和二年(1682年)大阪住吉の住人山中又右ヱ門と申す人、此の地に来たり荒地を開いたので当地を又右ヱ門新田と称せしが、一ツ屋とも称した。(一説には名古屋の人又右ヱ門とあり)当時は下東山の小高井山に大山祇命、倉稲霊命を祀る神社を建立し、氏神とし今日に至る。明治五年、村社に列格した。

愛知県神社庁発刊「愛知県神社名鑑」より

参拝記

 前回紹介した「慈雲山浄通院/紹介記事」から南に350m程言った住宅地の中の一番小高い丘の上に鎮座しているのが参拝する「山祇社」になります。山祇社周辺の開発に伴い、山祇社も平成に入って大規模な造営工事が行われた様で、非常に真新しい境内となっています。

 元々はこの辺り一帯を開墾して新田と名付けられていのでしょうけど、今では見渡す限り住宅地となっていて、又右衛門が開拓した田畑は殆ど消滅してしまっています。時代の流れとは言え、どんどん田畑が消滅してしまっていいのかなあ。

境内入口

 ここ山祇社の境内入口となる社殿正面には一の鳥居と社殿に向かう参道に続く石段が設けられています。また幟立てポールが造営工事の際に新設として設けられているのもある意味特徴ですかね。

 石段を上ると、非常に開放的な境内が眼前に広がっています。この周囲では一番標高が高い場所となるようで、周囲の見渡すとかなり遠くまで見渡すことができます。

手水舎・水盤

 こちらも造営工事の際に新築された手水舎のようです、銅葺切妻の非常に軽そうな屋根を有している手水舎です。

祓所

  清祓所という石碑が据えられた祓戸になります。例祭、新嘗祭、祈年祭という大祭と位置付けられる祭を催行する時に、この祓戸で「修祓(しゅばつ)」という祭式が行われます。中祭や小祭に位置づけられる祭事の場合は、社殿内に祓戸を設けて行う事が多いかと思います。

狛犬

 平成十八年の造営時に誕生した狛犬一対になります。生誕十年を超えてかなり朱がはがれてきている様ですね。

 生まれた時から住宅地だったであろう追分の街並みは今度どう移り変わっていくのか・・・。今後五十年、百年、百五十年と見守り続けていってください。

社殿

 切妻銅葺妻入りの拝殿を有する社殿となっています。平成になって造営された社殿ですが、その造りの原点となっているのは、名古屋市やその周囲で見られる独特な社殿様式の様で、この社殿様式を現代風に作り直したのがこの社殿となっている様で、露天祭場ではなく、屋内祭場となっていますね。

境内社

 社殿向かって鎮座する秋葉社と英霊社になります。この境内社の前に建つ鳥居は昭和35年建立というここ追分が宅地化される前からこの地に建っていた鳥居になるようです。

旧社号標

 境内と社務所の間には旧社格である「村社」が併記された旧社号標が据えられていました。

 現在の境内入口には新しい社号標が据えられていました。

地図で鎮座地を確認

神社名山祇社
所在地愛知県大府市追分町六丁目二十五番地
最寄駅大府市循環バス中央コース・東コース「追分町六丁目バス停徒歩5分」

ご自宅にお札は祀られていますか?

実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。
賃貸住宅などに住まわれて簡単に神棚を掲げられないという方もお勧めなのが、

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南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。

神社誌作成プロジェクト

大府市の神社

No.神社名旧社格所在地
01八幡社無格社大府市朝日町一丁目
02熱田神社指定村社大府市朝日町四丁目二六
03山祇社無格社大府市若草町三丁目
(旧大府町石亀土七七番地)
04神明社村社大府市大東町四丁目一○六
05八幡社無格社大府市月見町五丁目
06藤井神社郷社大府市横根町惣作二○
07山之神社指定村社大府市北崎町北屋敷一四七
08山之神社村社大府市北崎町一丁目
(旧:北崎町西定保根一五一番地一)
09神明社 指定村社大府市神田町六丁目一一二
(旧:北崎町丸根一番地)
10子安神社指定村社大府市共和町子安九十番地
11神明社指定村社大府市共和町二丁目十一番ノ一
12神明社村社大府市共栄町四丁目一三〇
13山祇社村社大府市東新町五丁目二一六
14藤井神社指定村社大府市追分町四丁目一○四
15山祇社村社大府市追分町六丁目二十五番地
16天神社指定村社 大府市長草町本郷四十四番地
17八幡社 大府市明成町一丁目
18七社神社村社大府市吉田町二丁目
19熊野神社指定村社大府市宮内町四丁目二三五
20吉川稲荷神社 大府市吉川町六丁目
21神明社村社大府市米田町三丁目
(旧:吉田町森東六三)
22八幡社村社大府市森岡町一丁目
(旧:森岡町社宮司二五)
23森岡神社村社大府市森岡町八丁目
(旧:森岡町源吾十一)

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