神社紹介
神社名 | 神明社 |
鎮座地 | 知多郡南知多町大字片名字稗田一番地 |
御祭神 | 豊受大神 |
旧社格 | 指定村社 |
創 建 | 不詳 |
神名帳 | - |
境内社 | 正月社、熱田神社、白山社、御鍬社、熊野社、津島社、社宮司社、太郎王子社、風之宮社、荒神社 |
例祭日 | 九月十五日 |
御朱印 | - |
H P | - |
参拝日:2018年9月26日
御由緒
創建は明らかでないが、「知多郡史」によれば「応永三十一年(1424年)十二月二十五日建替」とある。棟札には応永三十二年社殿はじめ造営遷宮が行われた。往事、羽豆神社祭典の節に勅使藤原・橘両氏隔年参向の時の旅所に神明社があてられたと、『尾張名所図会』にある。明治五年(1872年)村社に列格。明治十二年(1879年)指定村社となる。
「南知多町誌」より
知多四国霊場を行く
知多四国霊場三十五番札所「神光山 成願寺」のすぐ東隣に鎮座する神明社を参拝していきます。駐車場も共通の様で、四国霊場を巡礼されている方でも、気軽に参拝できる片名地区の鎮守社になります。
ストリートビューで成願寺と神明社の境内前の駐車場のイメージを感じてみてください。
筆者が行く知多四国霊場の旅
参拝記
成願寺からすぐ隣の神社なので、わざわざ地図を載せるまでもないのですが、何かの理由でこのページに直接飛んできた方向けに、神明社の鎮座している場所の地図をご紹介します。
国道248号線を半田方面から南下していくと、左手にチッタナポリの入口が出てきます。入口を過ぎると下り坂になり、片名漁港の防潮堤が左手現れてくるので、注意深く進んでいき、成願寺の石柱が立っている路地を右折して入っていきます。ほそい路地を進んでいくと右手に成願寺と神明社の駐車場がありますので、そちらに駐車してください。
参道入口
成願寺の記事でも紹介した写真を。
成願寺と神明社が共に横並びで鎮座しているのがわかってもらえる一枚かと思います。
神明社側には、一の鳥居にあたる神明鳥居と、「村社式外神名社」と彫られた社号標が据えらえています。
式外とは、「延喜式神名帳」に記載されている神社を式内社と呼ぶのに対し、記載されていない神社の事を式外社とよぶそうなんです。さらに言えば、国史見在社と呼ばれる神社を除いた神社のことらしいです。
境内入口
参道を進むと、神明鳥居と石灯篭が置かれた境内入口になります。
参道入口から続くコンクリート製の参道がまっすぐと社殿に向かって伸びています。
手水舎・水盤
瓦葺木造四本柱タイプの手水舎になります。
下部にも貫が施され、さらに三面にはなかなか粋な意匠の筋交いが設けられていますね。
屋根を見ても、瓦葺なんですが構造がシンプルで極力屋根の重量を軽減されているのがわかります。
狛犬
拝殿前ではなく、本殿を囲む玉垣の中に鎮座する狛犬一対になります。
かなり風化というか破損がひどく、また、玉垣の中だった為生年月日が解りません。
社殿
切妻瓦葺平入の拝殿に棟続きで社務所が設けられた拝殿になります。
渡り廊下などで繋がれた拝殿と社務所の神社は見かけることが多いのですが、ここまでがっつりとくっついている神社は珍しいかなと。
拝殿から本殿にむけて渡殿、幣殿が設けられています。
断定はできないですが見えている建物は銅葺切妻の覆殿になり、建物の中に本殿が鎮座していると思います。
境内社
ここ、片名の神明社には数多くの境内社が鎮座しています。
社殿の右側(向かって左側)には玉垣外に秋葉神社、津島神社が鎮座し、玉垣内に四社の相殿があります。
さらに、社殿の左側にも玉垣内に四社の相殿が鎮座しています。
さらに、手水舎脇には大黒天と恵比寿の石像が据えられています。
だいぶ風化が進んでいますね。
参拝を終えて
神明社の二の鳥居の脇に、三基据えらえた常夜燈?みたいな物が据えられていました。
これは一体なんの施設なんでしょうかね・・・。
まだまだ知らない事だらけです。
次の目的地は
片名の神明社を後にして、次は師崎にある「白翁山 神護寺」を目指します。知多四国霊場の札所ではないのですが、道中に膝の神様と書かれた幟がはためき、看板もあったので、よく膝痛になる自分にとっては何となく行かねばと思い立ち寄っていく事にしました。