寺院情報
寺院名 | 神光山 成願寺 |
所在地 | 愛知県南知多郡南知多町大字片名字稗田九番地 |
御本尊 | 阿弥陀如来 |
宗 派 | 曹洞宗 |
創 建 | 不詳 |
札 所 | 知多四国霊場 三十五番札所 南知多観音霊場 十一番札所 |
御朱印 | 〇 |
H P | 〇 |
参拝日:2018年9月26日
神光山 成願寺公式ホームページのご紹介
http://www.joganji.com/index.html
知多新四国霊場公式ホームページのご紹介
http://chita88.jp/
沿革・由緒
創建年代などは不詳ですが、元々は天台宗の寺院であったと伝えられています。弘法大師が弘仁五年(814年)に知多半島に上陸された時、片名に悪病がはやって当寺を訪れた大師様は厄除の方を修法なさって「この門をよけて通れよ風の神とおりに姿のあらん限りは:との歌を詠まれて悪病除けをなさったといいます。
こうしだ大師の霊跡に別堂の修行大師を祀り、時代が過ぎ元和元年(1615年)笑山禅師はこの霊跡の荒廃を惜しまれ。堂宇を再建開山されて曹洞宗に改宗されました。
「知多四国めぐり」より
知多四国霊場を行く
大井五カ寺の参拝を終え、大井を後にして、片名にある「神光山 成願寺」を目指します。知多半島の先端は大井、片名、師崎、小浜、豊浜と入江毎に漁村があり、その集落ごとに札所があるようです。
成願寺に向かう道は非常にわかりにくいのですが、上記ストリートビューに移っている国道から分岐している小さな路地を右折して入っていきます。正直狭いですので、え?ここはいるの?って思ってしまうかもしれませんね。
国道を反対から走ってくると、この交差点の角に札所を示す石柱が立っているのがわかると思うのですが・・・・普通車で走っていると気付かないかなあ。
管理人が行く知多四国霊場巡礼の旅
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参拝記
国道247号線の三河湾側を南下していくと、高層マンションが海の先端にそびえる様に建っている景色をずっと見ながら進んできていると思います。その高層マンションがこの片名からほど近くにあるチッタナポリの高層マンションになります。
知多半島を車で走る時、自分的に、南欧風のリゾートマンションを一つの目印にして走ってしまいます。「チッタナポリのマンションが近くに見えてきたから師崎までもう少しだな。」みたいな感じですかね。
境内入口
ここ成願寺の東隣には村社神明社が鎮座しています。この神明社には、成願寺参拝後に立ち寄ってみることにします。
国道から成願寺までの道は非常に狭いですが、成願寺の駐車場は非常に余裕があるので助かりますね。
山門
袖壁が設けられた四脚門の山門です。幕が掲げられているだけでガラッと感じが変わりますね。
手水舎・水盤
瓦葺木造四本柱タイプの手水舎なんですが、四本の柱それぞれ転び角が付いていて四方転びという柱の形状になります。さらに三方に格子の木枠をはめられていています。柱の根元には地震の際に飛び跳ねる事を防ぐためにアンカボルトが取り付けられていますね。形状的に、地震に強そうな手水舎な印象です。
水盤は自然石の物を使用していて、玅甘美と彫られています。もしかしたら美甘玅?さてどういった意味なんですかね・・・。
本堂
入母屋造瓦葺平入の向拝の設けられた本堂になります。
中央には、本尊の阿弥陀如来が安置されていて、本尊の右側(向かって右側)に弘法大師像が安置されています。
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
修行大師堂
本堂の右側(向かって左側)にある修行大師像を祀る大師堂になります。
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
この修行大師像が置かれている隣には
どういう繋がりなのかわかりませんが聖徳太子像が据えられています。
円空仏
ここ成願寺には南知多町指定文化財になっている円空仏が安置されているそうです。円空仏を拝観したい場合は、事前に予約が必要なんだそうで、残念ながら拝観することはできませんでした。
南知多町には、円空仏が三寺三体現存しているそうで、それぞれの寺院が提携して「南知多円空三佛霊場会」という霊場を平成二十六年に開創したそうです。納経帳はありませんが、御朱印帳に手書き朱印を頂ける様です。
http://www.enkuu3.com/index.html
「南知多円空三佛霊場会」も霊場一覧に加えていこうと思います。
役行者堂
境内の中央部分に役行者像が安置されている行者堂があります。
ここ成願寺には、他にも「思惟観音」と呼ばせる石像観音が祀られているそうなのですが、今回参拝した時には気付きませんでした。
御朱印
参拝を終えて
当ブログでもたまに登場する円空仏を祀っている寺院になります。なにやら円空仏の全国分布を調べると愛知県が異様に多い様で、円空仏県とでもいった感じなんだそうです。円空仏を対象した霊場も開創されたそうで、是非次は合わせて巡ってみたいと思います。
次の目的地は
三十五番札所「成願寺」の参拝を終え、次は、隣に鎮座する「神明社」を参拝していこうと思います。